●小林伸二監督（徳島）：
「ゲームの入りは悪くなかったと思います。いつもより少し長く、今日は20分頑張って前からプレスを掛けていました。マリノスはそのあたりでリスタートから点を取っていましたが、そこはクリアできました。でもその後ですよね。少し攻撃してラインが上がっているときに裏を取られたりだとか、ボールに行きすぎてマークに付けていないとか。そういう危ないところが何度かあって、１失点目のPKもそうだと思いますが、そのままプレーを続けてくれるとキーパーがどうだったのだろうとか。２点目もそうですよね。右サイドでちょっとプレッシャーが掛かっている中で、ボールの持ち方が甘かったのを狙われたという部分では、隙を付かれたということになります。「取れる」「かわせる」という判断に差があったのかなと思います。
ミスから入れられた２失点でしっくりいかないゲームになりましたけれど、後半は戦ってくれたと思います。残念ながらあのような形で最後にも点を取られましたが、全体的に攻めるところ、ボールを持つところ、回すところ、広げるところで言うと、やはり試合巧者だなという感じがします。我々は１年目のチームですから、積極的にチャレンジしていくというところは後半見せてくれたと思います。次の天皇杯、新潟のアウェイ、顔を上げてしっかり準備したいと思います」

Q．新加入選手の動きをどう評価するか？
「エステバンについてはバックラインに絡んで丁寧にボールを受けてくれるということと、時折前方にフィード出来るし、いいポジションからタックルするというのは厳しいものを持っています。もっと上手く生かせるようにしてやりたいです。アドリアーノについてはいい状況でボールが収まっていくと怖い存在だなと思います。さらにコンディションを上げて、もっと生きればいいなと思います。やはり前で持つと一人は剥がすので、そこで突破させることと、行きながら後ろに付いて展開していくという、強さと広がりを使い分けられれば、個人がグループになっていくのではないかと今日は思いました。長い時間出られるようになってきましたから、そういうところをプラスしていきたいと思います」

以上