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【J1:第21節 F東京 vs 浦和】ペトロヴィッチ監督(浦和)記者会見コメント(14.08.23)

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●ペトロヴィッチ監督(浦和):
「ヨーロッパであれば、4-4のゲームはスタジアムで観戦した方も、テレビ観戦した方も、すべての方がすばらしいゲームだったと思うはずです。ただ、私が危惧しているのは、明日のメディアに4失点したことが記事になることだ。今日のゲーム前までは、我々が14失点で東京が15失点。そういったチーム同士の対戦は、非常に堅いゲームになると予想されていたと思います。
先制した後に、CKから追いつかれ、その後に失点を重ねてしまった。1-3になるまで選手はショック状態に陥っていた。ピッチの中で何が起こっているのかを把握できないような難しい状況にあったが、その後落ち着いてやるべきことをやってくれた。そういう中で2点目をとることができた。後半は我々が相手を上回る攻撃的なサッカーを見せることができたと思います。そういう中で3-3に追いついた。その後、2度ほどあったチャンスを決めきれず、相手にワンチャンスを決められてしまいました。
しかし、その後追いつくことができたし、マルシオ(リシャルデス)選手に非常に惜しいチャンスもありました。不運なことにそれを決めきれずに引き分けに終わったが、後半に関しては我々の良い攻撃的なサッカーが見せられたと思います。
4失点共にナイーブな失点でした。1-3でリードされたところから追いつき、もう一点とられて引き離される中で最後に4-4持ち込み、その後も勝利を目指して戦ってくれました。逆転のチャンスもあった。アウェイでこういった戦いができたことは良い出来だったという風に思っています。見ている側にとってはダイナミックな良いゲームだったと思います。日本代表監督も観戦に訪れているそうですが、代表監督も満足して帰られたのではないでしょうか」

Q:後半主導権を取ることができた要因は?
「1点目はセットプレーからだった。それはイタリア人監督であっても、フランス人監督であっても、誰が監督であっても、CKの得点はCKの得点です。2点目は那須(大亮)と槙野(智章)はオフサイドを取りに行ったのかもしれませんが、オフサイドの判定を狙ったところでそうならなかった。私は試合前、選手に14番(武藤嘉紀)は足が速いので気をつけないといけないと話していました。ついていけば、ああいう形にはならなかったと思います。3失点目はPK。ベンチサイドでしたが我々に与えられたPKは遠かったので正しかったかどうかは分かりません。東京は前半、河野広貴選手が非常に決定的なシーンを迎え、それが決まっていれば、4点目というシーンでした。後半に関しては、失点の場面以外、危険な場面はなかった。試合に入る前には相手のロングボールに気をつけ、セカンドボールをしっかりと狙うことを注意していました。相手の守備が良かったというよりも、十分打開できると思っていましたし、それは時間経過とともに、疲労がでてくるという計算もありました。相手は水曜日に戦っている疲れもあってなのか、今日はそれほど東京の守備が良かったとは思っていません。前半を終えた感想としては、十分に追いつき、逆転できるという感触があったりましたし、それは選手にも伝えました。これ以上、失点せず、自分たちがやるべきことをやっていけば、サイドでも、真ん中でも相手を崩して得点できると、自信を持っていこう、と話をしましたし、後半やってくれると信じていました。我々が後半失点しなければ、もしかすると勝利していたかもしれません」

以上
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