第35節・愛媛戦、熊谷アンドリュー選手が初めて先発し、フル出場で3−0の勝利に貢献した。横浜FMから期限付き移籍で加入した8月以来、試合数こそ重ねていたものの、これまではいずれもベンチスタートだった。
「湘南の走るプレースタイルのなかで90分やり切って勝てたことは自信になる」。勝利の安堵とともに振り返る。リラックスしてゲームに入るうえで、武富孝介が開始早々に挙げた先制点も大きかったという。
だが、フル出場にも浮かない表情の訳は自身の内容にあろう。とりわけ特長である攻撃面については反省が尽きない。
「ボールへの係わりが少なく、クサビやサイドチェンジなどもあまり出せなかった。周りの選手との距離感がよくなくて、パスをうまく引き出せなかった」
「ボールに触ってナンボのプレースタイル」と自らを評す。ボランチとしてパスワークに係わり、ボール奪取するなど守備にも献身したが、「もっとよくなるはず」と、パスを受ける準備やポジショニングの改善を口にする。
実は75分ぐらいに足をつったという。試合中に足をつってプレーを続けた記憶はかつてない。それまでの自身なら交代しただろう。だが、この日は以降もピッチに立ち続けた。
「交代するかしないか、僕にとって意味が違うと思いました」と胸中を明かす。
「マリノスのトップチームで2年ちょっと、試合に出られないことを初めて経験してすごくつらかったし、このままではダメだと思って移籍を決断しました。成長するつもりで、覚悟をもってここに来たので、このまま交代したら、これまでと同じことをしていたら、自分は変われないんじゃないかと思った」
トレーニングに充実を覚える日々のなか、「少しずつでいいから変わろう」と思っている。湘南にとって4試合ぶりの無失点勝利は、熊谷選手にとっても貴い一歩だった。
以上
2014.10.10 Reported by 隈元大吾
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