●ラモス瑠偉監督（岐阜）：

「今日は相手の方が格上で、その通りのスコアになったと思います。
明日、日本代表勝つよ。ここで試合があったのか？まぁ、前半のスタートは良かった。（前節の）大分戦の後半、ミスが重なって、リズムを掴めず、大分のペースでやられた。今回もまったく同じ。20分までいい形で出来ていたのに、ミスして流れが変わった。カウンターはミス。彼ら（磐田）の狙いというより、我々のミス。でも、そこを見逃さないのは、さすがジュビロ。残念。本当に20分までは良かったのに。15分に0-1になっても大丈夫だと思ったけど、結果的にやられた。後半も10〜15分で1点返せなかったら、0-4になると思った。ハーフタイムに選手を入れ替えて、高地、（井上）平、美尾らにポジショニングなしで、好き勝手前でやってくれと言った。阿部のチャンスがあって、面白くなると思ったら、3点目が入って、もうダメ。3点目が入ったことで試合はきつくなった。せっかくサポーターがたくさん来てくれたのに、1点くらいとってほしかった。残念。文句なしの0-4です」

Q:ハーフタイムでナザリト、難波を両方代えましたが、その狙いは？
「試合前から選手たちにナザリトと難波に、競るボールを出すのはやめろと言っているが、そうなってしまった。後、彼らのミスと動きが悪かったので、ハーフタイムで新しい血を入れ替えた。美尾と（井上）平の飛び出しを生かしたかった。これは大分戦の教訓を踏まえた。大分戦ではその前の京都戦でナザリトが決めてくれたので、何かやってくれると引っ張ってしまった。それに反省して、今回はハーフタイムで思い切って代えた。そして途中で1点だけでも取れればいいと、さらに比嘉を入れた。でもさすがジュビロ。経験ある選手が多くて、試合運びがうまかった」

Q:1年3か月ぶりに井上選手が怪我から復帰しました。
「良かったと思う。本当はもっとあと2，3試合我慢して、後期から使おうと思ったけど、彼の一生懸命さと練習の雰囲気が良かったので、磐田戦で使ったらボールキープ巧いし、動きが鋭いので嫌だと思って使った。ただ、彼は90分間ほとんど試合出てない。練習でも30分とか使って大事にしていた。今日は次のことを考えて投入した。本当に頑張ってくれた。動きのタイミングがいいので、宮沢とか高地とかアレ（三都主アレサンドロ）が彼を活かせばもっと面白くなる。違うタイプのFWでオプションが増えた。俺と柱谷（哲二）が見つけた人材だから。期待が出来ると思う。（前期）残り3試合でもう一度、田中とか他の選手も試してみたい。そうすることで後期に繋がると思う。それにしても今日は本当に強に悔しい。トップのチームに勝って波に乗るのが一番いい。だからこそ悔しい。０−４はない。負けるなら1-2。このスコアはいただけない。こんなにたくさんのファン、マスコミ、子供たちが来てくれているのに、なぜそうなるのか。選手たちは何を考えてやっているのか。相手の怖さを知らないのか。もっとピッチの中で改善をしてほしかった。ピッチの監督が必要。今の中にいないから、外から連れてこないといけないかな。今日は大分戦の前半、今週の練習見て、面白い試合になると思ったら、これだった」

Q:今日は１万５千人もの観衆が入りました。
「凄いことですよ。選手たちアップでピッチに入った時に気づかないのか。お前らプロじゃないのかと。私はピッチに入った瞬間に感謝した。ただ、今日みたいな試合をしたら来なくなっちゃうよ。あのスタンドを見て、もっと戦わないといけない。見に来た人に、『次また見たいな』、『周りの人を連れて行こう』という気持ちにさせるのは選手の仕事。だからこそ悔しいし、申し訳ない。でも必ず強くなるよ。もっと強くなる。岐阜をなめられたらあかん。サポーターの皆さん、待ってますよ。愛しています。次もまた来てください」

以上