本文へ移動

今日の試合速報

夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!

J’s GOALニュース

一覧へ

【COPA COCA-COLA JAPAN2014レポート】和やかにさわやかに楽しんだ、最後の一戦!優勝決定戦は、両チーム譲らずスコアレスドローで決着(14.11.04)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

表彰式で、両チームのキャプテンがトロフィーを掲げる

中学生であれば、男女、サッカー経験の有無を問わず参加できる「COPA COCA-COLA JAPAN2014」。8月9日〜25日までの地区予選、9月13・14日の各地区代表チームが2グループに分かれてのリーグ戦を繰り広げた静岡・御殿場でのCOPA CAMPを経て、11月3日・文化の日に、優勝決定戦が行われた。
会場となったのは日産スタジアム。この日はJ1リーグ戦第31節、横浜FMvs浦和の開催日で、その前座試合として勝ち上がった2チームの試合が組み込まれ、カップウィナーを決める最高の舞台が用意されていた。

ファイナルへの切符を見事掴んだ2チームは、仙台地区代表の岩出山・古川黎明中学校(宮城県大崎市)と横浜地区代表のピオーズ(千葉県柏市)。前者は2年前、部員が足りず、2校の合同チームで県の1年生大会に臨んで以来、2年ぶりに再結成されたチームになる。
一方のピオーズは風早中学校サッカー部を引退したばかりの3年生を中心に、「授業中に声をかけられ、楽しそうだから参加しました」という野球部の庄司良太選手と、主将・柳橋海太選手と小学生時代のチームメイトで今は別の中学校に通う田村大地選手を加えたチームで臨んだ。

決戦を前にした日産スタジアム内の室内練習場では、大会アンバサダー北澤豪氏・中山雅史氏よりユニフォームが贈呈された。両氏は各地区予選や1泊2日で実施されたCOPA CAMPで実際に選手たちのプレーを見たり、COPA CAMPの夜のレクリエーションなどで選手たちと触れ合ったこともあり、選手一人ひとりに直接ユニフォームを手渡す際にガッチリと握手し、さらに選手それぞれに「キミのパスが鍵を握るね。頑張って!」などと声を掛けていく。これには選手たちも感激した様子。
…と、中山氏がある選手を見つけ、突然大きな声で「親方〜!」。これには、両チームの選手、関係者からどっと笑いが起こり、一気に和やかな雰囲気が漂う。
中山氏に呼ばれたのは岩出山・古川黎明中の大沼勇士選手。「親方」とはCOPA CAMPの際に中山氏が命名したニックネームで、巨漢ながら照れ屋で愛嬌ある大沼選手はチームのムードメーカーだ。「親方」と呼ばれるようになってからは、「他のチームの選手からも声を掛けられるようになりました(笑)」(大沼選手)という大会のマスコット的な存在に…。
ただ、これまでは控え選手だった彼が、今回はレギュラーとして出場することになった。なぜなら、練習試合で菅原晨選手が鎖骨骨折したため、残るメンバーは11人ジャストしかいないからだ。

キックオフは15:00。この後に行われるJ1リーグ戦さながらに選手たちが入場。横浜FMと浦和のサポーターも見つめるピッチで集合写真を撮影する。そして、ついに決勝戦が始まった。

15分ハーフの前半、序盤に攻め込んだのはピオーズ。MF柳橋選手のゲームメイク、「風早中のロッベン」FW野口玲選手の俊足が光る。それに対し、岩出山・古川黎明中はキャプテンDF高橋輝選手を中心とした堅守で対抗し、徐々に反撃開始。12分、左サイドアタッカー狩野寛和選手が右ポスト直撃のシュートを放つ。
そして会場がどよめいたのが、13分のシーン。右サイドに位置した親方こと大沼選手が落ち着いて左へパスを展開。これがフリーの狩野選手に繋がるナイスパスになったのだ。しかし、狩野選手はペナルティエリア内に侵入するも、ピオーズGK山崎郁海選手の勇気ある飛び出しに阻まれ得点には結びつかず。

後半に入っても再三チャンスを作ったのは岩出山・古川黎明中だったが、ピオーズはGK山崎選手の懸命なセーブの連続で失点を免れた。そして前後半計30分の試合は、あっという間に終了。スコアレスドローで両チーム同時優勝となり、タッチライン脇から見守った父兄や学校の後輩、そしてスタンドのサポーターから温かい拍手が送られた。

決勝で勝ちきれずに悔しそうな表情を見せていた両チームの選手たちも、表彰式では笑顔に変わっていた。これで今年の大会は終幕。
「最初は大きなスタジアムを見て緊張したけど、試合を楽しむことができました。中山さん、北澤さんとも仲良くしてもらったのもいい思い出になりました!」(ピオーズ柳橋選手)
「COPA COCA-COLA」は、コカ・コーラがサポートする「AHL(Active Healthy Living)=活動的/健康的な生活習慣」を、体も心も大人になっていく中学生の年代でサッカーを通して普及していくことが目的の1つ。参加した選手たちは、大会を通して、たくさんの忘れられない思い出も心に刻んでくれたに違いない。


以上

2014.11.04 Reported by 小林智明(インサイド)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/07/22(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田Jリーグ全ゴールまとめ【0720-0721】