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【第94回天皇杯 準々決勝 名古屋 vs 清水】試合終了後の各選手コメント(14.10.11)

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●磯村亮太選手(名古屋)
Q:左サイドバックの起用には驚きました。
「そうですね、僕もそう来るとは思わなかったです。シュートは意識していましたし、ポジションについてはちょっと吹っ切れたところもあったので、そのおかげかなとも思います」
Q:PK戦ではキッカーを務めることが多いですね。
「そう、今のところ100%ですね。天皇杯では5本目を蹴ったこともありますし。でも悔しいですね」
Q:闘莉王選手を上げたのは、攻撃全般の仕事をさせるため?
「そうじゃないですかね。結果的にそれで得点が取れていますし、でもその裏で何本かやられそうになったところもあったから、危ない部分もあったんですけど。天皇杯はチャンスだったから、(上まで)行きたかったですね。残念です。今日も勝てた試合でしたし…」

●杉森考起選手(名古屋)
Q:厳しい状況での出場でした。
「そうですね。ボールには1回しか触れませんでした。でも、あそこで出させてもらえたのはすごくうれしかった。最近はずっと試合に出たら絶対シュートを打とうと思っていたんですけど、なかなかそこまで行けなかったのが…」
Q:1回、永井選手にボールを譲ったプレーがありましたね。
「そうです、あれは自分が行こうと思ったんですけど。永井さんも疲れてるだろうから、すごく自分で行くつもりでいたんですけど、永井さんがそのまま行きそうだったので」
Q:この緊張感、プレッシャーの中でのプレーは良い経験になったと思います。
「はい、そうですね。でも早くJリーグで出場できるようにしたいです。半年前とは気持ちが違います。シュートを決めたい。今日も前半から見ていて、シュートのイメージはできていたんですけどね」

●本多勇喜選手(名古屋)
Q:負けはしましたが、ようやくアシストを決めました。
「たまたまですよ。タッチライン割るかと思いましたから」
Q:センターバックに入った後も、足の速い村田選手を抑えるなど奮闘しました。
「あれは、センターバックに入った後には特に、相手がスペースを狙ってきたから。センターバックとして、そこはカバーしないといけないなって牟田とずっと話していたので。ある程度は裏に対するボールは対応できたと思います。でも、サイドバックの時に何回か裏を取られたので、そこはしっかり修正しないといけないです。あー、負けちゃった…悔しい」
Q:今日は特に前半のチームが…
「左にボールが来ませんでしたね。(田口)泰士がいないからかは何とも言えないですけど、やっぱり中盤で取られる場面はけっこうありましたからね」
Q:相手の前線5人のプレッシングが厳しかったところも?
「キツかったっすね。しかし延長は長いですね…思ったよりも長かったです。とにかく、リーグ戦に切り替えて頑張ります」

●矢野貴章選手(名古屋)
Q:出だしから相手のプレッシングにリズムを崩された感じもあったように見えますが?
「なかなか前で起点ができなかったんで、自分が攻め上がることもあまりなかったんですけど、右から左、左から右とボールを運んでいけば、僕や本多のところでボールが受けられると思っていた。でも、なかなかそこにボールが運べなかったなという感じがします」
Q:相手の前線のプレッシングについては?
「それよりも前に1人しかいなくて、そこにボールが良い形で入れられなくて、時間が作れなかったというのが、良い形を作れなかった要因かなと思います」
Q:ゲームメーカーが不足していた感もありましたが?
「そうですね、やっぱりなかなか良い形でボールを回せなかったと思いますし、相手はカウンターを狙ってくるのはわかっていたんですけど、そのカウンターを受けることもあったし」
Q:延長戦の状況は?
「2点を追いついた時点でまだ10分くらい時間があったので、僕もチームもそこで決めようという気持ちでいたんですけど、そのまま終わってしまって。リズム的、勢いとしてはウチのほうが上だったんですけど、そこで得点できなかったのが残念でした」
Q:あとは切り替えるのみですが…
「そうですが、2点取られていることは事実ですから。そこのところをしっかり反省してリーグ戦につなげなきゃいけないと思います」

