●村田和哉選手（清水）：
「本当に厳しい戦いの中で勝点３を奪えたということは、本当に心から良かったと思います」

Ｑ：同点という状況で残り５分。どんな気持ちでピッチに入りましたか？
「けっこう冷静やったんですけど、昨日の夜からワンチャンスをものにするイメージを作っていたので、本当にイメージ通りにやったというだけですね」

Ｑ：決勝点をアシストした場面では、１度フェイントを入れて、冷静に中を見てから入れましたね。
「そうですね。１回目のタイミングやったらたぶん取られると思ったので。道が見えたという感じで、本当に良い形でノヴァコヴィッチも決めてくれたので良かったと思います。終了間際に決められて、本当にみんなが喜んでいる姿を実感できて、それがいちばん良かったと思います」

Ｑ：すぐ日曜日にまた広島戦があります。
「次もホームなので、本当にたくさんのお客さんに来てもらって、みんなで団結してやっていきたいですし、選手だけじゃなくて、エスパルスに関わるみんながひとつになれば、必ず残留できると思いますし、残留というひとつの目標に向かって、本当に人生を賭けて戦っていきたいです。
今日もこんな雨の中で平日のゲームにかかわらず、８千人以上サポーターが来てくれたのは本当にありがたいことやし、目に見えへんところで横断幕を書いたり、寄せ書きをしたりしてくれているサポーターがいるというのは僕らにとって本当に心強いので、その人たちの喜んでいる顔を見たいという一心でプレーした結果が、今日はこれやったから本当に良かったです。
それに今日は地上波での放送があるって知ってたし（笑）、静岡県民がみんな観ていると思っていたから、ここでエスパルスすごいやんとなったら、県民が力を貸してくれるかなと思って。何としても勝ちたかったし、自分がチャンスを作ってやろうと思ってました」


●石毛秀樹選手（清水）：
「最後あの時間帯で点が取れたというのは、チームが本当にひとつになっている証拠だなと感じましたし、自分はベンチに下がっちゃってましたけど、素直に本当にうれしかったです」

Ｑ：ご自身の得点シーンについては？
「自分がＧＫの前からファーに流れるというのは練習からやっていた形だったので、ヒラさん（平岡康裕）がうまくあそこで触ってくれて流れてきたので、本当に触るだけでした。練習通りの形ができて良かったと思います。
セレッソ戦で点を取って、その後の２試合もすごくチャンスがありましたけど点を決められなかったし、この前のマリノス戦も決めていれば引き分けで終われていた試合を決めきれなくて、みんなに申し訳ない気持ちでいっぱいだったので、ゴールを決めてみんなを楽にさせるような活躍をしたいと思っていて、そういう中で点が取れたのは良かったです」

Ｑ：今日の試合内容に対する感触は？
「自分とミツ（六平光成）のところが強く（ボールに）行くことによって、そこで奪えればショートカウンターに行けますし、奪えなくても相手のパスの出しどころを後ろの選手がわかると思うし、そこでミスが生まれればいいなと思っているので、守備のところでは守るための守備というより点を取るための守備ができていると思うので、そこは本当に良かったと思います」

●ノヴァコヴィッチ選手（清水）：
Ｑ：大事な試合での決勝ゴールを決めた感想は？
「クラブ、チームのためにということがいちばん大事だと思っていますし、この悪い天候の中で来てくれたサポーターのためでもあります。今日は美しい試合ではなかったかもしれないですが、我々に少し運があり、勝利収めることができました。この勝点３というのは非常に重要だったと思います。ただ、この後も自分たちの足下をしっかりと見ながら戦っていきたいと思います。そして、次の日曜日の試合にしっかりと集中していきたいです」

Ｑ：横浜FM戦から修正したところはどんなとこですか？
「チームによって戦い方も違いますし、横浜FMも非常に戦いにくい相手でしたし、我々のやりたいプレーはできなかったと思います。新潟はもっと強く戦ってくるチームでしたが、今日の前半には我々のやりたいサッカーができた時間があったと思います。ただ、後半に関しては、もっと良くやれるようにしていかなければいけないと思います。後半については満足していません」

Ｑ：４日後の広島戦に向けてはどんな気持ちで入りたいですか？
「しっかりと団結することが大事だと思います。ファン、クラブ、選手たちが共に戦って、この危険な位置から抜け出せるようにしていきたいと思います。もっと良いプレーができるようにして、ホームで勝点３を取れるようにしていきたいです」

●藤田息吹選手（清水）：
Ｑ：プロ初出場はいかがでしたか？
「出る前はちょっと緊張しましたが、出てからはわりと落ち着いてできたと思います」

Ｑ：監督からはどんな指示が？
「戦術のところで２ボランチにして、あとはマークの指示とか基本的なところだけでした」

Ｑ：初めて出た試合で勝てたことは？
「良かったです。失点したときはどうしようかと思いましたが（笑）、自分が出た試合で勝てて良かったです」

Ｑ：自己採点は？
「まあ60点ぐらいですね。まだまだできるところがあったし、試合に入ってみて、スピード感も違ってあまりボールに寄せられなかったところもあったので、そこは次までに修正したいと思います。球際のところも全然足りなかったと思うので」

●大井健太郎選手（新潟）：
「もったいない試合だったと思います。決定的なピンチというのは決められた２本だけだったと思いますし。前半は向こうにリズムを作られてましたけど、それでもサイドから入ってきたボールには対応できてましたし、サイドバックの裏を六平（光成）くんと石毛（秀樹）くんが突いてくるのはわかっていたし、そこにしっかりセンターバックがついていったりとか、ボランチと挟み込んだりができていたので。
向こうの頑張りもありましたけど、数多くのチャンスがあっただけに、しっかりゴールを決めたり、崩しきれなくてもミドルシュートを枠に飛ばすとか、そういうことが大事かなと思います。だからこの順位にいるんだろうし、下の順位のチームから勝点３を取ることは上を目指すのに絶対に必要なことだから、甲府、清水との２試合で勝点１で終わってしまったのはすごく残念です。良い攻撃、良い形はできているので、最後のところで精度を上げられるように練習していくだけだと思います」

Ｑ：個人的には良いゴールでしたね。
「そうですね。ゴール自体は、すごくボールが良かったし、ゴールも近かったし、枠だけ外さないようにという意識で打ちました。でも、こういうゲームで勝たないと……今年は残留が目的ではなく、もっと上を目指してやろうという意識でやっているし、この時期にこの順位でいるのはふがいないことだと思います」

●鈴木武蔵選手（新潟）：
Ｑ：今日はクサビを受けたり裏に抜けたりする場面が多かったと思いますが、自分自身の手応えはいかがですか？
「そうですね。けっこうセンターバックの間とかが空いていて、そこを狙っていたんですけど、チャンスができた中で、もっとゴール前での精度を高めたかったし、もっとシュートを打てた場面があったかなと思います。パスを選ぶ場面が多かったですが、そこでターンしてシュートをもっと打っても良かったかなと思います」

Ｑ：自分の中では、そういうプレーの選択肢を増やしていきたいという意識があるんですか？
「そうですね。この体勢ならシュートも打てるし、最悪パスも出せるしという、まずシュートが打てるというのが最初に来なければいけないかなと思います」

Ｑ：今日は悔しい結果だったと思いますが、次に向けて前向きな点は？
「間、間で受けてそこからスルーパスだったり、自分たちがやろうとしていることができている場面があったので、これを続けて、最後の精度をもっと高めていったら。そこはみんなで話し合って、お互いの意思疎通で高め合っていけたら、チャンスをものにできるし、これからの試合に勝っていけるかなと思います」

以上