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【第94回天皇杯 2回戦 千葉 vs 長野】関塚隆監督(千葉)記者会見コメント(14.07.13)

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●関塚隆監督(千葉):
「サポーターに助けられて後半、尻上がりに良くなって勝てたと、そういう意味では本当にサポーターに感謝したいなと思います。
選手のほうは僕も4日間トレーニングしたわけですけども、お互いに緊張感のある中でやって、しかもスタジアムでお客さん、サポーターが多くいる中でスタジアムで戦って、いろいろ重い空気があったと思いますけど、やはりやることをきっちりやって、そして勝つために18人がしっかりとプレーしてくれた。それで本当に勝って試合を終えられたんじゃないかなというふうに思っています。そういう意味ではこれから夏場で厳しい戦いが一戦、一戦ありますけども、今日のようにチーム全体で勝利のために向かっていきたいと思っています」

Q:選手交代ですが、最初の交代(山口智選手から井出遥也選手)はアクシデントがあったと思います。それを含めて2回、選手の配置を変えながら交代がありましたが、最終ラインを含めた選手交代に不安はありませんでしたか。
「僕が見た中で、しかも同点でしたかね。ちょうど千葉が点を取って山口智が一回ピッチに入ったんですけども、やはりやめたほうがいいかなという感じだったので。(スコアは)2−2の同点だったので思い切って、最後に入ったような竹内彬というオプションもあったんですけども、1つやはり中盤で構成力を持って逆転するためには必要かなと思いまして、そっちの選手起用での交代になりました」

Q:観客数ですが、J2で5年目ということでお客さんが少し離れてしまったという話もありますが、勝つことはもちろんのことながらお客さんに来てもらうようなサッカーという意味ではどういったサッカーを見せていこうと思いますか。
「やはりサポーターにチームとしても魅力のある、スタジアムに来て応援したいなというサッカーを一戦、一戦やる。その中にはやはり勝利へのひたむきさというか、今のFIFAワールドカップを見ても本当に最後までしのぎを削った中での戦いというのは、やはり見ていても感じるものがありますから。そういうものをまず一戦、一戦ホームで戦っていくということが大事な点じゃないかなと思いますし、また、チームとしてもそういう形でいきますけども、個人としてもやはりこの選手が見たいなと思う選手がしっかりと出てくるというか、そういうふうになっていってもらいたいなと。それを同時にできたら一番いいんじゃないかなと思っています」

Q:前半を終えてスコアは1−2でしたが、しぶとい戦いをした長野の印象についてお願いします。
「今まで長野さんが(システムを)3−4−3といいますか3−4−2−1といいますか、そういうふうにシャドーを2人置いていたんですけど、今日は3−5−2というか5−3−2といいますか、2トップで中盤のところの構成が3枚。今日の試合で苦戦したポイントはそこで、得点したあとにすぐ失点した、あのバタバタ感は本当に二度とないようにこれからしていきたいと思っています。ただ、その中でボールを支配されて、前半はうまくいかなかった。そのへんのちょっと相手の配置が変わった時にやはり自分たちがどういうふうにボールを追いこんでいくか。あるいはボールを持った時にどこのスペースを使っていくかというところの判断力というところが、今日はもう一つ(うまくいっていなかった)。僕がそのへん、長野さんが今日の試合に向けてやったことと変わった時に、そこの変化に対して対応できなかったと。そこのところをもう少し柔軟にできるような形に(なるに)はまだまだ時間がかかると思いますし、そういうようなチーム状況をこれから一つひとつ作っていきたいなと思っています」

Q:今日は2トップの森本貴幸選手とケンペス選手が得点しての勝利ですが、彼らを生かす攻撃の形など今日の試合の評価をお願いします。
「まだまだですね。まだ現代的なFWの選手じゃないですか。もっと2人がハードワークというか攻守にプレーできないと、やはりどうしても後ろの4枚と離れてしまうと思っています」

Q:監督就任記者会見の時に「中に入ってからチームがどういうものか見てみたい」というお話でした。まだ期間は短いですが、入ってみてチームの雰囲気などどうか、それから初采配ということでどういった面持ちでしたか。
「やはり発見というものもありますし、それが今日みたいな公式戦で出てくるものもありますし、トレーニングの中とはまた違ったものが出てくると思います。だから、そういうものはやりながら感じてくるものかなと。選手たちもまだ頭で考えてプレーしている間はダメだと思うので、やはりもっと自然体の中でやって、その中での僕の見極めといいますか、どのくらいのプレーの全体のバランスができるのか、そういうところをやはり個人的なポジションのところも、そしてチーム全体も見なきゃいけないなと思いますから。ここですぐに印象と言われても、今日は本当に修正して勝ってくれたというところが1つ収穫だなと思いましたし、本当に長野さんも力のあるチームなので、左サイドを抜かれた時は本当にドキッとしました。そういう意味では僕も久しぶりにベンチに入って非常に緊張感のある戦いができたと思っています」

Q:監督は今日の采配はスーツ姿ではなかったですが、そのあたりのこだわりや心境は?
「今回、指揮を執るにあたってはこの姿でやりたいと決めました。(理由を聞かれて)気持ちがそういう気持ちで、針がそういうふうに振れたのでそう決めました」

以上
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