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【J2:第28節 湘南 vs 磐田】曹貴裁監督(湘南)記者会見コメント(14.08.24)

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●曹貴裁監督(湘南):

「お疲れ様でした。夏休み最後の(ホームでの)試合で、1万4千人を超えるサポーターの方たちに来てもらって、勝点3を本当に全力で狙いに行ったんですけど、それが出来なかったのが非常に悔しいですね。
今日、ミーティングで、我々は今、28試合で今日12点目の失点をしましたけれども、これは昨年FCケルンが2部で優勝した時に34試合で20失点というこの数字が、ブンデスリーガの記録だったんですけれども、彼らのその記録のペースを上回る失点の少なさだと。要は我々、実は攻撃的にプレーするということが、得点を取るっていうこともそうなんだけど、失点を減らしてるっていうことを同時に狙ってると。当たり前だけど失点の少ないチームは上にいけると思っているので。ドイツのブンデスリーガの歴史で、今までブンデスリーガの2部で34試合20失点という結果が破られてないということを聞いて ちょっとびっくりしたんですけれども、我々、日本のJリーグで、彼らはワールドカップで優勝する国のチームで、そのリーグよりもまだ失点が少ないということは、攻撃的な姿勢を貫いてるからそういうピンチに遭わないといういことがまず一つ。もちろん、1つのピンチで今日のようにやられてしまうこともありますけれども、サッカーって確率のスポーツだと思ってるので、当たり前だけど10回ピンチがあれば失点する可能性は高い。それをできるだけ避けるようなやり方をしてる。その中で選手に言ったのは、うちの前の選手は基本的には11キロから13キロぐらい毎試合走っていて、この走行距離も恐ろしく毎試合毎試合、本当に多い。守備をする、 前線から行くというのは我々のスタイルだけれど、そこに満足をするんじゃなくて、やっぱりゴールにねじ込んで、後ろを楽にしてやれと。やっぱり後ろは この前の大宮の時も1点取って2点くらって、確かに逆転されたという事実を見れば1-0のままでという言い方もできますが、俺はやっぱり2点目3点目を取れないのがこのチームの課題だと言っていて、今日もそういうふうに臨んで、選手たちはそれこそその言葉を受けて前半から非常によくやったと思います。
昨年、ジュビロとJ1で戦った時はほとんどボールを持たれて、守備をしている時間が多くて、関さん(関塚隆監督/当時の磐田監督)との初めての試合では、1人退場しちゃって最後追いついたという試合だったですけど、本当にその勝点1が後に効いてくるなという思いでした。今年は我々が攻撃している時間が長いっていうふうなところで言うと、ジュビロがそこまで割り切ってというか、出てこないでやってくるということも、僕はあんまり予想していませんでした。ひとつはそういうふうなリスペクトされるようなチームになってきたってことに、自信を持ちなさいと。 ただもう1つは、その中でも得点を取れるチャンスは、今日、本当に何回かは分からないんですけどもあったと思うんですよね。やっぱりそれをねじ込めなかった…ウェリントンのゴールはビューティフルなシュートでしたし、そういうふうに向き合ってやっていた選手のパフォーマンスには、 全然何も言う事はないんだけれども、まだまだ俺の働きかけや指導やもって行き方が良くないかな、もっと自信もって打てるような場面を作っていかなきゃいけないのかなっていうふうに、自省しています。
後は勝点3を取るためには、今、言いましたけども、2点目3点目を取るというのが我々の永遠の課題であり、目指すべきものであり、 我々は攻撃的な姿勢を緩めないチームということでずっとやってきているので、0-0の時間を長くして、それこそレバークーゼンの監督が「最後に1点取って勝つようなチームを目指してない」って話をしてましたけど、良い言葉だなと思って、僕もそれ使わせてもらいました。それをやり続けるしかないと思いますし……ゴールポストがちょっと動いてくれれば入るのにって最後思いましたけど(笑)。
それから、今週からブンデスリーガが開幕して、続々とヨーロッパのリーグが開幕して、僕もドルトムントvsレバークーゼン見たんですけど、レバークーゼンの試合、皆さんご覧になりましたか? ザルツブルグの監督が行って、ドルトムントを2-0で倒したんですけど、非常にアグレッシブなチームに生まれ変わりましたね。それで、その走行距離がレバークーゼン、ドルトムントともに124、125キロということですが、我々も実はある試合で126キロって走行距離を出しているんですけれども、距離はもう負けてないと。でもやっぱり負けてるところがある、やっぱり。そこを何とかしないといけない。日本のリーグというのもあるけれど、やっぱり彼らに追いつけ追い越せという中で、今日、本当にすごい良い試合だった。
関係ない話だけど、キースリングはすごい走ってる。皆さんぜひ見てください。あの選手があんなに走ったら、ドイツ代表にもちろん入れると思うし、本当にすごい良い試合を見た中で、ケルンの話とかして、選手をモチベートしたつもりだったんですけれども、上手くいかなかったですね。上手くいかなかったっていうか、(勝点)3が欲しかったっていうのが本音です」

