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【J2:第40節 北九州 vs 湘南】柱谷幸一監督(北九州)記者会見コメント(14.11.09)

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●柱谷幸一監督(北九州):
「天気の悪い中、サポーターの皆さんやファンの皆さんにたくさん来ていたただきありがとうございました。残念ながら、勝ちたかったんですが結果を出すことができませんでした。最後の3失点は監督である自分の責任だったと思います。全体の流れでいくと自分たちが勝ちゲームにできる流れを選手たちがずっと作ってくれていて、後半10分過ぎから自分たちがペースを掴み始めて、(新井)純平とイケ(池元友樹)のポストのシュート。あのあたりで1点取って、最後、当然攻撃を受けるでしょうけれど、そこで自分たちがしっかり守備をして逃げ切るという流れが自分たちが勝点3取れるゲームの流れだったと思います。先に失点して残りの10分15分は下村(東美)が足が攣っていたこともあったので、そこで人を前に入れたことで後ろのバランスが崩れて、その後も前の選手を連続して入れていったので、どうしても守備のほうはバランスを崩すことになって失点を重ねてしまいました。その失点は自分がその采配したので自分の責任だと思います。選手たちは諦めずに最後まで点を取る意欲を捨てずにやってくれたと思います。ただそういう相手に対して追加点を取ってくる湘南は力のあるチームだと感じることはできました。ただ自分たちも勝つゲームに持つだけの力はあったんじゃないかなと思います。残り2試合あるのでアウェイ2試合続きますが、しっかり戦って、勝点を持って帰れるようにみんなでいい準備をしたいなと思っています」

Q:渡大生選手の先発起用の意図は?
「(原)一樹が内転筋の違和感があってそれは前のゲームでもあったんですが、ちょっと悪くなったので今週はスタートから別メニューだったですから、渡を週の最初からイケ(池元友樹)と組ませてプレーしていたので、ひとつはそういうコンディション的な部分で渡をスタートから入れました」

Q:失点は右サイドからだったが、サイドに対する策は?
「相手に右から攻撃される回数は多かったかもしれないですが、逆にあの時間、ちょうど後半の10分過ぎくらいから逆にうちが左から攻める形が非常に多かったので、守備の部分はありましたが、(内藤)洋平と(冨士)祐樹の攻撃力のところに期待して、相手の攻撃よりも自分たちの攻撃のほうを考えてそのままずっと続けて出しました」

Q:この質問を繰り返すべきではないかもしれないが、J1ライセンスがない中で残り2試合で3位を目指すということについての思いは?
「今シーズンは昨年の数字を全て上回ろうとみんなで言ってスタートして、去年は15位でしたから今の4位というのは非常に良くこの順位にいるなというのはありますが、ただ、1、2位が自動昇格で、3、4、5、6位はプレーオフをやるというルールができたのが2年前。現実的に42試合戦って3位にいるといことは3番目に強い証明になるし、自分たちがピッチ上での条件で言うともうそれはJ1に行けるという、そういう評価を受けるべきだと思うので、選手たちには4位と3位は全然違うと言って、今日の試合もそうですが、残り2試合もそういう意味で3位を狙いたいなと思います」

Q:選手たちのモチベーションを持続させるために意識している点は?
「一人一人が自分の限界を決めないで上手くなりたいという思いを持つということと、毎試合毎試合自分たちのゲームを振り返って課題を見せて、いい部分ももちろん見せますが、一人一人がそういう高い向上心を持ってやると言うことが、昇格うんぬんではなくて自分がうまくなりたい、勝ちたいという思いに繋がっているんじゃないかなと思います。我々のチームに来る選手たちは前のチームで出場機会の少ない選手たちだったので、彼らがゲームに出たい上手くなりたいという気持ちは強いと思うので、そういう部分をコーチたちもそうですが引き出しているというのが順位に繋がっているのかなと思います」

Q:上がれないと分かった上での今シーズンは振り返ってどうだったか?
「我々の強化費というのは22チーム中19番目なんですね。その中で自分たちがここまでやれたというのは、一人一人が高いモチベーションを持ってやったということと、そういうチームでも上に行けるんだということを証明できたと思うんですね。実際に契約社会の中で生きているので、(ライセンスが得られる見通しの)2017年、2016年というところは2年先、3年先なので、クラブ全体としてはそこを目指して準備してやらないといけないが、選手や我々は目の前のシーズンを戦って、その次のシーズンはもちろんチームに残るというのもあるがさらにステップアップするというモチベーションでやってきている。どうなるかは分からないですが、来季ギラヴァンツでプレーする選手たちも同じような気持ちでおそらくやってくれると思うので、全く2015年にライセンスがないことがモチベーションの低下には繋がらないと思います」

Q:ホーム最終戦だったが今季の本城の雰囲気はどうだったか?
「ホームでの勝率が良かったので、やっぱり見に来ていただいた人たちにすごく喜んでもらえたことが実感できて、ホームでは勝たないといけないという思いが強くなりました。マッチデースポンサーになってくれている企業の皆さんや、もちろん他のスポンサー企業の皆さんにも非常に喜んでもらえているので、ホームで勝てたのは良かったなと。逆転勝ちがホーム、アウェイを問わず7試合できているので、ドラマチックな勝ち方もできたので非常に喜んでもらえたんじゃないかなと思います」

Q:印象に残っている試合はあるか?
「試合はそれぞれあるが、印象に残っているゴールで言うと後半戦はアウェイの千葉に行った時のイケ(池元友樹)が決めた3点目。右サイド押し込んで取られるんですがそこで取り返してイケが決めたゴールと、ここ(本城)でやった長崎との2点目。星原(健太)がペナルティエリアからドリブルで持ち出して小手川(宏基)が約60メートルか70メートル、ランニングして決めたゴール。我々らしいゴールでしたしあれで逆転勝ちできたので、そのゴールは印象に残っています」

Q:湘南との差異はどこにあったのか?
「サッカーというのはいろいろなスタイルや方向性があると思います。ベルマーレはシステムが我々と違う。(湘南は)3−4−3で、我々は4−4−2でやりますし、彼らはどちらかというとマンツーマンに近い形でやるが我々はゾーンでやる。どちらかというと縦に速いボールをどんどん入れて縦パスに対して3人目、4人目が絡んでくるようなサッカーのスタイルだが、我々はいい守備からボールを動かすのとカウンターを狙う。それぞれにスタイルがあるので、我々は今シーズンは自分たちのスタイルで違うスタイルの相手にも戦っていこうと。相手にマッチアップせずに自分たちの戦い方でやってきたので、この戦い方で湘南に対して勝てるようになっていかないといけないですし、湘南の良さは学ばなければいけませんが、我々が湘南のスタイルを目指すということとイコールではないと思っています。今の自分たちのスタイルをもっとレベルアップさせていって、自分たちのスタイルで勝てるようにしたいなと思います」

以上
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