●長谷川健太監督（Ｇ大阪）：
「ベスト８に進出できたのは、90分間にわたって選手が本当に頑張ってくれたことと、Ｇ大阪のサポーターが広島まで駆けつけてくれたことによるもの。サポーターに勝利を届けることができて、嬉しいです。
どちらも連戦のさなかということで、特に広島は７連戦の６試合目。体力的には厳しいと思うが、浦和とのヤマザキナビスコカップの試合を見ても非常にしたたかだし、厳しい試合になると予想していました。ただ、いい形で先制できたし、前半で２点をとれたことが大きかった。中２日でまた広島とゲームがありますし、リフレッシュしていい形で試合に臨みたい」

Q:遠藤選手と今野選手はリーグ戦からヤマザキナビスコカップまで３戦ともずっとフル出場でここまで来ていたのに、非常にタフな戦いを見せていた。彼らに明神選手を含めたベテランのＭＦ陣の今日の評価と、中２日で迎える広島戦のメンバーについてどう考えているのか、そこを教えてください。
「まあ、土曜日のメンバーについては、まだ考えていませんが（笑）。（遠藤）ヤットもコン（今野）ちゃんも、本当にタフ。試合に出ることでリズムをつくっていくタイプで、変に休ませるよりは……と考えた。大丈夫ですって感じだし。２人とも、本当によく走ってくれた。また、明神も久しぶりの試合だったんだけど、最後まで戦ってくれた。試合の終盤に攻撃に出た時は、こちらも『行くなっ』て叫んだんだけど（笑）。足がつり気味になったと言っていたけれど、最後まで集中していた。３人ともいいバランスをとってくれたと思います」

Q:今野選手が左よりに位置どった意図は？
「コンちゃんが自分で判断したんじゃないですか（笑）。まだ広島と試合も続くので、あまり監督がペラペラと話すのも、どうかと思う（笑）。選手が頑張ってくれた」

Q:佐藤選手が２得点と活躍しました。
「今日はよく結果を出してくれたと思っています。毎試合、いいプレーを見せてくれていて、もう少しのところだった。今日、期待しているぞと声をかけて、ピッチに送り出した。良かったです、本当に。10月は７連戦が確定したし、そういう意味でも（佐藤は）大切な選手。さらに調子を上げてほしいと、期待しています」

Q:３冠を獲得できる可能性があるのは、Ｇ大阪だけ。タイトルについては？
「まあ、リーグについては浦和との差が10ポイントもあるので、狙うという話ができる状況ではないと思いますが、可能性のあるタイトルは狙っていきます」

以上