Q:熊谷アンドリュー選手のいちばんの適性ポジションは?
「GK以外どこでもできると思います。ああいう若い選手は、いまのサッカーって、ボランチが最終ラインで仕事しなければいけないし(菊地)俊介のようにペナルティボックスに出てシュートを打たなければいけない。今日はトップ下に入れたが、ポジションの役割はいまのサッカーはほぼなくなってきてるので、彼がその既成概念を自分で崩してフィールドのあらゆるところでその時々に適したプレーを判断してやることが彼の成長だし、僕は彼の能力を分かっているつもりなので、指定席を与えることはしないですが、彼がもっと成長できるようなアプローチをしていかなければいけないし、それがチームのためだと思っている。適正ポジションがどうこうというより、我々のサッカーのやり方で、今日も何回かテンポをつくってチャンスをつくりそうな場面がありましたが、そういうところで攻撃してくれればと思います。若いのでどんどんチャレンジしてもらいたいですね」

Q:遠藤航選手はいつ戻ってくるのか
「そうですね、でもアジア大会も大事な大会、あいつは2大会連続アジアの予選で負けているので、厳しいグループに入りましたが、あと2試合終わったあとに合宿に行くのでそれは頑張ってもらいたい。ただあいつはその2試合しっかり戦うというメンタリティを持ってくれていると思う。今日も素晴らしいプレーだったと思います」

Q:大竹選手を入れたところで4バック気味にしたが、狙いは?
「3枚でも4枚でもやることは同じ。相手が基本的にアウトサイドは上がってこないで3枚でやっていたので5枚残す必要はない。こっちは勝点3を狙っていたので1枚削り、(大竹)洋平みたいなアイデアのある選手を入れて、トップ下から起点をつくってサイド、スルーパスで点を取ろうと思った。あいつもすごく真面目なので、1回シュートを打てば、いいときにパスで終わったような場面を、もう1つ入って行ってシュートを打てるようになると本調子になってくると思う。洋平のプレースタイルはみんな分かっているので、あそこでタメをつくって( 藤田 )征也が飛び出すとか、システムの違いによる混乱は1年目はありましたが、いまはほとんどなくなってきたと思います」

Q:前半相手が思った以上に引いて難しくなったが、ある時間行くのをやめてみたり相手を引っ張り出してみたりといった工夫はいまのこのチームはやらないですか?
「言われていることはそうだと思うが、監督として僕が選手たちに求めているのは、縦にボールを入れなさいと言うがべつに下げるなと言ってるわけではない。いまのサッカーって、緩急を使ったほうがもちろんいいが、そう言うと結局、緩のほうがメインになってしまう。なぜかといえば急のほうが大変だから。今日ただ前半たしかにシュートは少なかったです。1回(岡田)翔平が行ってオフサイドになりましたが、あの場面を作らなければいけなくて。緩く動かして攻めているときも実際後半たくさんあったと思う。敵陣に入ってクロスを上げるふりしてもう1回入って、ワンツーもらってタケ(武富)がシュートを打ったりとか、ああいうパターンを自分たちで判断できればフィールドのなかに、相手に分析されても分析が追いつかないカオスができて、そのカオスをいい意味で自分たちで活かしていかなければいけない。ゆっくり攻めろとは絶対、俺は言わないです。でもゆっくり攻めていい場面は絶対ある。今日で言うと動かして(遠藤)航がミドルシュートとか、上げるふりしてもう1回入って行って洋平が突破してCKになった場面とか、あの場面の精度を上げていくことが我々が得点を取る確率を上げていくものだと思っています。…ゆっくり動かして相手の急所を突くような攻撃をどんどんやっていかなければいけない。その部分に関してはまだ幼い感じはしていますが、ただ今日彼らが愚直に縦に行き続けてボールを失くしたかといえば、そんなことはなかったと思います。彼らも僕も磐田があそこまでカチッとやってくるような予想をしていなかったので、シュートを打っていいのかパスで逃げていいのか戸惑った45分だったかもしれない。前半ほとんどうちがボールを持っていたので。アウェイの試合とは全然違ったので慣れるのに時間がかかったかなという感じがします」

Q:天皇杯の試合で負けたが、あの試合のいい影響は?
「シンプルにいえば負けたことですね。逆転負けしたのが初めてだし、2点目を取れないでやられた試合だったので、そこが選手の胸にしっかり刻まれて今日の試合に臨んだ。0−1になっても足を止めないで前に出る姿勢を失わなかったし、逆に2点目3点目を取りに行こうという姿勢はあったと思う。それは大宮戦から学んだことだと思ってるし、負けたら何も残らないのがプロの世界だが、僕的に言うと負けから何を学べるかがすごく大事で、その意味ではそのことを今日の試合は活かそうとしてくれたと思います。ラインもズルズル下がらなかったし、そこはひとつよかったかなと。ただこれをまた次に活かさないと意味がないと思っているので、頑張ります」

Q:磐田とは1勝1分、負けなかったが?
「どこが相手でも僕らは僕らのやり方をやっていくだけなので一概にどうかは分からないが、ただ昨年J1でやってた感じと今年を比べると自分が思う差みたいなものは多少詰められたのかなという感じはします。ただそれはたまたまかもしれないし、僕の分析が間違ってるかもしれないですけど、選手が堂々とやれるようになってきたかなという感じはします」

以上
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