●永井謙佑選手(名古屋)
Q:勝てば5年ぶりのベスト4進出でしたが。
「悔しいです。自分たちのミスから失点し、もったいない試合でしたし、攻撃でも、もっと良い攻撃を出さなければいけませんでした。0-2の状況から追いついたことは良かったのですが、PK戦についてはなんとも言えません」
Q:2点差を追いついたことに手応えは感じているのでしょうか?
「意地は見せられたと思います。それでも0-2からあのように戦うのではなく、最初からあのような攻撃を見せられるよう、今後も努力します」
Q:公式戦2試合で3ゴールですが?
「今日は前半はボールに触れず、リズムを掴めませんでした。2トップになってからはボールも回り、チャンスにも絡むようになりました。ゴールを決められたことは良かったのですが、もっとチャンスの回数を増やす必要があると思っています」
Q:残りのリーグ戦への意気込みをお聞かせください。
「あと7試合、1つでも上の順位で終えられるよう頑張ります。勝点が近い相手との対戦も多くありますし、しっかりと勝ち、勝点を積み上げたいと思います」

●田中マルクス闘莉王選手(名古屋)
「失点は相手にやられたよりも、自分たちのミスからばかりでした。そこをしっかり戦う必要があります。守りってばかりで耐えきれませんでしたし、悪い時間帯に相手の圧力を押し返せなかったことも問題だと思っています」

●大前元紀選手(清水)
Q:勝ったことは大事ですが、試合展開としてはいかがでしたか?
「僕たちがほとんどボールを保持していたと思うし、チャンスも作れていた中で、良い形で2点取れて。その後に2-0から2-2にされたのは良くはないけど、その後はしっかり集中して120分戦って、PK戦で勝利できたというのは良かったかなと思います」
Q:前線のプレッシングが主導権を奪えたキーポイントだったと思いますが。
「前からプレスかけて、相手がそんなに繋いで来ない、蹴ってくるのはわかっていた。そこはディフェンス陣が跳ね返してくれて、点も取れて、良かったんじゃないかと思います」
Q:得点の形も狙い通りですか?
「そうですね。トシ(高木俊)が上がって、オレが引きつけて、そこの空いたスペースに(高木)善朗が入ってきた。トシが決めたゴールもミツ(六平)が中に入ってきて、良い形でスペースに抜けられていたし。良いゴールだったんじゃないかなと思いますけど」
Q:それだけに失点場面が残念ですね。
「そうですね。結局ああやって闘莉王さんが上がってきた時に受け身になってしまって。それは改善しないといけないです」
Q:天皇杯は、これでタイトルまであと2つです。
「もう勝ち上がるしかないし、残っているチームはみんな勝ちたいと思っている。Jリーグも大事な時期ですけど、獲れるタイトルはこれしかないので、貪欲に狙っていきたいと思います」

●高木俊幸選手(清水)
Q:今日の勝利は素晴らしいものでしたか。
「本当はやっぱり、2点差を保って、もう1点追加点入れて、ゲームを終わらせたかったんですけど。こういうふうにしぶとく勝つというのもチームにとっては重要なものだと思う。本当はゼロで終わりたかったですけど、こういう勝ち方ができたことで、また強くなれたとも思います」
Q:あのプレッシングは素晴らしかったです。
「そうですね。1人が行ったら次も続けていたし、ある程度ハメることはできていましたし、良かったです」
Q:立て続けに2点を挙げました。あの時間帯は?
「チームとして1点が入ってからの相手の流れの悪さを察知できていて、それにみんなが反応したことで追加点が取れたと思います。欲を言えばその流れのままでもう1点欲しかったんですけど」
Q:では逆に失点した時間帯は自分たちのリズムが悪かった感じですか?
「まさにその通りですね。まったく相手と同じように自分たちもなってしまって。うまく3点目が取れなくてコントロールができなくなって、そこを相手に突かれてしまった感じです」
Q:相手が闘莉王選手を前に出してからリズムが崩れたような気もしますが。
「相手は点が欲しい時にはああやってくることはわかっていたんですけど、なかなかあの高さと強さを止めるというのは難しかった。一瞬のDFラインでの連係ミスでボールが後ろに行ってしまって、足の速い選手に決められてしまった。まだまだやっぱり気の緩みがチームにはあります。分析がしっかりできていて、注意すべき部分もはっきりしていた以上、やらせてはいけない形だったと思います」
Q:しかし公式戦連勝で良い流れが生まれつつあると思います。
「今まで本当に勝てなくて、降格圏まで行って。そこからチームをしっかり立て直そうということでみんなでやってきたので、公式戦連勝できたというのは大きな力になったと思います。これを次のリーグ戦に繋げないといけないです。そうすることでチームとしても勝てる雰囲気がどんどん出てくると思うので。まずはしっかり連勝できたことはよかったです」

以上
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