● 松岡亮輔 選手(山形):
「3週間ぐらい前からメディアの方たちにはずっと『ジュビロ戦どうですか?』『ジュビロ戦どうですか?』と聞かれていて、そこまで言われるといい加減、僕自身も緊張してくるわという感じだった。始まる前までは古巣とやるというのは僕自身初めてだったので、どういう感覚になるのかなとか、どういう気持ちになるのかなと、ワクワク半分不安もありました。いざ試合に入ってやってみると、とにかく今までやってきたことしか出せないという気持ちで入りましたし、それがプレーにどう映ったのか、皆さんにどう映ったのかわからないですけど、僕自身は2年間愛着のあるチームに対して真っ向から自分のプレーを表現しようとしたし、多少はできたのかなと思います」
Q:今日の前半は特に気持ちの入ったプレーが多かったと思います。気持ちの入ったプレーを見せたいという思いは強かったですか?
「いやそれはジュビロだからっていうのは一切ないです。それではプロとしてどうかなと思いますし、そこは毎試合、42試合戦っていくなかでどの相手にもそうします。毎週の試合に対してそういった気持ちを見せないと絶対に目の前の相手は倒せないと思いますので、そういう意味ではいつもと変わらない気持ち、姿勢で臨みました」
Q:今日は松岡選手に対してサポーターからも応援が多かったですが、どのように受け止めていましたか?
「もう本当に本当に後押しになりましたし、1万人を超えてお客様に入ってもらうというのはスタジアムの空気感も全然違います。やっている僕たちもすごい後押ししてくれてるなと、そういう感覚を受けて試合をしてました。『県民応援デー』ということで、サッカーに詳しくない方も観に来られたと思うんですけど、そういう方々に対して今日が『サッカーっておもしろいんだ』『山形っていいサッカーするな』『モンテディオのサッカー楽しいな、また観に来よう』と思っていただける大事な一戦という、私情は抜きにしてそういう意味で大事な一戦という意気込みではいました。結果が出なかったというのは残念ですし、また観に来てもらえたら、次こそはいいサッカーをして勝ちにつなげたいと思います」
Q:今日の敗因はどこにあると思いますか?
「敗因は地力の差ですかね。やっぱり、前半のうちに勢いを持っていけたのに、後半は地力に勝るチームというのはああやってしたたかに戦ってくる。決めるべきところで決めるし、最終的には勝ちを持ってくるという意味では、地力のあるチーム、強いチームというのはそういうところがあるので、僕たちはまだ勢いだけのチームかなと思います。敗因はそこですね」
Q:今日は試合後、磐田のサポーターのもとに行くことは決めていたのですか?
「あいさつはしようと思いました。泣いちゃいました。ブーイングかなと思ったんですけど、思った以上に声援いただいたので。それまでに、磐田戦、磐田戦ということで自分自身、気持ち張りつめてましたし、その糸が切れちゃって涙につながってしまったというのはあるんですけど。正直、昨日の夜ぐらいから緊張しましたけど、そういう意味でもずっと張りつめてました。移籍は2回しましたけど、古巣とやるのは初めてだったのでどういう感覚かなという楽しみと不安が半分半分ぐらいのなかでしっかり90分入って、それが終わったときに松岡コールが来て、緊張の糸が途切れたような感覚ではありますね」
●伊東俊選手(山形):
「気持ち入れて、前半から飛ばしていこうと思いました。個人的にはシュートを打ちきれなかったので、シュートの意識も低いかなと思ったのと、チャンスはチーム全体では少しはあったので、決めきるところですね、前半は」
Q:サイドを崩すという部分では仕事ができたと思いますか?
「中のほうにいたし、サイドを崩すという面ではできてなかったかもしれないです」
Q:後半に押し込まれて攻撃にも行けなくなりましたが、前半と後半の違いをどのように感じましたか?
「試合に入り込み過ぎて、相手の前半と後半の戦い方が変わったかわからないですけど、こっちがちょっと前半よりもロングが多くなったかなと。相手がうまくやってきたのかもしれないですけど、下でつなぐことができなくて、それができなかったかなと思います」
Q:前半9分に相手ゴール前で仕掛けるプレーがありました。狙いどおりでしたか?
