●ネルシーニョ監督（柏）：
「今日の相手は攻撃の質とスピードがあるチームとの対戦ですから、そういうところの厳しさ、難しさは予想していました。ディフェンスを前線から最後のところまで、選手たちが整理して、よく対応できたと思います。スピーディーな展開の前半、スペースを使いながらボールを奪った後の攻撃もやり切って終わることもできましたし、リードして前半を折り返すと理想的な形で終えることができたと思います。しかし後半、相手のボリュームが上がって、10分、15分ぐらい押されたんですけど、選手たちも距離感というところで、相手も中央に人数をかけてきたんですが、それぞれがカバーできたり、体を張れたり、我慢する時間帯は無失点でしっかりと乗り越えられました。そこから試合を落ち着かせることができて、カウンターで押し返しながら、ゲームをニュートラルな拮抗したレベルにまで持っていけたことは、彼らも充実感があるのではないでしょうか。本当に力のある両チームの良い試合だったと思います」

Q:エドゥアルド選手を起用しましたが、力のある相手に対しあえて起用した意図は。
「チーム状況のところで、栃木からエドゥー（エドゥアルド）を取ってきた過程は、センターバックの怪我人と、近藤（直也）の怪我が予定よりも長引いていて、他のセンターバックの状態、もし他に怪我人が出たり、センターバックが調子を落としてしまったり、そういった時に数的に不安がありましたので、補強をしてもらい、彼はチームに来て１週間ですが、左利きも特別ですし、あのサイドでできる有利な点も持っています。身長もあります。１週間の準備を見て、落ち着いてできているので使ってみました。彼は柏に来て初戦ですが、よく応えてくれたと思います。特に守備の面で大きく貢献してくれたと思います」

Q:５試合ぶりの無失点ですが、何が良かったのですか。
「今日はまず守備面が目立ったと思います。しかしここ数試合にはなかった奪った後の技術面の良さも出たと思います。ボールを奪った後、すぐに取られていたのが、最近の良くない現状でしたが、奪ってから自分たちの時間帯を作れましたし、カウンターの質も良かったと思います。チームとしてカウンター、あとは繋ぎながらできたという、その成功経験は数が多ければ多いほどいいと思いますし、しかも今日は個人の良いプレーで点が取れた、セットプレーでも取れたのはプラスだと思いますので、それぞれの要素をこれから変わらず上げていこうと思います」

以上