●山口素弘監督(横浜FC):
「ここのところ、毎度の最初のコメントになってしまうかもしれませんが、勝点3を取り切れなかったのは悔しいというところです。試合前に選手たちに伝えたのは、今日で折り返しだと。それで今の順位や勝点に満足している選手はいないだろうし、悔しい思いをしている。ただし、それを嘆いても仕方がないし、何の意味もない。今日で折り返しになると、後半戦に向けて自分たちはどういう戦いをしていくかというのを今日見せようと。今日のゲームでしっかりそれを見せようと伝えました。非常に立ち上がりから攻守にアグレッシブにやってくれて、球際でもやってくれましたし、なかなかシーズン当初から結果が出ない中で、いろんな修正をさせながら、進化させながら、変化を加えながらやってきて、ここに来て選手にもアグレッシブさがでてきて、どこを変化させたかは言えないのですが、ある程度のこれでやるだという手応えをつかんでくれたと思います。もちろん今日のゲームも満足ではないし、今日のゲームも勝っていないので、これをもっと質・量ともに上げないといけないし、もっともっとやっていかないといけない。その覚悟を持ってくれと、今、試合に出ているメンバーだけでなくて全員に言いましたし、これで半分終わったのですが、また明日大事なトレーニングマッチがありますが、それをやって、一回休んで、天皇杯が間に挟まりますが、後半戦に向けてアグレッシブに勝点を積み上げていく、取りに行くと。今、順位が出ていると思うし、この試合の前に6位との差が勝点13で、数字的には厳しいし、当然そうだけど、これは自分たちが導いた立ち位置だし、その責任は俺にある。それをしっかりと踏まえた上で、ここからそこを狙うには、今日のプレーは良かったが、それよりも良いものを見せるべきで、その覚悟を持てと。今のところ、何も言われていないので、僕がこの後もやるんでしょうが、補強に関してはあまり話がないので、このメンバーでやるということでしょう。だったら、その覚悟を持ってやるしかないというところで、それは選手に伝えて、その覚悟がある奴はオフ明けに集まれ、ない奴は早い夏休みを取って良いよと、そういうことを伝えました」
Q:ボールを回すという戦い方がベースにあると思いますが、それに加えてショートカウンターも狙っていくというのもチームの狙いとして持って行くという考え方でしょうか。
「そうですね。シンプルですよ。ボールを回すのも当然そうだし、ただ回すわけではなくて目的は前に運んでゴールを狙うことなんで、シンプルに早く縦に攻められるのであれば当然攻めるし。ポゼッション型とかカウンター型とか(決めつけるのは)俺はあまり好きじゃないし、ポゼッションと言ってもボールを持っていれば全部がポゼッションだし、パスサッカーと言ってもショートもあるしロングもある。今日いくつか見せてくれたサイドチェンジもある、相手の背後とかも。ボールをしっかりと動かさないといけない。今おっしゃったように、高い位置でプレッシャーを掛ける、プレッシャーの掛け方はここに来て変えましたが、非常にやってくれている」
Q:高い位置で奪うというところは前半あったけど、後半は逆に足が止まって逆襲を食らったように感じましたが。
「逆にそこは、逆に自分たちがボールを持っている時にボールを奪われてショートカウンターを受けたというところにもなりますが、(後半)多少水戸さんも前から来たと思うんですね。ボランチの位置をみればわかるように。であれば、逆にどこを狙うかというところで、前半と同じようにやるのか。その後、いくつか引っかけられてから、こちらで選手に伝えて、やってくれた部分がありますが、相手の背後、サイドの裏に流れてそこで起点を作るというところも必要でしょうね。そこは伝えて、多少押し込めたとこともあります。そういう、ゲームの流れであるとか、相手の前後半で変わる部分を感じないといけないし、もちろんそれはベンチの役割でもあるので、そういうのをやらないといけない」
Q:小野瀬選手を先発で起用した理由は?
「小野瀬に関しては、ここのところアグレッシブさが戻ったという表現かな。シーズン前キャンプとか、キャンプ前にブラジルに行っていた時のアグレッシブさが戻ってきた。特にゴールに対してとか、相手の怖いところに入っていくというところが戻ってきたので、今日起用しました。非常に良かったと思うし、1本なんであそこで打たずにパスを選択したのかなと思うシーンはありますが、あそこに行っていることが大事な部分もあるし、ただ、もう1つ苦言を言えば、そこは自分で決めるというところですかね。そこは、本人が一番悔やんでいる部分かもしれない。今言ったように、これは彼がもっと経験しないといけないが、あそこの位置だったら後半流れが悪い時に、小野瀬とか黒津が背後に動いて、相手のプレッシャーをかいくぐるというのも1つの手だし、そこをもっと感じないといけない部分。足が止まったという話もありますが、さっき言ったことではないけれども、これが足が止まらないように鍛えないし、やらないといけない部分。もちろん90分ハイプレッシャーはなかなか難しいが、そこをすり合わせないといけない。無理だったら、ラインを下げるとか。そうすると相手が出てくる、そしたら背後を狙うということを意識すれば、もう少し相手が崩れたと思う」
Q:チームの力からすると順位が低いように思うが、監督から見た前半戦の誤算は?
「まず1つ、言葉尻を捉えるわけではないが、何がチームの実力かと言うことがあって、選手の質なのか、選手の顔ぶれなのか、今までのJ1でやっていたとか、その人数なのかとか。そういうことではないと思う。もちろん今の順位にいる責任は俺にある、それは間違いない。ただしチームの実力というのは、選手だけ出なくて、クラブのいろいろな面を含めたのが実力なんですよ。もちろん前も言ったようにスタジアムの雰囲気もそうだし。そういうのも含めてですよ。だから、この順位が実力ですよ。それをしっかりと受け止めようと。そうじゃないんだったら、実力があるのにこの順位でいるのであれば、俺を変えればいいんでしょ。その覚悟は俺は持っているから問題ない。ただ、俺がやる以上はもっともっとやるし、現場だけではなくて、いろいろクラブとしてですよ。J1を狙うということであれば、いろんなところがJ1に行っておかしくないようなクラブにならないといけない。1つは現場の実力で、それは俺らが努力するしかない。選手、スタッフでね。もう1回言うと、今の順位の責任は俺にある。いろんな大変な状況ではあるけど。ただ、前にも選手に伝えたのは、今の順位、勝点を踏まえた上でどういくかだよね。それを良い経験という言い方をしたら嫌だけど、いい勉強もしている。今日は良い勉強になった。せっかくああやって良い時間帯に点を取ったのに、ああいう失点をしてしまったというのは、ダメだし、それはハーフタイムに選手にも伝えたけど。得点は前半アグレッシブに行ったことのご褒美だし、その後の失点は『お前ら調子に乗るな、浮かれるな』という注意だよね。それは自分たちで招いたけど、それを含めてやると。歯を食いしばって這い上がるというところです」
以上
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