●柴崎晃誠選手（広島）
「前半、失点してしまったんですが、前半から同点にできるチャンスはありました。後半、一人少なくなった相手を崩すことができず、何とか同点に追いつくことができた試合でした。一人多い状況で、もっと前に厚みをかけたかったし、中を固められているので外から崩して、コンビネーションを使っていく形を突き詰めたかったんだけど、なかなか難しかったです」

Q:残り5分の同点ゴールについて。
「サイドからのクロスを皆川がいいところに落としてくれた。ミートすることだけを考えて、蹴りました。自分がゴール前に入っていくことで相手も混乱するかなと思ったし、入れば何かが起きると思って」

Q:J1では広島移籍後初得点です。
「勝利につながるようなゴールが生まれればいい。もっと得点できるよう、頑張ります」

Q:青山選手が離脱している今、柴崎選手にかかる期待も大きい。
「自分の持っているものを発揮して、チームの勝利に貢献したい」 

●皆川佑介選手（広島）
Q:アシストできた気持ちとゴールできなかった気持ち。どっちが強い？
「FWなんで、得点を決めたかった。それは悔しい。ただ、前回と違って、ビハインドの状況の中、自分が入ることで相手の守備ラインを下げ、高さで勝利したり強引に勝負したり、そういう部分では少しは貢献できたかも。ただ、最後の左足のシュートは……、決めたかった」

Q:アシストのシーンについて。
「（柴崎）晃誠さんが見えたので、優しいパスを送りたかった。その前にも何度か、ＤＦとの駆け引きで自分がフリーになって落とせたので。あそこに落とすことで何かが起きてくれればいいと考えました」

Q:ミキッチのクロスをよく合わせた。
「左に（ミキッチが）持ち替えた瞬間、ニアではなくファーだと思った。そこにボールが来ただけ。中での駆け引きから相手より先に触れたのが、得点につながったと思います。ミカ（ミキッチ）は絶対に突破してくれると信じていたし、あとは中で自分の力や質を発揮すること。そこは、もっと向上させないといけない」

Q:前節と合わせて1得点2アシスト。自信も芽生えているのでは？
「相手が疲れて間延びしている時に出ているので、スタートから出てやれるかどうかは、わからない。ただ、やれる自信だったり、実力を中断前からコツコツと積み重ねているから、今、こうして出場できている。試合に出て満足するのではなく、練習からコミュニケーションをとって、味方との関係をつくっていきたい」

Q:引いた相手に対する切り札となりつつある。
「自分が入ることでDFラインも下げれたし、高さを武器にしてやらないと意味はない。そこでどんどん、勝負していきたい。広島にいないタイプのＦＷとして期待されていることは理解しているし、他にない攻撃の特長をもっと活かしていきたい」

Q:もっとボールが欲しい、と思っていた？
「今回は長い時間で使ってもらったし、これだけの時間があればチャンスはあると思っていました。そういう意味では、アシストできてよかった」 

●柏好文選手（広島）
Q:古巣相手に特別な思いは？
「気持ちは入っていたんですが、勝点3をとれなくて残念。相手も粘り強く戦ってきた。スライドしたり、プレスバックしてきたり。敵として戦ってみて、あらためてそういう守備の意識というか、頑張れるチームだなと感じました」

Q:相手は引いて守ってきましたが、難しさについて。
「これからもそういうチームはあると思うし、その戦い方は大切。サイドに振って相手を疲れさせ、根気強く攻撃できればいいと思います。そういう守備を上回るような仕掛けなど、もっと上を見てやっていかないといけない。次に戦う時まで、自分も成長していくためにやっていきたい」 

●クリスティアーノ選手（甲府）
「残念なことは引き分けたこと。ゴールを決めたことは嬉しいが、そのゴールを勝利に変えたかった。チームは勝点３の近くまで行ったし、引き分けたことは負けるよりはいいことだけど、勝ってもおかしくないゲームだった」

以上