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【J1:第19節 名古屋 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(14.08.09)

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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:後半開始早々に勝ち越されましたが、結果的には逆転しました。この後半の45分間について監督がどのように見られているかを聞かせてください。
「まずは前半の早い時間帯で失点して、後半も早い時間に失点してしまって、そういう不注意でというか、注意力や集中力がひとつ問題として考えられます。ただ、その後は前半もそうでしたが、自分たちのパスワークを中心としたサッカーをやろうとしたところで、私は選手たちに言っているのは、前半も後半も同じ運動量、パフォーマンス、パスワークをやらなければいけないということ。多少は速攻や遅攻を使い分けるという必要性はゲームの中では考えながら、感じながらやらないといけない部分はあるんですけど、失点したあと、ビハインドになった後で同点に追いついて、失点して、また追いつくという展開になっていきました。どうしても勝ちたいという中では前がかりになるので、カウンターを受けやすい状況にはなるんですが、グランパスのチームと選手の能力を考えれば、どうしても今はDFラインの中央は若い二人なので。若い時というのは、自分たちもそうでしたが、多少は集中力が途切れてしまう、特に今日は蒸し暑かったですし、疲労がたまってしまう条件が揃っていたので、ぼーっとしてしまう時間帯は出てくるものでした。その一瞬の気の緩みで相手にやられる危険性はあるわけで、そこで攻め込まれて失点していたところがあります。そこは踏ん張れないかとは思っていて、特に流れがこっちに来たその一瞬で相手に流れが渡ってしまっていたので、そこが心配ではあったんですが。ただ若い選手が一生懸命に何かを成し遂げたいという気持ちで努力し、諦めず、走り続けた事が勝利を引き寄せたとは思うし、この勝利は彼ら自身が頑張った成果だと思います。特にグランパスという経験豊富な選手がいるチームのホームで、そういう条件を考えれば、選手たちを称えたいと思います。
あとは、前半で不注意からのミスがあったりして失点はしましたけど、それが仕方ない部分もありました。もっと修正していかなければいけない部分ではありますが。前半はもう少しつなぐことができたのに、蹴ってしまったところがあったのは自分たちらしくないところでありましたし、守備から攻撃の切り替えを瞬時にすれば、相手の守備が整う前に攻撃ができる時間や状況があったのに、曽ヶ端(準)を含めてDF陣が少し判断を迷ったり、判断の遅さが目立ってしまいました。ここもまだ改善できるところだと思っています。交代して入った選手は、たとえばルイス(アルベルト)は中盤の活動量が低下し始めたところで、息を吹き返してほしいという意味で交代をしましたし、ルイスはその点では良かったと思う。カイオに代えて豊川(雄太)を入れたのは、若い選手と若い選手の交代というのはまず一生懸命走ってくれという、頑張るというところからスタートするんだということを毎回選手たちに話しているんですが、そこで試合の中で感じるものが出てくる、一生懸命やれば何かが変わると言っている。フォアチェックをすることで何らかのアクシデントや違う状況をつくり出せるわけです。遠藤(康)にしても、正直パフォーマンス的には私は満足していません。得点はしました。私は彼にボックス内に入る、シュートを打つということを求めているので、そういう意味では結果としては良かったかもしれませんが、全体的なパフォーマンスとしては足りませんでした。その要因はケガしてしまって何日か離脱していたので、コンディションを戻すには時間がかかってしまっているのだろうが、チームとして改善する部分だけでなく、そうした個人で改善する部分もあると思っています」

以上
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