「シュートをいつか打てるところがあるかなとずっと待ってたけど、うまく自分の打てるポイントがなかったり、相手にうまくコースを消されたりして、シュートまで行けなかった。亮輔君(松岡)がタイミングよく入ってきてくれました」
●林陵平選手(山形):
「ずっとリハビリで、スタンドから見てた試合は少ない来場者数で、今年に入ってから特に来場者も入ってなかったし、こういう多いお客様のなかで試合に出られるってことは、幸せだなというのはありました。サッカー選手はピッチでプレーすることが仕事だと思っているので、そういう意味ではケガをしてすごい辛い時期があった。その分、人間的に成長できたし、体の部分でも成長した部分があるので、どんどんコンディションを上げて、自分がセンターフォワードで、1トップで引っ張れるように頑張りたいと思います」
Q:林選手が収めてもなかなか押し上がってこなかった印象があると思いますが?
「スペースはあるんですけど中盤がないという感じは、特に後半の最後のほうはありました。ボランチや中盤でボールを持って落ち着かせるというのがあまりなくて、センターバックとかキーパーからドカンというのしかないという感じは試合をしていて感じました。もっと全体的に連動して、4-2-3-1で中盤がイーブン、そこで中盤をしっかり経由しないともったいないと思うし、そこはもっと足を動かして、パスをつないで前に運べたらいいなと思います」
●秋葉勝選手(山形):
「前半のうちに1点欲しかったですね。自分たちの内容がよかったので。でも、やれるなという雰囲気はしてましたし、後半も悪くはなかったですけど、あまり前半のようにチャンスを作れなくなったりしていた」
Q:前半と後半では何が変わりましたか?
「後半から相手が前から来だしたので、自分たちがちょっとつなげなくというか(プレスを)外せなくなったり、いい形でつくれなくなって、単調になったかなと思います」
Q:前半かなり飛ばしていましたが、スタミナ的な問題はどうでしたか?
「問題ないとは思いますけど、ちょっとしたズレだったり、セカンドボールを拾えなくなってきてたり、いろいろな要因があるかと思います。我慢強くは守れてたと思うんですけれども、セットプレーが続いてたので、そういうところで。本当に最初に1点欲しかったなという感じです」
Q:久しぶりのホームでの1万人以上の雰囲気はどうでしたか?
「久しぶりに気持ちよかったですし、みんなと一緒によろこびを分かち合いたかったんですけども、残念な結果で終わってしまいました。内容はそんなに悪くないと思うので、自信を失わずに、自信を持ってこれからもやっていけばいい内容は見せられると思う。それに伴ってしっかり結果もついてくるように戦っていきたいなと、前を向いていきたいなと思います」
●イ・ジュヨン選手(山形):
「相手の前田選手は動きがうまいとは聞いていたのですが、そこでいいリズムをつくらせないようにするつもりで、試合前から強くいこうと思っていたんです。でも、駆け引きのところで自分が少し後手を踏んでしまって、先に相手にボールを触らせてしまったり、しっかり切らないといけないんですけど相手にキープされたという部分があって、そこで少ししんどくなったのかなあと思っています。自分の出来としては、あまりうまくできたという感じはありません」
Q:競り合いでは競り勝てていたシーンもありましたが?
「相手に先に触られたりという部分はあるんですが、強く行くことによって相手に簡単に前を向かせなかったりとか、いい位置に落とさせなかったりとか、こちらがヘディングで勝てた部分もあるんですが、それよりもそういういい選手に対して強気に臨んだ結果、相手がラクにプレーできなかったのかなと。自分がやりたいプレーを100%やらせた、という感じはありません」
Q:前半と後半でサッカーの内容も変わったと思いますが、何が変わったと感じていますか?
