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【第94回天皇杯 準々決勝 山形 vs 北九州】試合終了後の各選手コメント(14.10.15)

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●川西翔太選手(山形):
Q:歴史を変えるゴールでしたが?
「いつかは越えなアカン壁やと思うし、塗り替えたからには優勝を狙っていかなアカンと思うし、そこに1つでも向かって歴史を塗り替えるということができたらいいな思います」
Q:後半にバイタルエリアをうまく使えていましたが、そこは意識していましたか?
「意識はしていたし、前後半を通してボールにうまく絡めたと思う。前半は相手もずっと守ってたんですけど、後半になってちょっと甘さが出たんじゃないかなと思います」
Q:宮阪選手からの縦のくさびも入っていましたが?
「最近、バズ(宮阪政樹)もああいうところ見てくれるようになったので、よくはなっていると思います」
Q:次のリーグ戦・岡山戦(10/19@カンスタ)については?
「チームとしてもいい流れで来てる。前期でも負けているし、岡山には勝ったことないらしいので、そういう壁もどんどん打ち破っていきたいと思います」

●山田拓巳選手(山形):
「よかったですね。まあ僕がいる間にもJ1に上がったりいろいろありましたけど、またこうやって新たな歴史がつくれた。今までは自分があまりそれに力になれてなかったというか、チームがJ1に上がってくれたりだとかに自分は直接関係できていなかった。今回は天皇杯で初めてベスト4というのに自分も力になれたというのは、今までのJ1に上がったときよりは実感があります」
Q:今日は引いた相手に対して、山田選手も高い位置に出て攻撃でいい形が何度もつくれました。
「引いた相手には自分たちはワイドのところがキーになる、というのはみんなわかってることだと思う。大事なポジションだったので、そこでもっと仕掛けて積極的なプレーはできたと思うんですけど、そこの質はもっともっと高めていかないと、決定的な仕事は今日も結局はできていない。そこでのクロスの質もまだまだですし、ドリブルの質だったり判断の質ももっと高めていかなければいけないかなと思います」
Q:後半のほうがサイドにスムーズにボールが回ってきましたが、後半は攻撃が改善できた印象ですか?
「相手も後半もう少し出てくるかなと思ったんですけど、あまり出てこなかったし、相手の動きもあまりよくなかった。そこで自分たちがセカンドボールも拾えて握れる時間が多かったかなあと思います。前半は多少、引いた相手に対してフラストレーションがたまってるというか、自分たちがボールは持ててるけど崩しきれなかったりしている時間があって、多少ストレスもたまってたと思うんですけど、ハーフタイムだったりに自分たちで話して、そんなに焦れる必要もないし、落ち着いてこのまま点取るまで崩しきっていこうと。その考え方をみんな持ってやれていたのがスムーズに見えたのかなと思います」

●舩津徹也選手(山形):
「自分自身もベスト4というのはプロになってからもちろん初めてですし、しかも(準決勝の相手に、同じJ2の)千葉が勝ってるみたいなので、決勝まで、もちろん優勝もそうですけど狙えるところまで来た。本当に一戦一戦、戦っていきたいと思います」
Q:前半からボールを持って、どう崩すかというところでした。
「相手がああいう形で引いて守ってくるというのはスカウティングでもわかってましたし、ただ、自分の仕掛けのところでミスが多かった部分があるので、そういうところは常に毎試合ですけど改善していかないといけないと思います。僕からのミスでカウンターもありましたし、そういう意味では喜んでいられないなというのは感じます」
Q:後半のほうがワイドな選手を使ったり、攻撃がよりスムーズにいった印象ですが?
「ハーフタイムに監督から、『もっとワイドにシンプルに当てて、そこから起点をつくれ』と言われていたので、そこはできたかなと思います。そこからクロスもそうですけど、バイタルに翔太(川西)とかディエゴとか下がって受けられる人がいるので、そういうところも狙って、バイタルに入れてワンツーとかシンプルに攻撃していこうと言っていました。そういう形で点も入ったと思います」

