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【J2:第41節 千葉 vs 富山】安間貴義監督(富山)記者会見コメント(14.11.15)

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●安間貴義監督(富山):
「本当にいつも通り選手がよくやり、相手を知り、対応し、最後までやってくれたんじゃないかと思います。ただ、いいゲームをするんですけども、最後の結末もスペシャルな選手が来て終わらせられてしまうというような悔しいものを繰り返しながら、今シーズンが終わってしまったんですが、その中でも今日、森泰次郎を使ったんですが、強化部長の竹林さんと富山県出身のいい選手を作りたという話で時間をかけて育ててきました。そして今シーズン、彼の意思もあって佐川印刷に期限付き移籍しました。個人的には使いたい選手だったんですが、彼の成長を見ようと決断して出したわけなんですけど、帰ってきて最初はスピードに慣れていなかったんですが、対応できるようになり、今日出してみて、あのような素晴らしいパスを出し、立派にプレーできたことは(富山が)J3に落ちるんですが、1つの財産なのかなと思います。そういうものを1つでも多く作り、もう一度この舞台で戦えるようにやっていけたら、このクラブはまた良くなるのかなとは思います。
とはいえ、あと1試合なので、J3降格が決まっても本当にあのように来場していただき、後押ししてくれるサポーターの方がいるので、いい試合をして負けるのではなく、とにかく勝って閉めたいなとは思います」

Q:森選手について、今日のプレーの中で成長したところをもっと見出されたかと思います。もう少し教えてください。
「入ってきた頃は高校を出たてで、まず厳しさがないというか井の中の蛙というか、そういう感じだったんですけど、試合にまだ出してはいけないようなレベルでも使いながら、出してみてリアリティのある体験をさせて、じゃあ、どうだったのかなと繰り返しながらやってきました。その中で、言われてからでないと動かなかった選手が、先ほど言ったように竹林さんに『このままでは甘さが抜けないから、自分から社会人チームに行きたい』と課題を指摘してきて、働きながらサッカーをして、どれだけプロでやれることが素晴らしいことかというのを実体験して帰ってきました。それで、顔色も変わって、いい顔でトレーニングしてくれていたので、本当にこのチームで最後までポジション争いをしていて、今日メンバーが代わりましたけど、今シーズンは4人抜かれているんですけど、こうやって本当に誰が出てもしっかりとしたゲームができるので、必要なことを必要なだけできるようになっているんじゃないかと思います。そしてゲーム体力もついていますし、もともと技術はある選手なので、使う場所をしっかりとジャッジできたのかなと思います。ただ、まだ1回だけではなく続けていかないと変わらないですし、本当に先ほど言ったように富山県出身の選手を作ろうとしてやってきました」

Q:4月に千葉と対戦した時はホームで1−1でした。千葉が関塚隆監督になってからの初対戦ですが、千葉に変わったところを感じられますか。
「まず、大きいところで言ったら強くなったなとは思います。(以前は)たぶん1点取られたらもっとドタバタして、慌てる場面ではないのに無理してきて、もう一回、2点、3点と狙えるチャンスは、実際には取れなかったんですけども、そういう場面はできたと思います。でも、(今は)しっかり時間を考えながら嫌なことをしっかりされてきたので、すごく落ち着いてゲームを進めているなというのは感じます。そして、何よりも(ボールを)失った瞬間の切り替えなんかもすごく速くなってくるので、奪ったとしても、例えば今日も前半奪っても相手ボールになってしまうケースがたくさんあって、一発目でファーストディフェンダーが決まるので守備の起点が決まっているから、次の選手が来やすいですし、それで高いラインを保ててコンパクトになっているのかなとは思います。それがすぐ攻撃につながってパス(のボール)もどんどん動いていますし、ただ、昔は後ろで回しているだけだったんですけど、(町田)也真人くん含めてそのサイドはすごく小気味いいパスからチャンスを作ってゴールを奪っているのも今日も映像を流して見せました。仕掛けるパスが増えて来たなというのは感じます。それは相手にとったらすごく脅威です。それで、言ってしまうと今日のヘディングではないですけど、また武器なので。僕らみたいなチームはどっちかを防ぐとどっちかが空いてしまうので、すごくいろんな手があるというのは嫌でしたね」

Q:千葉が前半からわりとミドルレンジからでも隙あらばどんどんシュートを打ってきました。それほど危ないシュートはなかったですけど、あれが結局のところボディブローのような形で何かしら富山に影響を与えた部分はありましたか。
「いや、僕らはハーフタイムに、ペナルティエリアに侵入させていないですし、エリア内で打たれているシュートはないと言って、そこに対しては正直、嫌なものはなかったです。だけど、それをすることによって今度は当ててくるのが想像つくので、それに対して戦えるだけの高さが揃っているかといったらなかなか揃っていないところもあるので、彼(ケンペス選手)が出てくるタイミングが思った以上に早かったのが嫌でしたね」

以上
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