●柱谷幸一監督(北九州):
「まず夏休み最後のホームゲームでたくさんの人に来ていただき、サポーターの皆さんの前で勝つゲームを見せることができて良かったと思います。
ゲームのほうは先に点を取られましたが、自分たちがしっかりイニシアチブを取って我々がゲームコントロールしたゲームができたと思います。先に終了間際に点を取られて、本来はやってはいけない失点でした。ハーフタイムに戻ってきたときにみんながちょっと落ち込んでいた感じはありましたが、失点は取り返せないから後半はゼロのつもりから行こうと。自分たちはこういうゲームを何回も取っているので、前半と同じようにコントロールしながら先に点を取ろうと。1−1になれば流れは来るからと言って選手を送り出しました。後半、向こうが少し下がって守りを意識してより後ろでブロックを作ろうとしたと思いますが、より自分たちのゲームが、引き込んでいる相手に間を取ったりしてかなりいいゲーム展開ができていたので、その中でイケ(池元)が(内藤)洋平とのいいコンビネーションで点を取ってくれたと思います。1−1になったあとオープンな展開になりましたが、天皇杯を休んだ星原がいいドリブルをしてくれましたね。1人疲れていないぐらいのドリブル突破だったと思います。この3連戦、暑い中の厳しい日程でしたが、岡山戦、天皇杯の横浜F・マリノス戦、そしてこの長崎と、この3つを取れたのはチームにとってさらに大きな自信になると思います。次は1週間空いて暑い京都に行きますが(8/31@西京極)コンディションを整えてまた勝てるようにいい準備をしたいなと思います」
Q:J1の天皇杯前回覇者に勝ったことによる自信は、プレー面にあったか?
「J2にないクオリティの高さはかなり見せつけられて自分たちの足りない部分というか、もっとやらなければいけないというのは見えたと思います。ただ昨日の横浜FMと川崎Fのゲームを見ましたが、あの天皇杯のゲームとは違うさらにすごいチームだった.天皇杯では多少メンバーを落としてきてくれたので取れたんじゃないかなと昨日のゲームを見て思いました。ただ藤本(淳吾)とか個々の選手、栗原(勇蔵)とかレギュラーで出ている選手のクオリティは高いなと感じることができて、なおかつ勝ちももらったので非常に大きなゲームだったと思います」
Q:夏場に良くなってきている要因は?
「昨年もそうでしたがチーム力が上がってくるのは、チーム戦術の理解度が高くなってくる、研ぎ澄まされてさらにレベルが上がってくる夏場。毎回言うことですが、我々のチームに来る選手は前のチームで出場機会の少ない選手。去年はうちでレギュラーだった選手は(1シーズンを)乗り越えた自信や経験が、1週間おきのゲームに間に入ってきても、いいコンディションが作れて毎試合フレッシュにできる。星原(健太)や風間(宏希)、大谷(幸輝)とかは前のシーズンはほとんどフルシーズン戦っていないが、その中で開幕から積み上げてきている部分が自信になってきている。個々の経験が生かされて夏場でいいコンディションでいいゲームができている1つの原因ではないかなと思います」
Q:後半の入り方で攻め方の指示は変えたのか?
「バランスのいいチームを作りたいという思いがあって、カウンターとポゼッションを使い分ける。守備はリトリートと前から行く時を使い分けるいい判断ができるチームにしたいと思って作ってきた。前半はけっこう前から来ていましたが、間を取りながら何回も外して運べていた。後半はリトリートされましたが、間を使うことと、背後を使うボールをうまく使い出して押し上げることができたのが1点目を取れた大きな要因だと思います。よく相手には我々のチームはリトリートして守るとスカウティングされていると思いますが、カウンターを持っているというのが一番大きな武器だと思います。逆に怖がってリトリートしたときには間を使っていく攻撃が相手に脅威を与えることができる。どういうふうに相手に来られても流れを掴んで優位にゲームを運んで行けているのが、一番いいところだと思います。いろいろなゲームの流れがあるので、相手が途中で引いてきたり、システムを変えたり、やり方を変えてきても、逆転できるというのがこういう接戦をものにできているのだと思います。サッカーは判断のスポーツだと思っています。そのときの状況を見て一番いい判断ができるのがサッカーのおもしろいところで、笛が鳴ったら一つ一つの指示で動くわけにはいかないので、どこにスペースがあるかどういう動きをすればいいか、一番いい判断をしていけばゲームは自分たちの流れになってくる。そういうところが良くなってきていると思います。前半を見て、細かくどこにスペースがあってどうなるかという話はハーフタイムではしていますが、ここではなかなか言えません。必ず空いてくるところがあるのでそういうところは使っていこうという指示はしています」
以上
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