●渋谷洋樹監督（大宮）：

「選手たちは最後まで粘り強く闘ってくれて、勝点1を獲得してくれたことに感謝したい。また、サポーターも約300人、広島までやってきて熱い声援を送ってくれた。そのサポーターに勝点1しか届けられなくて、申し訳なく思っています。
今日はメンバーも変え、守備からしっかりと入ろうと意識して、前半からしっかりと闘えていた。オウンゴールもいい守備があってこその結果だと思っています。後半は、相手もオーガナイズを変え、前に前にと出てきていた。最後の局面では身体を張って守っていましたが、5-4-1にシステムを変更して同点に追いつかれたことは、私自身悔やしく思っています。
ただ、神戸戦でも逆転され、横浜FM戦でも最後の最後に失点して負けてしまったことを考えれば、（広島戦で）粘って勝点1を取れたことは残留に向けて絶対にプラスになる。最後の3戦にこの勝点1をつなげていきたい」

Q：攻め込まれることは想定内だったと思いますが、あそこまで一方的に押し込まれることは想定していましたか？
「まず、前半はサイドにボールを運べなかったことが攻撃を難しくしたと思います。また、ボールを持っている時にもいい立ち位置が取れていなかった。プレッシャーを受けていた。中断明けの広島はある程度守備をベースに戦いを構築しているし、我々は連敗中。なので、プレスをかけて前からボールを取りに行くというよりも、落ち着いて守備をすることを考えていました。予定どおりでした。
ただ後半、あれほどボールがゴール前を横切っていれば、どこかで1点は入ってしまうもの。それを防ぐためにシステムを変えたんですが、その後に失点してしまったことが残念です」

Q：連敗をしていたことによって、守備をベースに考えた？
「そうですね。広島には守備からカウンターが利くと思っていたので」

Q：福田俊介選手を投入したのは？
「はい。皆川佑介選手が入ってきたので、彼を投入しました。佐藤寿人選手のままだったら、違った判断になったと思います」

Q：甲府・清水が勝ち、仙台が引き分けた。J1残留に向けて厳しさが増していますが。
「前々節の横浜FM戦は、勝点を取るべき試合でした。勝点1でも積み重ねていけば、どこかでプラスになっていく。私も残留争いの経験はある。点を取りに行って、失点して、勝点ゼロに終わってしまったら、上とも差が離れてしまって闘う意識にも影響する。この勝点1を奪えた意味は大きくて、残留に向けて闘いやすくなった。上のチームと1勝差の範囲であれば、得失点差もあるけれど、勝てば上にいける確率が高くなる。大きな勝点1だと考えます」

Q：前節の先発メンバー交代の理由は？
「コンディションです」

以上