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【J2:第25節 岡山 vs 東京V】影山雅永監督(岡山)記者会見コメント(14.08.03)

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●影山雅永監督(岡山):

「まず対戦相手のヴェルディについてなんですが、後半戦に入ってからアグレッシブな姿勢というものを攻守に出してきたと思います。ボールを取りに行くためのプレッシング、戻しの速さ、奪った後の展開の速さ、そして走力、走る量がまず増えている。後半戦から1枚も2枚も強気に戦っているヴェルディを相手に今日は難しい試合になる、死闘になるんじゃないかなと話して、選手と準備していました。
スリッピーなピッチの状態も手伝って、こぼれ球への反応、切り替えとか、局面のバトルの多い試合になったなと思ったんですが、後半、そういうヴェルディを上回るだけの球際の強さ、切り替えの速さをひとつ上げて上回ることが出来たことが勝因なのではないかと思っています。
いいところばかりでなく、反省するところもたくさんあって、たとえば不運に見えるかもしれませんが1失点目。自分たちの選手にぶつかってボールが転がっているんですよね。相手の選手はオフサイドポジションにいたかもしれないですが、レフェリーは笛を吹いていない、ラインズマンは旗をあげていた、そういう小さなことから動きが止まってしまう。もしかしたらそういった些細なことから昇格を逃してしまう原因になってしまうかもしれませんので、何があってもボールが切れるまではボールを止めないようにしないといけないと思いました。逆転をした後に、迫力のある攻撃を続けられたんですが、3点目が入りそうで入れられなかった。そういったことでヴェルディに、最後の最後までもう1点というパワーを出させてしまった。自分たちのミスも重なりましたけど、追いつかれてもおかしくなかったピンチが致命傷に広がることもある。そういったことを踏まえて、今度は1週間準備出来ますので、コンディションを整えて、リーグを突っ走ってる湘南に挑んで行きたいと思います。
最後の最後、粘れたのも、こんなに天気の悪い中で、8000人以上も入っていただけたことは非常にうれしいですね。来週またトップを走っている湘南と戦えることが楽しみです(8/10@カンスタ)。いい準備をしたいと思います」

Q:後半の最初から石原崇兆選手を投入した意図。彼の今季初ゴールについて。
「前半も決して悪くはなく、ある意味、ゲームを支配できていましたし、得点チャンスもないことはなかった。ただ我々の不用意な対応で、0−1で後半を迎えて、もっと自分たちを高めなければいけないという意味を込めたつもりです。具体的にいうとスピードがありますので、自分たちで奪いに行く戻る、奪ったら出て行く、という出力を高めたかったものですから、後半頭からの交代になりした。
得点はこれからもっと取ってくれるんでしょう。そのために毎日、練習後にやってますから。後半とってくれるものだと思って、信じています」

Q:「不用意な失点」という言葉がありましたが、同点、逆転の攻撃は迫力があったが。
「ここのところ2−0、3−0で折り返して課題が噴き出していたんですが、0−1ですのでね。取りに行くしかない、選手たちもやるしかないというので、ベクトルが向かって行き、スピードが上がり迫力のある攻撃が出来たんじゃないかと思います」

Q:湘南戦への意気込み。前半戦での対戦は弱者としての戦いに徹したところもありました。
「開幕してからしばらくは非常に苦しく、自分たちの戦いが相手との戦いよりも先にあって、色々と相手への対策も考えざるを得なかったんですが、もう湘南が強いのはわかっていますので、そこに思いきりぶつかるだけです。結果はわからないです。今よりもさらに大きなパワーを湘南にぶつけて出して、今日もたくさんパワーをいただきましたが、ホームの利もありますので、まず相手に走り勝てるように、気持ち、身体のコンディションも整えてぶつかっていきたいと思います」

Q:2得点ということで、全体でスピードに乗った攻撃が出来たことについて。
「複数得点が続いているのはいいことですよね。それは点を取った選手もですが、今日は2点とも違った選択も出来た。横に走りこんでいる選手がいるんです。これは点を取る可能性をちょっとでも高くするために、サポートにもう1枚、もう2枚入っていこうという、ずっと取り組んでいるところでしたので、今日はそこには出しませんでしたが、そういった選手がいるからこそ、相手のDFのポジショニングが変わったり、そういった形が増えているのはポジティブなことだと思います」

Q:負けないサッカーの要因は。
「必死こいて戦ってることじゃないですか。誰でも負けたくないですが、一方でキツいことはしたくなかったり、誰か戻るでしょという気持ちが出てしまううんですよね、サッカーは激しいスポーツなんで。そういったところをチームのために、味方のために頑張って戻ったエイ、もう一歩飛び出して行く、小さなことを続けることが粘り強さに繋がっているんじゃないでしょうか。味方のため、チームのために、というのは我々のチームとしての根幹の部分ですので、最後まで身体を張った守備が出来ている、どんな相手にもどんなゲームでも、メンタルや貢献力、味方を信じる力を出し尽くせるようにしたいですね」

以上
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