●マルコペッツァイオリ監督（Ｃ大阪）：
「まず、今日はいい試合をすることができませんでした。90分通して、試合を掴むことができず、競り合いに勝つことがなかなかできませんでした。我々はアグレッシブに前へ前へとボールを奪いに行きたかったのですが、今日は5分×3回くらいしか、そのようにアグレッシブに前に前に行くことができませんでした。中盤の選手と、FWの選手が、少し複雑にプレーしようとし過ぎたのかなという気がしています。ただ、チームは最後まで諦めずに、モラルを見せてくれたと思いますし、最後の最後まで戦ってくれたと思います。また、2つのことについて、まず1つ目はGKが前半から何度もピンチをしのいで、チームを救ってくれたように思います。もう1つは、（平野）甲斐が初めてのＣ大阪での試合で、チームのために貴重な1点を決めてくれたことは、称賛に値すると思います。ただ、今日、我々が本当にしたかったサッカーをすることができませんでした。ここから、さらに次の試合に向けては、いろいろと変えていかないといけないことがあると思います」

Q:連敗していた中でのこの勝点1をどのように評価されますか。
「この勝点1について、チームのモラルを見せてくれたことが、結果につながったと思います。天皇杯で120分戦った後、1週間に2試合という日程のなかで、チームが自信を持つために、そして、これから試合をやっていくためにも、貴重な勝点1だったと思います」

Q:川崎Ｆ戦の後半で足が止まった反省を踏まえて、今回の前半である程度抑えて、前から行かなかったというのではなく、（前からプレスに）行きたかったけど、行けなかったということでしょうか？
「もちろん、いつも前に前にボールを奪いに行きたいとは思っていますが、やはり90分続けることは難しいです。今日は引き気味で始めましたが、ただ、引いている中で、競り合いになかなか行けず、奪いきることができず、スペースを与えませんでしたが、試合をつかむということはできなかったように思いますし、奪ったあとも、もう少し早く縦に入れて、安藤から甲斐へのゴールシーンのような攻撃をもう少ししたかったというのが、私の思うところです」

Q:試合の後にベンチの前で円陣を組んでいるのは、監督から言い出されたことでしょうか？
「最後の円陣では、必要なことを選手に短くまとめて伝えたかったので、円陣を組みました。今日はいい試合ができませんでしたが、ただ、ここからまた積み上げていかないといけないですし、水曜日にはまた次の試合が迫っているので、そこに向けて、リカバー、食事、休養を含めて、いい準備をしていかなければいけないので、下を向いている暇はないという話しをしました」

Q:キム ソンジュン選手の初先発出場についてと、交代の意図について、教えてください。
「ソンジュンについて、規則正しく、他の選手同様にプレーしてくれていたと思いますし、途中からチームに入ってきた状態で、チームをよくするというのは、なかなか難しいことだと思いますが、コレクティブに他の選手とつながりながら、効果的な動きを見せてくれていたと思います。あと、交代について、フォルランを起用したのは、2列目からゴールを狙える選手が必要でしたし、前で目標になる選手が必要だったので、彼を投入しました。また、イバ（新井場徹）は経験豊富な選手なので、ボールを失わず、チームを落ち着かせることを期待して、あのポジション（2列目）に投入し、アーリア（長谷川アーリアジャスール）も高い技術を持っていて、ボールをよりポゼッションしてチームを作りたかったので、彼を投入して、中盤を強くしようというのが、交代の意図です」

以上