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【J2:第20節 富山 vs 長崎】安間貴義監督(富山)記者会見コメント(14.06.28)

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●安間貴義監督(富山):

「連敗が続いている中、雨で足もとが悪いにもかかわらず来場してくださり、勝利へ後押ししてくださったみなさんに感謝します。
選手はいつも通り最後までよくやってくれた。今日も何度か決定機を逃して、また入らないのかという空気はあったが、何度も挑んでいく姿はよかったと思う。1つのゴールがこれだけの感情を生むことを覚えて、また次の1週間準備してくれたらよい」

Q:10試合ぶりの勝利を挙げた。今までと違ったのはどんな点か。
「今まで通りだ。長崎の高木監督も勝利を取りにきた。前線に長身の選手を増やしてうちのウイークポイントを攻めてきた。そこに対応して無難に試合を終わらせる選択肢もあったが、うちの選手の表情をみていると点を取りいこうとする気持ちがみえたので、(朝日)大輔を入れる決断をすることができた。大輔が決める前もミドルシュートを狙っていたように、シュートへの意欲、勝利への意欲をみんなが持っていた」

Q:大西選手に代えて朝日選手と入れた意図は。
「セカンドボールを拾うのなら、(大西)容平と(朝日)大輔を並べたほうがよいし、交代させないという方法もあった。大輔はボランチの1列前に入れようとも思ったが、相手のディフェンスもしっかりしていたので、2、3列目から進入するほうがスペースは見つけやすいと考えた。大輔はその距離を走れる選手だ。容平を外すことに怖さもあったが、選手たちが引き分けを望んではいなかったので思い切って代えた」

Q:あらためて今日の勝因は。
「勝利欲はどの試合ももって臨んでいる。試合前に選手に伝えたのは、9連敗という結果に対する責任は監督にあり、一緒にいろんなものを背負わなくてよいから今日は純粋に勝とうと。そのためにやるべきことをやる、そしてやるべきことはいつもと変わらないと。気持ちだけでは勝てない。気持ちと技術が比例していくと勝っていける。両方が合わさったのだと思う」

Q:先発に復帰した白崎選手の出来が良かった。
「彼は今季中心になってもらわなければならない選手。弱気になったらメンバーを外すと伝えていて、勝負を避ける姿勢がみえた時は外したこともあった。悔しさを日々の練習にもぶつけていた。試練を乗り越えて成長していると思う。もっともっとできる選手だ」

Q:久しぶりに勝った率直な感想は。
「プロスポーツは感情を与えるものだ。こういう状況にもかかわらずカターレのことを想っていただいている方々には本当に苦しい思いばかりを与えていただろう。このように勝利することによって、みなさんに良い感情を与えられる。選手をはじめカターレに関わる人たちはこのことを強く思い、勝利を繰り返せるようにしなければいけない」

Q:次節に向けての抱負は。
「ゲーム内容は最下位のものではないと思っていても、ゴールを挙げられなかったり、今日も立ち上がりにあったようにミスが出て失点につながってしまったりすれば勝負は落としてしまう。勝負の勘どころをつかまなければいけない。それは続けることでしか身に付かない。真剣に繰り返すしかない。できたこと、できなかったことを整理して、次の1週間しっかり準備したい。この順位にいるのは必然だが、裏付けをもってこれからしっかり順位を上げていけるようにしたい」

以上
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