●曹貴裁監督(湘南):
「夏場に入るため13時開始のゲームは今日が最後だったが、湘南に比べて湿度が高かった。我々のホームグラウンドより芝も長くてやりづらい条件だった。前節同様に得点が入っても入らなくても終了のホイッスルが鳴るまで、自分たちが何をしなければいけないのか、自分たちが何でここまできたのかを絶対に忘れるなと言っていた。入らないからといって単純に長いボールを入れるだけではなく、入らないからこそ続けていく勇気や我慢が必要だとの話をしていたが、その通りの試合になった。僕は最後のアディショナルタイムまでに点が取れると思ってやっていた。選手が僕以上にそういう気持ちでやってくれて、遠藤が決めてくれた。3バックの選手があそこまで入っていくのは現代サッカーでは大事なところ。けがで帯同していない者もいてチームの総合力が試されている時期だが、選手たちはよくやったと思う。
ただし、シュートテクニックは持っていても、来たぞと思って打つのと、やばいと思って打つのでは全く違う。前半は後者のようなシュートの打ち方が多かった。ハーフタイムにも言ったのだが、シュートが入らないと思うならパスしたほうがよい。自分のところに来たから、なんとなくシュートを打ちました、では300回、400回、500回、1000回シュート練習をしていたとしても入らないと思う。そこがW杯に向かう日本代表やそこでプレーする各国の代表選手たちに比べて彼らに一番足りない部分だと思っている。ピッチの中で強いメンタルをもって、もちろん過緊張になっても、だらだらしてだめ。僕の普段の指導がよくないのだが、自信をもってシュートを打たせてやれてない、という反省がある。
アウェイの愛媛戦に敗れてリスタートの気持ちでやってきたが、あの負けを通じて今日は試合の終わり方を全く違うものにできたと思う。何度かカウンターで危ない場面はあったが、引き分けでもよい、という考えはなかった。その攻撃意欲は責めるつもりはない。たまたまかもしれないが、良いほうに流れたかなとは思う。ホームに帰って平塚で試合があるので、今日の反省を生かして自信をもって次につなげられるようにしたい」
Q:後半最初から投入した岩尾選手を途中にセンターバックに下げた理由は。
「詳しいことは戦術的なことなので控える。試合中に2つ3つポジションをいじった僕のメッセージを受けて、彼らが自分たちの良さをさらに加速させるチームにならなければいけないと思っている。状況をみて、そのほうが良いと思ったからそうした。
ボランチに新しく入ると、0−0の状況なので、行くのか、リスクマネジメントするのかといった難しさがある。(岩尾)憲が迷いまではいかないまでも、彼自身の思い切りがでていないと感じた。全体の動きを加速させるには憲を下げてラインコントロールさせ、三竿の左足からのビルドアップで展開させて、と考えた。ただし後半の入りは、後ろを固くしながらテンポよくパスを回すのが狙いだったが逆に相手にリズムをとられて機能しなかったと思う」
Q:今季初ベンチの荒堀選手を起用した意図は。
「僕はこの試合が終わったら次の週からどうするかしか考えていない。荒堀はメンバーに入っていない時にも、チームを前向きにする言葉掛けをし、前を向いてやっていた。今日は(プレーで)チームの力になってもらった。今年初めて試合にでて、自分の足りないところ、良かったところを整理して、それをきっかけに良い練習をして、良い選手になっていくことが大事。今回の起用は本人や平塚に残っている選手みんなへのメッセージとして捉えてくれたらよいと思う」
以上
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2024年11月30日(土)14:00 Kick off