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【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 神戸】安達亮監督(神戸)記者会見コメント(14.05.28)

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●安達亮監督(神戸):
「非常に、本当にタフなゲームで、結果の3-0ほど(内容は)離れてないと思うんですけど、とにかく選手がファイトしてくれて勝つことができました。その選手のファイトも本当に褒めてあげたいし、本当に讃えてあげないといけないんですけど、水曜日にもかかわらずサポーターの方がここまで来て、最後の最後まで声をからして応援してくれたことが、最後まで戦い抜けたすごく大きな要因だと思います。
試合の内容を振り返りますと、最初先制したあとは、前半はかなり鹿島にボールを動かされてほとんど自陣で守備で耐えるだけの時間帯が長くて、なんとかハーフタイムに守備のところを修正して、うまくカウンターで後半に2点目が取れたので、その後は鹿島は攻め、我々は奪ってカウンターというわかりやすい戦い方になったので、交代して出た橋本がしっかり点を取ってくれて、最後は何人も足が攣って、とにかくがんばるだけの戦いでしたけど勝つことができました。最終戦、とにかく勝たないといけないんで、多くのサポーターの方に足を運んでいただきたいですし、なんとか勝って決勝トーナメントに行きたいと思います。頑張ります」

Q:今日は3点決めたのが、杉浦選手、大屋選手、橋本選手と出番に恵まれなかった選手だったと思います。そういった選手の活躍で勝てたことは大きいと思いますが?

「仰るとおりで、チーム全体で掴んだ勝利だと思います。彼らにしたら勝ち上がって決勝トーナメントに行って試合数が増えればね、また自分たちのチャンスが増えるという思いもあったと思いますし、今までの自分たちの試合が出れなかった鬱憤を晴らすかのように活躍してくれたんで、非常に嬉しく思います。ただ、やっぱり彼らが日頃、練習でサボらずというか、試合に出てる選手よりも一生懸命やる姿を見てますので、それが実になってくれて僕自身もすごく嬉しいです」

Q:ブラジル人を欠く中でチーム状況は苦しかったと思いますが、その中で選手にかけていた言葉を教えて頂けますか?

「選手がある程度入れ替わったとしても、今シーズン我々がやっているサッカーは変えるつもりはないので、同じようなミーティングをしました。もちろん選手が変われば多少個性があるので、内容は変わる場面は要所要素ではあるんですけど、全体的なイメージは今シーズンに関しては全員の共通理解の元にやっていると思うので戦い方を変えると言うことではなく、今までやってきたことをやり抜く、と。その中で自分の個性を発揮してくれ、と。今日であれば相馬のクロスから田代が空中戦で勝つとか、あとはボールをある程度動かすんだけれど、相手があまりにも前から来るのであれば有三に少し浮いたボールを出すだとか。あとは、基本的にはボールを動かしていくんですけども、もちろん松浦のドリブル、杉浦の飛び出し、その辺は個人の持っているものを存分に出してくれ、と。そういう話しはしました。ただ、チーム全体としてやる方向が同じ絵を絵を描けていると思いますので、そこのところはぶれずにやったと思います」

Q:ブラジル人トリオがいないことはマイナス要素ではなく、逆に活性化している部分があれば教えて下さい。

「今日のゲームに関して言いますと、我々が以前培ってきた堅守速攻という部分が非常に多く見られたと思います。うちに数年いた選手がたくさん試合に出ていましたので、そのイメージはあったかな、と思います。それにプラスして、今シーズン目指している自分たちの方からボールを持って崩していくという、ちょうどいい具合なバランスがあったのかなと思います。森岡だとか、チョンウヨンだとか、大屋だとかはもちろんボールをつなぐことができます。ただ、攻められた時は全員できちんと引いてブロックを引いてからそこからカウンターで出ていく。そういうのがブラジル人選手がいなかったからこそ、日本人同士で話しをしてコーチングも非常に多かったですし、まとまって戦う方が明確にできてプラスの部分が見えたのかなと思います」

以上
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