●マリヤンプシュニク監督（福岡）：

「こんばんは、皆さん。我々の選手に最大限の賛辞を贈りたいと思います。元Ｊ１の素晴らしいチームである磐田に勝ったからというわけではありません。彼らが、我々のプレーを発揮してくれたから、おめでとうと言いたいのです。
特に前半は非常に素晴らしい試合でした。そして、後半は、我々はスマートな戦いに切り替えましたが、戦う意識、態度、ファイティングスピリット、それらは本当に素晴らしいものでした。また、１試合を通して相手陣内の深い場所を狙い、相手にしっかりとプレスをかけ、チーム全体で非常に多くの距離を走ってくれました。これが私が選手たちに求めている戦いの形です。ですから、今日は非常に満足していますし、選手たちを誇りに思っています。また、チームを去ることになった石津大介選手に対し、これからも頑張ってもらいたいと思いますし、将来、成功を収めてほしいと心から思っています。石津の移籍は、我々のチームに非常に素晴らしい選手がいるということを証明してくれました。いつの日か、彼が福岡に戻って来て福岡を助けてくれることを願っています。そして、今日は石津だけではなく、全員がチームとしていいパフォーマンスを発揮してくれました。チーム内で先輩にあたる選手たちは、自分がやるべきことをやり、チームのパフォーマンスを上げてくれました。若い選手たちは、ファイティングスピリット、豊富なスタミナを使って戦ってくれました。ですから、今日の試合はいい試合、そしていい勝利だったと思います。ジャーナリストの皆さんも含めて、ファン、サポーターの皆さんが、今日の試合を楽しんでいただけたらと思っています」

Q：勝ちきれない中で迎えた磐田戦、しかも石津選手がアビスパの選手としてプレーする最後の試合ということで特別な試合になりました。どんな話をして選手たちを送り出したのでしょうか？
「いつもと変わらない働きかけで選手たちを送り出しました。常に我々は、我々のプレーを再確認し、１人１人が何をしなければいけないのかを明確にします。準備、働きかけということでは、どの試合も特別に変わるわけではありませんが、ただその結果は、すごくいい試合になることもありますし、場合によっては、そうでない試合になることもあります。でもそれは人生と同じで、いつでもあり得ることです。もちろん、試合においては違った要素を使って選手のモチベーションを上げることもあります。アプローチの仕方も変わることがあります。なぜなら、同じ試合は２つとないからです。でも基本的な部分では、我々の試合に向かう流れはいつも同じです。今日は、アグレッシブさ、我々が求めるプレーモデル、クロスからのシュート等々、それらのプレーが上手くいきましたし、よくやってくれたと試合後のロッカールームで選手たちに話しました。今日は、よく走ってくれました。ですから、選手たちへのご褒美として明日はオフにしました。２日間休んだ後、水曜日にはＵ−２１日本代表との試合がありますが（10:30〜＠レベスタ）、ぜひ皆さんにご協力いただいて、多くのお客さまを呼んでいただければと思っています」
※U-21日本代表候補トレーニングキャンプ（8/11〜13 @福岡） メンバー・スケジュール

Q:金森選手投入の意図と、どのような指示を与えてピッチに送り出したのかを教えてください。
「前線の選手がよく走るというのが我々の特徴です。そして、前線の選手は相手の選手のプレスをかけ続けます。そうすることで、相手のディフェンスの選手を疲れさせるという効果があります。金森と酒井を後半に投入することで、チームにパワーを与え、我々のパフォーマンスをレベルアップさせたいという意図がありました。そして金森には、いつも言っているように、良く走ること、プレスをかけること、アグレッシブに戦うこと、「俺がやる」という気持ちを持って１対１を仕掛けること、シュートで攻撃を終わらせること、それらを伝えました。彼はそれらをしっかりとやってくれましたし、その結果が得点につながったと思います。また、酒井も与えられた仕事をしてくれましたし、坂田、城後、石津、平井も非常に頑張ってくれたと思っています」

Q:スマートな戦い方に変更したとおっしゃいましたが、具体的にはどのような変えたのでしょうか？
「後半に関して言うと、ボールをキープする場面と、深いところを狙う場面をしっかりと区別して、メリハリの付いたプレーをするように心がけました。ですから、上手く簿減るをキープする時間が出来て、我々が走る量を自分たちでコントロールできたと思います」」

Q:今日の三島選手のプレーについては、どのように見ていらっしゃいますか？
「前節は自分自身に対して多少不安な部分があったようなので城後を使いましたが、今日は、勇気を持って素晴らしいプレーをしてくれました。経験のある２人の選手に対して、しっかりと守備をしましたし、攻撃のところでは、相手の危険になるようなプレーをしてくれました。私の見解は、今日の三島は素晴らしかったというものです」


以上