●渡邉晋監督（仙台）：
「ナイトゲームの新潟に大勢のサポーターが来てくれたことに感謝を申し上げます。ありがとうございました。
2週間空いたところで、システムの変更を含めて準備をしてきた。それを実際に試そうというゲームになった。4-3-3で入った中で、守備のバランスは非常に良かった。アンカーの富田（晋伍）がバイタルを消しながら、相手のダブルボランチに対しても、インサイドハーフがプレッシャーをかける。そういったところを繰り返していた。我々が取ったボールを取られて、というミスからのピンチはあったが、基本的には大きな崩れはなかった。後半は取ったボールの付けどころと、ワントップの赤嶺（真吾）に対するサポートを修正した。（雨で）ピッチ状態が悪くなったところで、私の方が割り切りを早くしていれば。もっと早く渡辺（広大）を入れるなり、前の人数を増やした中で、大味になっても長いボールを入れて、セカンドボールを拾って、と。もっと早い段階で判断していればというところを反省点として持っている。ただ、選手がタフにハードに、魂を込めて戦ってくれたので、それは今後の11試合につながっていくと思う」

Ｑ：下位のチームが勝ち、降格圏との差が縮まってきたが。
「他との比較というより、自分たちがリーグ戦で3連敗していれば、そういったところに巻き込まれる可能性は当然出てくる。他がどうこうというよりは、我々が招いた状況。ただ、だからといって、下との勝負がどうこうというよりは、まず1つ1つの戦いをしっかりやっていくしかない。戦う以上は1つでも多く勝利を重ね、1つでも順位を上げるように進んでいきたい。まだ残り11試合あるる。油断は一切ない。前と上を向いて進んでいきたい」

Ｑ：システムを4-3-3にした狙いは。
「相手のキープレーヤーであるダブルボランチ、特にレオ シルバ選手へのプレッシャーをかけたいというのが一番の狙い。4-4-2のマッチアップをした中でも当然できるが、それをすることによってバイタルを空けてしまうのは、少し危惧していた。相手のダブルボランチに行きつつも、常にバイタルエリアはアンカーを置いて管理できる。そういった状況を多く作り出すためのシステム変更だった。攻撃の部分でも、4-3-3は立ち位置の時点でバランスがいい。もっともっとボールを動かせるような状況を作り出せるシーンもあった。その辺ができれば、攻撃でも主導権を握れるようになると思う」

以上