●秋葉忠宏監督（群馬）：
「富山までサポーターが駆け付けて大きな声援を送ってくれたことがうれしかったです。
ナイトゲームが続いていたが急にデーゲームになり、頭と体を起こすように選手に求めていたが、選手たちは素晴らしいしっかりとした入りをみせてくれた。難しいゲームだった。判定に苛々するような展開。また富山が長いボールを多く使って我々はリズムがとりづらい、セカンドボールの多くなるゲームだった。前半は我慢強くやらなければならなかった。その中でも我慢強くしっかりと耐えたことが一番の勝因だと思う。
今までは良い時は良くても、悪い時にはゲームを立て直せないことが多かった。今日は大人のメンタリティーをみせてくれた。一段階上の力をつけてくれたと感じた。我慢すべきところで我慢し、前半残り５分ぐらいの１つのカウンターからリズムがよくなった。40分以上我慢できたことに成長を感じるし、強さを感じる。次はホームで北関東ダービーがある。この連勝を３、４と伸ばしていけるように次の栃木戦を見据えてトレーニングをし、良い結果をだしたい」

Q:前半はかなり押し込まれたが後半は持ち直した。どんな指示をしたのか。
「富山が前半からかなり飛ばしてきて、ガス欠気味になっていると感じた。スカウティングでも情報はあったので、我慢すべきところは我慢しようと話していた。前半残り５分がそうだったように少しプレスが緩くなった分、我々の速い判断とテクニックがあればもっとボールは動かせると話した。前半はロングボールを弾いていたが、それをつなごうと伝えた。長いボールがセカンドボールにならないように、つなぎ切ろうとの指示を選手がよく理解してパフォーマンスに表したと思う。後半はセカンドボールにせず、ほぼマイボールにできた。３バックも含めてもっと前に絡んでいこうとも話した。守ってばかりいるのが我々のスタイルではない。３バックもチャンスがあれば追い越していく、ダブルボランチも攻撃の時は前にでてワンボランチ気味にでていこうと言った。中２日だったが選手が最後まで足を止めずに頑張ったことがゴールをはじめ良い結果につながった。前節のように２、３点目を取りに行くのが我々のスタイル。仕留めるチャンスはあったので、スルーパスの精度やタイミング、クロスやシュートの質を上げていかなければならない」

以上