●北野誠監督(讃岐):
「ありがとうございました。結果としては残念なものとなりましたが、全くネガティブな気持ちにはなっていません。今日の大分との戦いが全てでは無く、1年間通しての結果なのでそれはしっかり受け入れ、22位ではなかった。21位になれたという思いで、最後の千葉戦に向けてしっかり照準を合わせ気持ちも切り替え、入れ替え戦に2年連続臨みたいと思います」
Q:ハーフタイムに行った指示と、失点したシーンについて。
「ハーフタイムには『0−0じゃダメ、1点取って勝たないといけない』という話をしました。だから、もっともっとパワーを持って行かないといけないと。失点の場面はパワープレイに出て、フリーキックからのカウンターだったのでこれはもうしょうがないし、ミスとは思わない。うちの状況としては点を取りに行かないといけないと、割り切って行ったので、まぁ仕方ないと。これを攻められるのであれば僕の作戦ミスだと思います」
Q:後半に木島選手を投入し3トップにして、そこで点を取りに行くという点が勝負の采配だったと思いますが、そこで点を取れず逆に失点したという結果に終わったが。
「本当に選手は今日の試合だけではなく、今までも頑張ってくれていたしそこで点を取れなかったというのは、致し方ないというか・・・。今シーズンの中ではそういうチャンスは作れているけど入らない。逆に、そんなのが入っちゃうの?というのが決まったりと、その流れが今日の勝負の分かれ目だったのかなと思います」
Q:千葉との最終戦や入れ替え戦に向けて、しっかり決め切るというのが求められると思うが、その点をどのように修正していくのか?
「決めるか決めないかというのは、みんな決めたいと思うしその時の運もあるでしょうけど、気持ちの部分が一番大切かなと思います。試合が終わってから選手に言ったのは、『お前ら見てみろ、ヴェルディは引き分けだったよ。喜んで帰って来てもここで落ち込むんだったら、先に落ち込んで良かったな』と話しをして、そしたらみんなも次、次と切り替えていて、ロッカーの中では普段通りの明るい雰囲気だったので、また次の千葉戦に臨めると思います」
Q:後半に藤井(航)やGKの瀬口も上げて点を取りに行く戦いを見せていたが?
「あれは我々のサッカーでは無いと思います。今日は2つ選択肢がありました。あのままシステムを変えずにずっと行けば0−0で終わらせることは可能でしたが、うちは点を取りに行かなければいけない。あの場面は、大分のパワーが1つ上がって、先に1点取られてからシステムを変えるよりも、先にうちが動いてパワーを使った方が良いという選択をしました。それでチャンスは作れたのですが、決めきれずに逆にカウンターを受けてしまった。本当にあれはうちのサッカーでは無くて、次の千葉戦だったり、入れ替え戦にはああいうサッカーにならないように、PKでもなんでもいいので無失点で抑えて勝てば良いと思います」
Q:無失点に抑えるとあったが、今後の意識付けやトレーニングでの取り組みなどについて。
「まず、あれ(藤井や瀬口を上げさせた)はうちのサッカーでは無いという事を選手に伝えないといけないですし、あれはスクランブルの必ず点を取らないといけないというサッカーだった。ゼロで(相手を)抑えられていたら、ああいうサッカーをしなくて良かった。やはりリスクを負わないようなサッカーを後半からは続けて来たのですが、今日それを破ってあのようなサッカーをした。で、やはり点を取られる。点を取れずに点を取られる、それはうちのサッカーでは無いと選手たちに伝えたいです」
以上
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