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【J2:第39節 愛媛 vs 長崎】プレビュー:1つひとつのプレー、そして結果にこだわる終盤戦。愛媛はアウェイでの借りを返し、長崎を追い越せるか。(14.11.01)

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愛媛にとって、ホームゲームは今節を含めて残り2試合。ここまで愛媛はホームで7勝4分8敗、まだ勝ち越すこともできる。そのためには、まず今節の長崎戦で勝つことが大前提だ。また、長崎は現在13位だが、17位の愛媛との勝点差はわずかに3。そして得失点差も長崎が+2で愛媛が+1。今節の結果次第では、順位を追い越すこともできる。1つでも上の順位にたどり着くためにも、結果にこだわりたい試合だ。

さらに、長崎は前期のアウェイで苦い経験をさせられた相手でもある。74分に渡辺亮太のゴールで先制しながら、88分に石神直哉、アディショナルタイムに東浩史の恩返しゴールで逆転を許した。今季はこの試合を端緒に同じような試合運びを何度も繰り返してしまい、上位が遠ざかった。それでもリーグ終盤にはなんとか持ち直し、前節の東京V戦のようにリードを許しても追いつき、その前の讃岐戦や横浜FC戦では追いつかれても振り切る戦い方ができるようになった。その点に関しては、キャプテン吉村圭司も「粘い強い戦いができるようになってきた。大事な所で粘り強さが出てきたのは少しずつチームに力がついてきたからだと思う」と前向きにとらえる。今節はボランチの渡邊一仁が出場停止となるが、吉村が怪我から復帰したこと自体も愛媛にとってはプラスの材料。ベテランがピッチの上で影響力を発揮することで、チームをさらに前進させたいところだ。

というのも、今節は中盤での争いが鍵を握ることになるからでもある。その1つは、ロングボールに対する対応。ここのところ、長崎はロングボールを入れる場面も多い。林堂眞は「蹴ってくるだけでなくセカンドボールも拾ってくるので、そこにも注意しなければ」と警戒するが、愛媛の選手たちが強調するのはセカンドボールの重要性だ。そして2つ目としては、奪った後のボール運び。前節はなかなかスイッチが入らず、運動量も少なかったことで攻撃の迫力を欠いた。石丸清隆監督は「(吉村)ケイジが戻ってくれば、落ち着いてボールを動かせるし、前の動き出しもしやすくなる」と期待を寄せるが、吉村本人も「チームにはまだ足りないところもあるけど、自分が入ることでプラスになる仕事をしたいと思う。(ボランチでコンビを組む原川)力にも攻撃に絡ませたり、自分がそこを引き出したいし、もちろんチャンスがあれば自分も攻撃に絡みたい」と意欲を見せる。
また、長崎にはロングボールを使った高さがあれば、東浩史のように足元でアクセントをつけられる選手もいる。その点においても、相手の出方に対応できるかどうかも重要で、やはりキャプテンに期待するところは大きくなる。

ただ、もちろん愛媛のよさが出るのは前線から連動して守り、全員が汗をかける時。誰か1人というわけではなく、全員でゴールを目指す。そうやって、今季の間に力をつけた前線の3人にバトンを渡すことができるか。冒頭ではチームの勝敗について触れたが、さらにつけ加えるとあと1勝で昨季の勝ち星に並ぶ。そして得点数では既に昨季を上回っており、失点数では残り4試合で3失点以内に抑えることができれば昨季の失点以下にできる。1つひとつのプレーにこだわり、成長を結果で表すことができるか。そこは間違いなく、来季にもつながる重要な要素になるだろう。

以上

2014.10.31 Reported by 近藤義博
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