●長谷川健太監督（Ｇ大阪）：
「選手たちは最後まで戦ってくれた。本当に感謝したい。そして、サポーターが最後まで熱く声援してくれたことが勝利につながった。５連戦目の終わりが広島との２連戦ということで、今日はしんどいゲームになると覚悟はしていたけれど、その通りになった。試合開始から相手が圧力をかけてきて、前回とは違う戦いになりましたね。ただ、やはり（宇佐美）貴史の個の力が先制点につながった。明神も佐藤も（連戦の疲れが）どうかなとは思ったけれど、２人とも交代するまでよく戦ってくれた。最後まで勝つんだという気持ちが発揮できて、そこで若干、広島を上回れたのかもしれない。次はダービーだし、しっかりと疲れをとって、リフレッシュして熱い試合ができるよう、準備したいですね」

Ｑ：長谷川健太監督にとって、Ｊ１通算１００勝になります。
「今日、達成できるとは思っていなかった。嬉しいです。今日は正直、なんとか引き分けられればと思っていた。森保一監督も同じ相手に続けて負けないという数字も出ていたし、連戦で相手も我々を分析してタフに戦ってくると予想していた。本当に選手の頑張りのおかげで、勝つことができました」

Ｑ：明神智和選手と佐藤晃大選手の起用について。
「天皇杯で彼らはよかったことと、中２日でいつもはやらない特殊なやり方で戦うので、（水曜日の試合で）慣れたメンバーの方がいいと思いました」

Ｑ：３ボランチ気味の中盤の狙いは？
「ウチの２トップを生かすためです。広島の「アンカー」をどう見るか、そこはどのチームの監督も考えること。ＦＷが縦関係になって見るのか、広島と同じシステムにしてミラーゲームに持ち込むか。ただ、Ｇ大阪の選手の特長やサッカーの質を考えた時、この中盤の形がもっともいいのでは、と判断しました。それが、引かされずに自分たちのプレーができる方法だと。でも後半はやはり押し込まれ、間延びしてバイタルもあいてきた。途中からはダブルボランチにして、割り切って戦いました。ああいうスペシャルな戦い方をするチームに対して、どの監督も悩み、チャレンジすることになる。それも広島が連覇している素晴らしいチームだからこそ、どのチームも研究するんです。そういう意味では、この２試合は楽しませてもらいました」

Ｑ：最後の最後、守り切れた要因は？
「選手の頑張りです。結局、練習でやったことしか試合には出てこないわけで、そういう意味ではみんなが本当に練習で集中しているということ。今日は岩下（敬輔）と丹羽（大輝）が出場しましたが、最後まで互いに声をかけあい、集中してやってくれました」

以上