「前半はみんなが運動量豊富にファイトした結果、セカンドボールにも反応してという部分ではよかったんですが、後半になって少し消耗していくうちに相手との差が少しずつ出てきたのかなと思います。細かいところでミスがなかったり、こちらがしょうもないミスをしても相手がしない。こっちがいい攻撃をすれば、あっちは点数が入らないし、こっちはミスからピンチを招いたというところで、少しずつのテクニックであったり、サッカーのうまさの差が出たのかなと思います。後半になって相手が裏を意識して狙ってきたのがわかったんですが、そこもみんなで忍耐強く対応したからこそ、そんなに怖いシーンはなかった。ラインを上げて、蹴られた瞬間にしっかり下がる、というのでしっかり対応できて、怖いことはなかったのかなと思います」
Q:次の前半戦最後の試合に向けて。
「連勝もできてないというところでもどかしさもあるんですが、次の試合は前半戦の最後ということで、しっかり勝って、また次々に試合があると思うので、連勝して順位を上げていきたいと思います」
●山田拓巳選手(山形):
「去年、天皇杯とかでJ1のチームとやっててもそうですけど、前半にうちが攻め込んでても慌ててないというか、そこらへんはやらせといていいだろうという。それがいいかはわからないですけど、すごい余裕があって、攻めさせておいて、一発ああやってチャンスを入れたあとというのは相手の流れになったりだとか、そういう試合が今日だけじゃなくて、去年とかもあったと思います。そういうのがJ1にいたチームの特徴だったと思うので、今日もうちが攻め込んでいても取れないのが事実で、攻め込まれているときはワンチャンスをモノにするというのが、上にいるチームだと思います。自分たちもそういうふうになっていかなきゃいけない。でも90分間守って守って0-1じゃなくて、うちもチャンスはつくれていたので、そこはプラスにとらえて、あとはそこを決められれば逆に間違いなくうちが勝てたと思います。手ごたえがある試合だったので、悔しいです」
Q:後半、少しずつボールがつなげなくなってきたのは?
「一人一人の動く量が少しずつ減って、ちょっと動いて顔を出せばつなげる部分も動けなかったりだとか、というのもあると思います。それだけじゃないと思いますけど、一人一人がもう少し気を遣って、チームメートを助けるような動きができればもっとパスもつながると思うし、そういう細かいところだと思うんですけど、そういうところはジュビロのほうが上だったかなと思います。いいサッカーしながらも結局は0-1で負けてるし、ジュビロは自分たちが嫌な感じで攻撃もしてきていたので、そういうところは自分たちも学ばなきゃいけないと思います」
●駒野友一選手(磐田):
Q:得点シーンについて。
「(小林)祐希が中にドリブルで来たときに、こっちに来るという予感がありました。浮かさずに蹴れば入るというイメージがありましたし、イメージ通りです。湘南に負けた悔しさはどの選手もありましたし、その意味でも(山形戦は)大事な試合だと思っていました。相手は失点の少ないチームですし、崩すのは簡単ではないと思っていましたが、粘り強くプレーして勝ててよかったです」
●山崎亮平選手(磐田):
「試合前からこういう難しい試合になると思っていましたし、なかなか難しかったですが、こういう試合を勝ちきったことは評価できると思います。やはり連敗しないことは大事です。みんな湘南戦で悔しい思いをした次の試合で、しぶとく勝点3を取ることができました。来週も試合がありますし、これからどんどん調子を上げていって湘南にリベンジしたいです」
●菅沼駿哉選手(磐田):
「湘南戦での失点は僕自身、見つめ直さなければいけないと思っていました。流れがいい中でああいった失点をしてしまったので、改めて気持ちを入れ直してこの試合に入りました。ああいった失点をしたあとはメンタル的にきついものはありますが、そこで変わらなかったらいつまでも成長しないと思うので、その次の試合の結果が大事だと思っていました。結果で表すことができてよかったです」
●岡田隆選手(磐田):
「久々のスタメンだったので、とにかくチームの力になりたいという気持ちでした。自分の持っているものを全てぶつけて、人生をかけるぐらい気持ちでやりました。いつもと違って4-1-4-1でやって前半ゼロで抑えて、後半は4-4-2になってから、前半からそうでしたが、ピンチあり、チャンスありという展開が続いていたので、我慢するところは我慢して、仕留めるところでしっかり仕留めるという自信を持ちながらプレーしていました。やはり負けたあとの反応がすごく大事だと思っていましたし、ここで勝つか、引き分けか負けかというところでチームの士気が全く変わってくると思ったので、そういった意味ではしぶとく勝点3取れたことはチームとして非常によかったと思います」
以上
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