●石丸清隆監督（愛媛）：

「最近は勝ち方を忘れていたというか、先制はしても逆転されるという形が多かったので、今日はホームで快勝できてほっとしている。また先制が早かったので、またかという雰囲気は若干あったが、選手は１試合を通して今日はいい守備ができたと思う。ボールに対してしっかりプレッシャーをかけたし、前に行くところは前線の選手がやってくれて、次の後ろの選手が狙いやすかったのではないか。ただ山形は水曜日に120分やっていた選手が後ろにいたので、そこら辺のプレッシングはプランにあり、うまくはめ込めたと思う。本当に選手たちは90分間走りきれて、若干涼しかったというのはあるが、これを続けるイメージでこのトンネルを脱出したい」

Ｑ：最近リードをしてもそれを保てなかったが、今日は点を取って相手が前に来るところで引かずに、奪ったら前に人数を掛けられた。その点での評価は。
「ボールにしっかりプレッシャーに行けていた。今まではボールを持たれたらペナルティエリアまで引いたりしたことが多かったが、今日は試合前から『点を取ってもしっかり奪いに行くこと』そしてハーフタイムにももう１点取りに行く形を、それは守備でも攻撃的な守備をしようと話をした。それは体現してくれた。自分に甘えるのではなく、しんどいことをチームの為にやってくれということを話したが、それをみんなが受け止めて体現してくれたと思う。これがないと愛媛は勝てないということを選手たちは理解してくれたと思うし、ハードワークをしてサボらずやらないと、走らないと勝てないと思う」

Ｑ：コーナーキックから点が取れたが、今日は堀米選手が左サイドも蹴ったが？
「今日は（原川）力も江口もいなかったので、単純に右利きで普段練習している選手がいなくて、堀米の精度であれば中の選手はアウトスイングでも入りやすいと思うし、その点が上手くハマった。彼の精度はインスイングだといろいろトリックプレーもあるが、シンプルな形でも今日は身長が高いので優位性も出せると思ったし、山形もセットプレーからの失点が多かったので、強気で行ってもいいと思って中でシンプルに合わせた」

以上