●アフシンゴトビ監督（清水）：
「前半に関しては、しっかりと組織ができ、試合をコントロールできていたと思います。前半に関しては満足した部分もあります。少しアンラッキーだったのは、得点が決めきれなかったことで、高木俊のシュートがクロスバーに当たってしまったところ、大前のヘディングシュートが相手に止められたしまったこと、そして取り消しになってしまったノヴァコヴィッチのゴールなどがありました。川崎Ｆの前半のチャンスは、終了間際の大久保のチャンスだけだったと思います。
後半に少し心配していた点は、我々がしっかりとシャープになっていなければ、大久保や小林、中村といった選手たちにやられてしまうと考えていました。後半の立ち上がりでボールを失って相手にカウンター受け、相手にチャンスを与えたところで試合が変わってしまったと思います。その後は15分間は（自分たちのサッカーを）失ってしまい、そこで2失点してしまいました。間延びしてプレッシャーをかけられなかったところから崩されて2失点してしまい、その後は非常に難しい試合になってしまいました。
最後は相手と同じように我々にもチャンスが来ましたが、そこで我々は決めきれず、逆に相手にチャンスを決められてしまったと思います。ここからしっかりと巻き返し、水曜日のＧ大阪戦と次のホームの柏戦にしっかりと備えていきたいと思います」

Q:前半は非常にコンパクトにやれていたと思いますが、後半にそのコンパクトさを保てなかったのは、どんな原因があると考えていますか？
「それはＪリーグで多く見られることだと私は思いますが、ミスが起こった後に自信を失ってしまうところだと思います。そのミスが起こった後に、（杉山）浩太や平岡たちDFラインが下がってしまい、それで中盤も下がってしまうことになり、前線からプレスに行けなくなってしまったと思います。本田がパスを奪われてカウンターを食らった場面がきっかけになって、試合の流れが大きく変わってしまったと思います」

Q:後半2点差になったところで、本田選手に代えてヨン ア ピン選手を入れましたが、その意図は？
「まず私の狙いとしては、0-2になって相手がカウンターを狙ってくるということで、カルフィン（ヨン ア ピン）のスピードやパワーが必要になると考えました。それをすることにより、浩太を中盤に一列押し上げて、ひとつの交代で２つのポジションに影響を与えようと考えました。速さのある大久保や小林がいて、川崎Ｆは非常にカウンターがうまいチームだと思います」

以上