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【J2:第17節 岡山 vs 松本】反町康治監督(松本)記者会見コメント(14.06.07)

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●反町康治監督(松本):

「この暑さから考えますと、きびだんご1個持って帰れるのは良かったかなと思っています。お腹が空いて、途中で倒れたりしなかったので。まさに消耗戦という試合で、岡山さんもかなり鍛え上げてあるので、両方とも足が止まりかけては奮起して、また奮起して、というゲームになったかなと思います。ただ反省点としては、一つひとつのプレーがワンテンポ遅い、ということは感じました。それは岡山さんが優れているのか、我々が遅かったのか、相対的なものなので何とも言えませんが、我々の良さである『一歩先に』、『一歩前に』というのはちょっと足りなかったかなと思いました。お互いに決定機があって、こういうのはJ1だったら3−3で終わるんですけど、J2の場合は決定機があっても0−0で終わるという。これがJ2の現状なんですけど、今日に関しては、よくやったと言うしか、言いようのないゲームだったと思います。アウェイで非常に遠い所で、13時という、しかも、松本って、こんなにじとーっと湿度がないんで、皆さん、上高地に来てください。そうした中でよく環境にも耐えて、足も攣らずに、石原(崇兆)は攣ってましたが、うちは攣らずに、最後までやり終えたかなと思っています。この勝点1をポジティブに捉えて、次ホームが2つ続くので、何とか最高勝点が取れるように週明けから努力していきたいと思っています」

Q:前半からロングボールの処理や、サイドの1対1の局面で後手を踏むことが多くなった。
「相手の方がアラートで1対1で仕掛ける力が。ドリブルのランキングで岡山さんが1位、うちはビリですからね、そういう仕掛けで後手を踏むことはじゅうぶんわかっています。それを前提にチームを作ってきた部分はあるので、まあやむを得ない。ただ、鐡戸のところは全部、後手を踏んでいたので、そこは処方しないと厳しいかなと思い、前半で代えてしまいました。彼に責任があるというわけではなくて、相対的なもので、今日は奏一(田中)が良かったというのがあるかもしれません」

Q:得点の取り方、狙い所はどのあたりにあったか。
「セットプレーは向こうも対策していて、初めてですよね、9.15mのところに一人立たせるっていうのをやって来ましたけども。最初の一本目、サビアのが全てだと思いますよ。真子秀徳が身体を張って、積極的にやったのでそれが良かったんじゃないですか。中林(洋次)にいて欲しかったですけどね。言わせてもらうと、中林はセットプレーは得意じゃないので、FKの失点が多いですよ。ちなみにPKもどっちに蹴るかわかっていたので、驚きませんでした」

Q:戦前、ロースコアになるだろうという予想通りの試合になりました。お互いに決めきれなかったのか、守備が良かったのか。
「守備は良くなかったです。逆に(岡山の)しょうま(鎌田翔雅)と後藤と田所という、急造でしばらくやっている方がよかったかもしれない。我々は特に前半、お互いに譲っているというか、人任せというか、責任がないというか、そういうプレーが散見したので、PKを与えたのはその大きな代償だと思いますよ。後半少しよくなりましたが、うちのDFはスピードがないので、多々良みたいにイエローもらっちゃうんですよね。そういう意味で、スピードは大切だなと思いました。岡山はスピードのある選手が多いですよね。足の回転が速いっていうか。コンパクトな状況を作りながらやっていくしかないというのは、チームを作る段階で言っていました。もちろん1対1で対峙した場合は向こうに少し分がありましたね、これはしょうがないです。選手の質から言うと、ほとんどJFL上がりの選手ですからね。それでもこの位置についているのは、自分たちの等身大のサッカーをしているからで」

Q:初起用の山本大貴選手について。
「まだまだやんなきゃいけないことは多いと思います。まず体幹が弱いですね。ただボールを蹴るタイミングとか、前で起点になるとか、切り替えを速くしてボールを奪いに行く、2度追い、3度追いっていうのは我々の基本的なスタンスですけども、そういうことは出来るし、このチームでは生き残れないと思うので、これから頑張って欲しいです」

以上
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