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【J2:第42節 栃木 vs 長崎】プレビュー:クラブスローガンの「挑戦」に相応しい最終戦。栃木は今季初の3連勝を懸け、過去3戦2分1敗の長崎に挑む。(14.11.23)

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阪倉体制1年目の集大成に相応しい場が整った。今季最終戦には、今季初の3連勝が懸かる。今季の栃木のクラブスローガンである「挑戦」が、図ったかのようにピッタリと当てはまる。有終の美を飾るために西川優大は意欲満々だ。
「3連勝して終われたら大きいし、次(来季)につながる。ホーム負けなしも継続できたらいい」
それほど強いスポットライトは当たっていないが、ただいま栃木はホーム7戦無敗を誇る。長崎とは過去3度対戦して2分1敗。勝ち切れない相手から勝利をもぎ取り、最高のフィナーレを迎えられるか。

「後半はボランチラインでセカンドボールが拾えたことで、前に行けたのは大きかった」(西川)
リーグ後半戦初の連勝を初の逆転勝利で収めた、前節・水戸との“北関東ダービー”。その勝因として西川は、セカンドボール争奪戦の勝敗を挙げた。風、ピッチコンディションの影響をもろに受けた前半は思うに任せなかったが、後半は逆にそれらを味方に付けながら試合を運び、PK失敗で勢いが萎んだ水戸を退けた。今節の長崎戦でも、ボランチラインでセカンドボールを拾えるかが、勝敗を左右することになるだろう。長崎は「前線に大きい選手がいるので、単純にアバウトなボールを蹴ってくる」(大久保哲哉)公算が高いからだ。ロングボールを放り込まれてもラインを下げずに弾き返し、セカンドボールを粘り強く回収して、シーズン当初から磨き上げてきたショートカウンターに結び付けたい。

先週の水戸戦では試合を引っ繰り返せたが、そう何度も同じ展開に持ち込めるほど栃木に地力は備わっていない。それだけに、「自分たちが先に点を取れたら良い」とは、J2歴代最多得点記録に並んだ大久保。3バックの相手が先制すれば、自ずと5バック気味になり、使えるスペースは限られ拙攻を繰り返すことになる。先行逃げ切りのパターンを得意とする高木琢也監督が率いるチームは、その様相がより一層濃い。阪倉裕二監督は就任当初から一貫して、攻守両面でアグレッシブさを追求してきた。開幕からここまでで、どれだけ成長できたのか。今季最高のダイナミズムとアグレッシブさを打ち出し、エキサイティングな試合を提供できるかが問われる。

一方、前節は京都に敗れた長崎。その敗因は、攻撃の形を見出せなかったことにある。クロス数はリーグ屈指だが、自分たちの得意なサイド攻撃を繰り出す機会は数えるほどだった。栃木は長崎の両ウイングバックが高い位置に張り出すことを警戒している。となれば、相手に手の内が知られていても、それを上回れるかがポイントになるだろう。前節の栃木はサイドを破られて先制点を献上している。そこを突かない手はない。ロングボールが主体になるだろうが、そこにシュートパスを織り交ぜ、外からの攻略を図りたいところだ。最終盤に連敗を喫し、同じ勝点52で並ぶ栃木に追い抜かれないためにも。

長崎戦は今季最終戦となるが、それは来季への第一歩でもある。最終戦で結果に内容が伴う試合ができれば、「来季も継続して応援しよう」「またスタジアムに足を運ぼう」と、ファン・サポーターに思ってもらえる。阪倉監督がアグレッシブさと同様に重んじてきたのは、「感謝」の二文字。それは財政難や雪で覆われたグラウンドの除雪作業など、様々なサポートに対する嘘偽りのない思いだ。来季もクラブの存続が決まり、条件次第ではJ1への階段をのぼれることにもなった。クラブ消滅の危機的状況から一転、射しこんだ希望の光をさらに強めるためにも、期待値を増幅させるためにも、この最終戦は勝つしかない。

以上

2014.11.22 Reported by 大塚秀毅
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