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【J1:第18節 柏 vs 川崎F】ネルシーニョ監督(柏)記者会見コメント(14.08.02)

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●ネルシーニョ監督(柏):
「立ち上がりから、うちの選手たちの高いモチベーションが伝わってきたゲームだったと思います。今日の試合、両チームとも力がある中で、我々としてもやるべき守備の特徴は機能していましたし、攻撃もスピーディーな攻撃が出せたと思います。チームの状態が非常に良くて、点を取って、すぐに追い付かれた前半だったんですけど、追い付かれてからも後半、選手はしっかり切り替えをしてくれて、相手に譲らず勝負ができたと思います。相手の特徴であるパスワークを効果的につながせないところは全員で対応することができたと思いますし、奪った後の質も、スピードも良かったと思います」

Q:奪った後の攻撃についてですが、川崎Fが多くの選手を真ん中に集めて攻撃をするのに対し、奪ったら外のウイングバックの選手に当て、レアンドロ選手が助けに行き、そこからチャンスを作ってゴールを決める、ということを考えて今日の試合をやっていたのでしょうか。
「前半の内容と後半の内容は違ったと思うんですが、前半は我々がディフェンスラインで回しながら、相手が引いてという形も多々あったと思います。お互いが似たような攻めもあったと思うんですが、後半は基本的にうちも引いて、ブロックで中に入れさせず、追い込んで奪う。奪った後の前線のスピードを狙いながら守備をしたんですが、例外としてゴールキックや、相手のGKがボールを持った時は、相手の力のあるボランチ、中村(憲剛)と大島(僚太)、彼らにリリースさせないように、できるだけ前の3人とうちのボランチで前目にポジションを取って、蹴らせるようなやり方を取っていました。後半はおっしゃるように、引いて、堅く守った後、前線のレアンドロと(高山)薫のスピードと、時には工藤(壮人)が引き出してというのを使いながら、カウンターは準備していました」

Q:Jリーグが春秋制を取っている以上、シーズンの途中に移籍するケースはあると思うんですが、そういうことに関してチームをマネジメントする監督として、何かそういうことを想定して対策を講じるべきなのか、そういうことが起きたら対応するしかないのか、そのあたりはどうお考えですか。
「そういう問題になってくると、私だけではなく、クラブ内のマネジメントの話になると思うんですが、選手というのは常に周りから見られていますし、目立った活躍をしていると、特に若い選手は相手の触手が伸びてくると思います。クラブとしてはそういう放出を防ぐ準備を日々していると思いますし、放出を防ぐ手段として、違約金などを組み込んだり、あとは選手の評価を上げると、そういうところで選手に保障してあげるという努力をうちのクラブはしていると思いますし、他のクラブもやるべきことだと思います。取られてしまった後、お金が残らないのは厳しいので、経営者側としては、違約金を付けながら、入ったお金で別の投資をする。そういう準備は当然必要じゃないでしょうか」

Q:ここ数試合失点が多く、今日の試合はスタメンを変え、システムもいじったと思うのですが、今後も流動的に変えていくのか、それとも今日ハマったので、これをベースに戦っていくのでしょうか。
「今日のゲームでスタメンの秋野(央樹)、彼に限らず、試合に出ている選手、もしくは変えて出した選手は、調子が良いから出したわけで、逆に変えた選手は良くないから変えたわけで、その関係、その状態が続く限りは、良い状態の選手、良い状態のチームで継続していくのが正しいと思っています」

Q:川崎Fの特徴であるパスを分断する守備は、どのようなことを考えていたのですか。
「準備の段階で、前回アウェイでやった一戦と、あとは直近の新潟戦を見て分析をして、中央を攻めるシーンが多いですし、ペナルティーエリアの前の選手の数、そこへの対応も、我々の選手の距離感を大事にして、しっかりとポジションを取りながら対応するというところを、トレーニングから、ミーティングから重ねてきました。とにかく共通意識として選手に持っていてもらったのは食い付かないこと。しかし、チャレンジするところはしっかりと行けるように、縦のパスは中には入れさせない、外はある程度割り切ろう、出させてから対応しても十分に追い詰めることはできるので、そこは選手が中で話しながら、距離を詰めてくれたと思います。あとは先ほども言いましたけど、こういうパス回しのうまいチームは、Jリーグの試合を見ていると、相手チームは諦めてGKからとか、ゴールキックの時に、先に引いてしまうというのが目に付いたので、私は逆に蹴らせる形に持っていきたいと思っていました。そこはレアンドロ、(高山)薫、工藤(壮人)で気を抜かないように、つながすなとポジションを取らせて、あとは中村(憲剛)と大島(僚太)に対して、うちのボランチが激しく行けるように、出せないようにということはよくやってくれたと思います」

以上
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