●マッシモフィッカデンティ監督(F東京):
「彼らにとっても自分たちにとっても難しい試合だったと思います。お互いに勝利がほしい試合だったので。苦しい時間帯にも最後まで勝利を信じた。気持ちの面でも本当にすばらしかった。相手も本当にすばらしいチームでした。結果が示しているとおり、2連覇中のディフェンディングチャンピオンですから。今年は苦労している感はあるが、クオリティに関しては議論の余地はないと思っています。そういう相手に勝利にふさわしい内容だったと思います。最初から純粋な3トップで臨む戦術もはまった。フィジカル面でキープできている時間帯はたくさんのチャンスもつくることができた。後半フォーメーションを変えた後も、2点目をとることもできたし、守備も最後まで耐えることができたと思います」
Q:カニーニ選手はどの程度のコンディションでどういったプレーを期待していますか?
「まだコンディションが完璧でないことは明らかです。2カ月半ほどストップしていたから。まだまだ伸びしろはある。2回ほど権田(修一)選手のすばらしいセーブもあったが、大宮戦に続いて今日も最後までモリゲ(森重真人)と良いコンビネーションでよくやってくれたと思います。ほかの選手たちとも良い形で動いていた。もう少し時間は掛かる。まだまだカリアリ(イタリア)時代の彼には遠い。非常に真面目な青年ですし、努力を続けている。3カ月ほど苦しい時期も耐えて練習に取り組んでいた。まだまだ良くなっていくと思います。吉本(一謙)選手も良いプレーをしていましたが、ディフェンスをシンプルに完成させてほしいという思いで彼を起用しました。今日の相手は、中盤のクオリティの高いチームですし、前線にも(佐藤)寿人がいます。今日の内容は、守備の意識も持っていましたし、しっかりとボールもつなぐことができていた。彼の場合は、プレーをするたびにどんどん内容が上がっていくと思います」
以上
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