●渋谷洋樹監督(大宮):
「先日、フロンターレ戦で負けたにもかかわらず、今日は1万1千人以上のファン・サポーターが応援に来てくれたことを非常に嬉しく思います。3月の仙台戦以来NACKで勝てていないということで、選手たちには「川崎F戦では負けても拍手をいただいた。今日は勝って拍手をいただこう」と話して送り出した。選手が最後まで粘り強く戦って勝ちをたぐり寄せてくれたことを嬉しく思います。出てない選手、スタッフ、良い準備をしてくれた結果だと思う。試合内容は、前半はボールをある程度動かせている。相手のアンマッチなところと、我々のボールの動かしが上手くいって得点に繋がった。ただ、相手がリスクを負ってきたときに、我々がカウンターで行き過ぎてオープンなゲームになってしまった。段々とシュートを打たなくなったり、(打つべき場面で)もう一回パスしたりといったことで、全体的なリズムが崩れた。後半立ち上がり、選手にはうるさく言っているが、ああいう形でまた失点してしまい、リズムがなくなった。先日はそこからまた失点して流れが悪かったが、そこで息を吹き返してまた良い形で攻撃できて、セットプレーで得点できた。普段から黒崎コーチが攻撃を指導しているが、そこの動きから取れたことは良い準備ができた結果で、それがすごく嬉しい。選手たちはいつも、出てない選手も相手チームのことをシミュレーションでやってくれたり、それが結果に結びついている。続けていかなければならないと思う。まだまだ我々はチャレンジャーなので、それを意識してこれからもやっていきたい。とにかくホームで勝てたことをすごく嬉しく思います」
Q:橋本(晃司)に代えて渡邉(大剛)を投入して家長(昭博)を中央に移した狙いは?
「まず、橋本を使ったことについて、もちろんFWを使って裏にランニングというのも考えたが、ボランチで3対2を作ってある程度ボールを動かしたいというのもあったので、橋本を使った。そこで攻撃面で差を付けたかったが、そこよりも守備のところで少しセットできなかったので、前半の途中から段々と攻め込まれた。彼にも『サイドに流れてくれ』と話をしていたけど、それが守備のときもサイドのままになって真ん中に選手がいなくなっていた。そこは後半に修正した。(橋本)晃司はいつも良い準備をしていたので使うということも含めての起用だった。(交代については)アキ(家長)を真ん中に入れたというよりは、(渡邉)大剛を右サイドに入れた。相手のCB、ウイングバック、シャドーの選手の後ろでしっかりボールを受けて起点ができないと、攻撃ができないというところで(渡邉を)入れた。アキを中に入れたというよりは大剛を入れてあそこで落ち着かせたということのほうが、交代の理由としては大きい」
Q:降格圏からの脱出も近付いてきましたが?
「まだあと8試合あるので、降格圏を抜けた、抜けないということはない。もし降格圏を抜けたとしても、そこでひと息つくことなく行かないと、追う立場と追われる立場は非常に違う。我々はもっと集中してトレーニングしていかないと、抜かれる可能性が出てくる。次の甲府戦は非常に大事な一戦になる」
Q:家長のプレーに責任感が出てきたように感じるが?
「私が就任する前からも、家長選手は必死にやっている。それ以外の選手も必死に戦ってきたと思う。私が就任したからとかよりも、以前から、大熊(清)監督のときから選手たちは必死にやってくれていた。ただ、それが結果として出なかっただけ。だから、家長選手が良いというよりは、全体的に危機感を持って戦っているということ。それによって家長選手も良くなってきているし、それ以外の選手も良くなっていると感じている」
以上
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2024年11月30日(土)14:00 Kick off