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【J2:第29節 山形 vs 湘南】曹貴裁監督(湘南)記者会見コメント(14.08.31)

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●曹貴裁監督(湘南):

「お疲れさまでした。日曜日のナイトゲームにもかかわらず、湘南から本当にたくさんのサポーターに来てもらって、久しぶりというか、栃木戦に続いてアウェイで勝点3を取って帰れるのは非常によかったと思います。サポーターに勝点3をプレゼントしたいと思いますと本心で言えればいいんですけど、まず前半の入りは今シーズン、もっと言ったら先シーズンも含めて一番ダメだったでしょうね。我々らしさというか、相手を足先でかわすプレー、それからAとBのパスに対してしっかりコミュニケーションを取らない、このへんでいいだろう。今、選手に厳しい話をしてきましたけど、去年だったら0-3、0-4ですね。それだけ山形のファイティングスピリットが我々を上回ったという言い方ができるかもしれないですけど。ハーフタイムにその話をして、7分で2点を取る力があるチームなのに前半眠ってるというのは、監督としても指導者としてもやっぱり、いいことか悪いことかと言ったら悪いことで、それを出しきったところでやられてしまうのはある意味仕方ないんですけども、ただ逆転して勝ったからいいというのは済まされない。2-1になってからのボールの失い方も、本当に幼い。J1だったらまたあれでやられている。たまたま3点目を取れたから試合が終わりましたけども、僕のなかでは去年の自分たちの悔しさ、反省、すべての意味で生かされてないと言われてもしょうがないゲームだと思います。ただ一方で、彼らが何をめざしているのか、どういう選手なのかというところで視点を向けると、彼らはそれぐらいはやれるはずです。それこそ、ロシアのワールドカップにこの中から選ばれてもらいたいと強く、今だと僕一人ぐらいしかいないかもしれないですけれども願ってるなかで、そのプレーの基準でいいのかという話もしました。
今日アウェイ、山形の厚い強力な攻撃陣を含めて勝ちきったというのは2年前で終わってもらいたくて、僕たちは、僕が監督をさせてもらっている以上、去年降格したのにも関わらず『やってもらいたい』と監督させてもらっている以上、彼らを1日でも長くサッカー選手としてこのプロの世界でやらせる責任もありますし、1つでも成長させる責任があると思います。目の前の試合に勝てばそれでいいのかということではまったくないですし、逆に後半見せてくれた、我々らしい、一体感のあるアタック、守備というのを90分プラス最後の笛が鳴るまでやり続けないといけない。この前の磐田戦は引き分けでしたけど、そういうことができたと思ってますし、そういう試合だったと思います。引き分けなので周りからは『勝ちきれない』と言われても、僕のなかでは全然その軸はブレなかった。ただ今日は勝ったからと言って、3-1で湘南が勝ったんだということでしか見られない人もいますけど、もっともっとやらなきゃいけないなと。もっともっと彼らに成長させるものを提示しなきゃいけないなという思いでいっぱいで、勝点3取って帰れるというのは結果的にはよかったですけども、あと13試合ですか、日にちにして70何日しかないと思いますけど、その時間を選手たちと一緒に、苦しみも悲しみもよろこびも共有して進んでいきたいと思います」

Q:「選手たちに厳しい話をした」という内容をもう少し詳しく教えていただきたいのと、そうは言っても勝点76という、2012年の昇格時の勝点をこの時点で超えた、その意義というのはありますか?
「要は前半の立ち上がりから、サッカーというのは『これぐらいでいいだろう』とか『このへんでいいだろう』というパスとか守備のポジショニングというのは僕のなかではなくて、基本的に『絶対これでいいんだ』という選択をしないといけないというところが、1人ずつ10パーセント、20パーセント足りない。それが総和になって110パーセント足りないから失点する、点が取れない。1人1人の意識が絶対これだというところでつながる、それこそ練習でやっているとおりやってもらえれば、それがゴールまで行く。単純なことなんですけど、そこの意識、ゲームに対する意欲、それから今、これがもしかしたら勝って優勝が決まるという試合だったら、アイツらからしたら『やりましたよ』と言われるかもしれない。そうじゃダメですよね。練習試合だろうが、練習だろうが、公式戦だろうが、常に同じテンションでやるのがいい選手の基準で、そういう意味で足りなかったというのが1つ。
あとは勝点が2012年を上回った。最後、あのときは町田に勝って昇格を決めましたけど、同じ勝点を超えたあの日と今と比べると、あの日のほうが僕のなかではうれしかった。最後に上がったというのもそうですけど、最後の試合で自分たちらしい試合をしてくれたあの当時のチームが。それをやっぱり、今後彼らに続けさせなければいけないと思いますし、勝点がいくつ取れればとかいう計算はもちろん、なくはないですけど、そういうことよりも目の前の練習、目の前の試合に自分たちらしい試合ができるかが彼らの価値を決めていくと思っている。第三者的に言ったら『おめでとう』と言ってあげたいですけど、やるだけですね、まだ。はい」

Q:ハーフタイムには主にメンタル的なところをおっしゃったと思いますが、戦術的なところでは何か指示がありましたか?
「特に前半は怖がっちゃってまったく縦パスが入らなかったので、なんで縦パスを入れないんだ、なんで縦パスをポジションでもらわないんだと、そのためのシステムであるのにというところで、その話はしました。だから、相手のディフェンスの前でボールをチョコチョコ横に回してるだけじゃあ、ボール持っててポゼッション率を上げても絶対勝てない。そこにボールを入れることによって相手は嫌なんだから、それを愚直にやるなかで自分たちの判断で動かすならいいけど、みんな逃げちゃってる。1つミスしたらパスを入れないんだったらサッカー選手やめろと言いました。ミスして入れないんだったら、ミスしたらもう1回やんなきゃいけないですよね。同じことを。ミスしたから下げてたら、その試合『無』ですよね。そういう意味で、メンタル的なものと戦術的なものを組み合わせて言ったつもり。後半、キックオフから下げないで、遠藤が岡田に入れてそこからコーナーキック取った流れで、たぶん点が入ったと思うんです、あの気持ちを最初からやってもらいたい。でも、そこに持っていけなかったのは僕の責任だし、僕がそういうふうにやらせてなかったと思っているので、そうは言っても責任の大部分は俺にあると思っているので、そういう言い方はしたつもりです」


以上
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