●反町康治監督(松本):
「いろいろな意味でストレスのあったゲームだったかなと思います。サポーターが試合後にブーイングしたのもわかる気がしますが、これもサッカーの一部なのでそういうゲームもある、と開き直らないといけないんですが。
個人としても自省の念はあるんですが、それは次に繋げていければなと感じています。9月はホームであと2試合あります(9/20vs讃岐、9/28vs札幌)。こうしてたくさん集まってくれた方々に、今度は笑顔で帰ってもらえるように努力してやっていきたいと感じていますし、次の試合は我々にとって非常に大事になってくるゲームだと思うので、1週間良い準備してやっていきたいと思います」
Q:立ち上がりから、選手たちにセルフコントロールを欠いた場面があったが?
「岡山はガツガツくるチームなので、そういうインフォメーションもしていたんですが、結局そこに怯んだ部分はあると思いますね。残念ながらスピード勝負された場合はうちは勝てなくて、実際そこが露呈したところも正直あると思います。向こうは2点目を取るチャンスが幾つかあって、そこで離されなかったことが同点に追いついたひとつの契機になったのかもしれません。言い方は少し変ですが、追われる身の難しさがこういうゲームになるのかもしれないですね。我々は別に追われているわけでも何でもないんですが、もっと我々らしさを前面に出さないといけないという意味ではこの敗戦を次にどう生かすかということだと思います。サッカーは同等に勝ち負け引き分けがあるわけで、そこから学ぶこともあると思います。以前も北九州に負けて、そこでふんどしを締め直した。今度も締め直して、良いゲームで良い勝ち方をしないといけないですね」
Q:岡山は長いボールが多かったように思えたが?
「向こうは怪我の功名というか上田康太が欠場で、我々のプレッシャーに負けてそういうボールが多くなったと思います。ただ、我々もその処理を上手くできればいいんですが、GK含めて少し弱気でしたよね。それはしょうがないと思うので、そのなかでも強気でやれとは言っています。結局そういう部分が少しずつ露呈して、向こうを精神的優位にさせていた部分があるのかもしれませんね」
Q:喜山選手が次節出場停止になるが。
「我々はゲームに出ているメンバーがほとんど同じということを踏まえれば、カードの累積も当然ありうると思っています。明日の練習試合あがありますので、それを観て次のことを考える必要があると感じています。今日は喜山をシャドーで使いましたが、彼としては良くやったと思いますよ」
Q:2つの失点場面を振り返って。
「胃が痛くなるような質問ですね(苦笑)。岡山はカウンターのチームなんですよね。自制というのは、そういうところをもう少しやらないといけなかったというのが私の大きな反省点です。私も何百試合とやっていますが、そこはまだまだ勉強しないといけないなと。私の中にも負けていないことによってどこか安堵、安心感があったのかもしれませんね。今夜は寝れないと思いますが、これからに生かしていきたいと思います。残り試合、ここからが勝負です」
Q:ストレスというのは判定の部分か?
「まあ……どうでしょうね。ただ、トータルで見ると両チームにイーブンなんです。そう思わないとこの仕事はやってられませんから」
Q:山本選手と北井選手の活躍については?
「山本は本当にここ最近ずっと途中出場という形ですが、よくやっていると思います。時間から考えるとチャンスはそんなに多くないですが、得点数はサビアと並んだわけですからね。今までだったら今日のような相手なら怯むところを、かなり逞しくなってきた。これからより活躍してもらわないといけないと感じますね。
北井は久々の出場でしたが、ファーストコントロールでスペースに出て勝負しろと言いました。もっと勝負してもよかったですね。あそこで勝負しないと北井を送り出した期待感はなくなるわけであって。ただ久々の出場にしては良かったと思います。できればどこかで思い切って仕掛けてシュートを打つ形があれば良かったですが。最後は柳下を入れて外側に置きましたが、良くやったとは思いますが」
Q:岩上選手の出場停止ということで、喜山選手のシャドーに、ユン選手をボランチに起用しました。
「皆さんがでかでかと『椎名先発!』と書いたので、僕もへそを曲げて代えただけです(苦笑)。相手を見た場合、今日はスピード勝負。ユンはスピードもあるし球際も強い。今日はそういうところが非常に大きかったですね。残念ながら椎名はまだスピードもないし球際も弱いので。椎名が良いとか悪いではなく、相手を踏まえて選択したということろですね。あと、向こうのホットゾーンでボールを奪おうと思ったので、そのためにはボールを奪う力のある喜山の方が最適かなと思いましたね。ただ、実際はあそこでというのはあまりなかったですね。ユンの動きはそこそこ。いつもどおりでしたね。彼はあれくらいの力は出せますからね」
Q:カウンターでかなりやられる場面が目立ったが、岩上選手欠場の穴はあったか?
「誰々がいたからというコメントはここでしませんが、向こうのカウンターの力というか、今までの岡山の得点シーンは全部そうなんですよね。ゴールエリアの幅でカウンターでやられているというのが多いんですよ。それは充分わかっていたんですが、見てもわかるように我々には残念ながらスピードがない。そこは変えられないですから。今いる選手の力でやれるにはある意味限界もあると思いますが、それでも自信を持たせて送り出さないといけない。これは生まれもったものですから、簡単には変えられないですから」
Q:フリーキック時の選手の配置について。
「岡山はセットプレーの失点が多いチームではないですし、ゴールを固めて守ってくるチーム。最初はオリジナルでは4人しか入れないで、コーナーキックとかを勝負する。フリーキックにしても、一番後ろの選手は強くないので、どうしても前の方に力点を置きますから。そこで勝負しよう。それか北九州みたいに前の選手で勝負して点を取る形もありましたけど。後ろで勝負してという形を狙った部分はありますよね。まあ、上手くいけばここで誉められるし、上手くいかない時はタイミングが合わなかったと。全体的には狙い通りに行ったと思いますよ。最後のゴールへの嗅覚を嗅ぎ分ける人間が少なかったのかもしれませんけどね」
以上
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