●松岡亮輔選手(山形):
「モンテディオとして初めてベスト4になった、食い込めた。初戦の熊本戦から前回の鳥栖戦までに僕は1試合も出ていなくて、それまでふだん出てない選手とかほかの選手が本当に気持ち入ったプレーを見せてくれてたし、コツコツコツコツ、1試合ずつ積み重なった結果が今日の勝ちに繋がったと思うので、本当にチーム全員で勝ち取ったベスト4だと思います。本当にみんなには感謝したいです」
Q:前半はこちらのバイタルを池元選手にうまく使われていたようですが、そのあたりのケアは?
「確かにあそこで起点つくられてゴール前まで行かれたシーンもあった。試合前からそういうことは監督にも言われていたし、『センターバック3人とボランチ1人はケアしておいてほしい』というのを言われてたんですけど、ハーフタイムで振り返ると、僕自身が相手の4-4のブロックに対して入り過ぎてたかなと。入り込み過ぎてたから、そのあとワイドとかのパスミスでカウンターになりやすかった。もうちょっと我慢して後ろで、前の選手が生きるようなサポートをすればよかったかな、いつものような感覚で裏を狙ったりしてたのが、あまりうまくいってないなという感覚はありましたね」
Q:後半は、チームとしてどういうところがよかったですか?
「(伊東)俊が入って、俊と(川西)翔太が自由に2列目と3列目の間で受けるようになってから非常によくなったかなと思う。そんな苦しい我慢の試合のなかで決定機をモノにできる選手がいるということは、今のチームにとってありがたいです」
Q:リーグ戦に向けての流れも、これでよくなってくるのでは?
「ほんとに気ぃ抜きたくないというのはあります。サポーターとか周りがうれしくて、初めてのベスト4ってうれしいのはもちろんわかりますけど、僕たちはまだ何も達成してない。最大の目標はJ1に上がることなので、天皇杯でベスト4に入ったということでよろこび過ぎたくないなというのは強く思ってます。またアウェイで試合をやるということで、次は今日とは違ったもっと難しい戦いになるとは予想してます」
Q:その次の試合は、29歳最後の試合ですが?
「マジっすか? そろそろいきましょか。30なってからにしましょか……早めでもいいですね。わかりました!狙っていくし、勝つようになればいいですけどね」

●前田和哉選手(北九州):
「はがせなかったですね。相手がプレッシャーに来るゲームになることもわかっていたし、そこをいかにはがしていけるかだったんですけど、そこで頑張れなかったし、繋げなかった。奪われたあとの守備とか、セカンドボールの反応とか、すべてに関して相手のほうがこのゲームに関しては上回っていたなと思います。まだまだですね、僕たちは。実力のなさをいかに感じて、今後取り組むことができるかだと思うので、次はリーグ戦しかないですけど、6位以内に入るということが大事なので、頑張っていきたいとなと思います」
Q:前半と後半では、後半のほうがより相手がサイドを使ってきましたが?
「プレッシャーに対してビビッてたら本当に相手の思うツボだし、いかに体張ってキープして、早いサポートして繋いでいくかというのができなかった。そういう積極的な動きというのも後ろから見ていてなかったし、そこが残念な部分でした」
Q:失点シーンの前の時間帯は、守備ブロックの中でもパスを繋がれるシーンが多かったですが?
「22本も打たれて、後ろにブロック敷いて守って、なかなか守備の時間も長くて、どうにかゼロで長い時間抑えていこうと心がけましたけど、それだけじゃ物足りないですね。攻撃をしなくちゃサッカーになんないですし、いかに守備の時間を減らすかが大事だと思うので、この守備の時間を改善していかなくてはいけないかなと思います。あれだけ押し込まれて、前がキープできなくて、繋げなくて、そういう時間帯が増えたら全員の守備に対しての負担もかかってくるし、そのへんはもっともっと考えていきたいなと思います」

●八角剛史選手(北九州):
「今シーズン、守備はゼロで耐えて後半勝負という試合がすごく多い。そのとおりの前半を過ごして、相手から圧力はかけられましたけど、その中でカウンターのチャンスとか狙っていた。でも今日はそこからの前への推進力も少なかったですし、苦しい時間帯にマイボールにする時間帯とかそういうのが足りなかったなというのを感じました。後半15分、20分過ぎ頃から、あれだけ相手が前に来てくれるので、そのスペースを使ってカウンターとか、あと前に来てくれる分、相手も間延びしてきますから、そこを突いてゲームを進めるというのがうちの今年のやり方。それがうまく出せなかったというのが正直な感想です」
Q:シュート数では5対22でした。いつも少ないシュート数で得点を決めて勝つ試合も多いわけですが、今日のシュート数と結果については?
「今日は5本でも惜しいチャンスは1本くらいだったし、後半はほとんどなかったと思う。原因はいろいろあると思いますけど、シュート数が少なくてもきっちり決めるという精度が出せなかったというのは、いつも課題ですけど、こういう試合を獲っていくにはすごく大事だと思うので、少し足りなかったかなと思います」
Q:ベスト8からベスト4を狙う試合でしたが、トーナメントで上に行くチャンスがある試合ということではどうでしたか?
「特別なことですし、ベスト4まで上がれば『フロックじゃない』と周りの見方も変わるとみんなわかっていたので、そこの部分では気持ちは入りました。でもピッチでそこをすべて表現できなかったなというところです。最近の試合も少し課題として出てきているんですけど、マイボールの時間、押し込む時間をこれからはもっともっと長くしていかなければ、シーズン通して勝ち続けるのは難しいと、僕自身もJ2でずっとやってきてて感じていたので。あと横浜FMと試合したときのクオリティの違いですとか、サッカーの一番楽しい部分だとか、そういう躍動感が出る部分だとかはうちのチームは少ないと思うので、そこを増やしていきたいなというのは感じますね」
Q:このあとはリーグ戦に切り換えてということになりますが?
「そうですね。天皇杯も含めて、リーグ戦で出ている課題、今日も出た課題を残り試合でやっていくことが北九州にとってもこの先に繋がることだと思うので、そこをしっかりやっていきたいなと思います」

以上
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