●ラモス瑠偉監督（岐阜）：
Ｑ：先制点までは理想の展開でした。
「前半は山口監督も悩んでいたと思う。こっちが流れを掴んでいた。しかし、ここ数試合、点を取った後にすぐに入れられている。結局同じことが起きた。誰が指示出すの。なんでボーっとしたのか。なぜあそこで集中力を切らしたのか。自分の人生の中で、ドーハ（の悲劇）以外そういうのはない。しかも、ドーハの悲劇は決して集中していなかったわけではない。こういうリーグ戦でこうなるのは、みんな勝ちたくないのかなと思ってしまう。1-0になって、ホームなので様子を見たが、まさかあんな形でやられるとは。もう素人か。クリアボールして、宮沢のところで数的不利なのに、なぜみんな前に行ったのか。リスク管理が出来ていない。こんなにいいサポーター来てくれて、今週の練習も雰囲気良くて、相手の出方も予想通りだったのに。後半高地をボランチの位置に持ってきて、もっとボールを触れるようにしたり、前線を2トップにしたりしたのだけど、残念でたまりません。何より一番腹立つのは、自分たちのミスで負けること。これは何回も言っていること。小学生だよ。今の中学生、高校生はそんなミスをしない」

Ｑ：前の試合で大幅にベテラン選手を休ませた。その効果は出ましたでしょうか？
「失点のところ以外では出ていた。前半は良くなかったが、後半の出だしは良かった。後期は夏場もあるので、この1カ月で誰が力になるのかを見たかった。熊本戦で試して、今回はベテランに戻した。それなりに良かったけど、あの失点が。木谷や川口がいるのに、ああいう失点は許せない。相手は勝ちたいのは当たり前。あそこさえ凌げば。このチームは本当に無口。何のためにベテランがいるのか。ピッチの監督を探さないといけない。遠藤、阿部、益山がしっかり戦ってくれたし、ベテランとうまくかみ合っただけに、失点のところが本当にもったいない。４−３−３に持っていこうとしたが、失点があまりにも早すぎた」

Ｑ：遠藤選手について。
「勝負に出るタイミングがまだ間違っている。私にとって19歳は若くない。でもだいぶ良くなってきた。出来るだけもっとチャンスを彼に与えたい。もっと伸びる予想をしている。ただ、今日は良くなかった。そこはもっと言っていかないといけない。でも気持ちはだいぶ成長しているし、自信をつけている」

Ｑ：サッカーを通して岐阜を盛り上げたい。夏に盛り上げたいとおっしゃっていましたが、今日は本当に多くのサポーターが集まりました。
「こんなにサポーターに来てくれたのに、勝利をあげられていない。この試合はたくさん来てくれるぞと分かっているのに、ああいう失点をする。後ろに7人いたのに誰も声を掛けない。今が本当にチャンスなんだよ。もっと岐阜を好きになってもらえるチャンスだった。でも今日逆転負け。さらに次負けたらサポーターは離れていく。それは選手と監督の責任。本当にもったいない。今日は子供たちも多かった。面白いサッカーやっているね、強いねと思って帰ってほしかった。それはもっと僕らが考えてやっていかないといけない。地元で勝つチームを作りたい。ここで目が覚めても遅くはないので、これから結果を出せれば。もっと楽しいサッカー、チームを作っていきたい。それは僕の責任だし、ピッチに立ったら選手たちがしっかりと考えてやらないといけない。でも僕がブレないでやりたい。ぶれずにやり続ける。この負け方を絶対に忘れてはいけない。この負けは絶対に許さない。さっさと目を覚ませ。これで目が覚めなかったら、俺が復帰する。俺がやり方を教えてやる。本当にがっかり、頭来るけど、次に切り替えて、良い戦いをしたいと思います」

以上