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【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(14.05.21)

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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:シュート数、ポゼッションでは圧倒的に上回っていた。最後の最後で決まらなかった試合展開でしたがどう見られましたか?
「その通りだと思います。ただ、まず立ち上がりの4分に失点してしまったことが残りの時間をずっとボールを追いかけないといけない状況になってしまったのが残念です。ただその後はチームのために走り続け、戦い続け、バランスをとりながら無闇に攻撃するだけではなく、バランスをとりながら、頭を使いながら相手を揺さぶり、チャンスを多く作っていた。選手の姿勢も、最後まで諦めずに戦う気持ちをもって戦ったことも評価したいと思っている。サッカーというのは面白いことに、内容がよくてチャンスを作っても、きめるところで決めなければまた代償ををはらうことになってしまう、というのがサッカーの試合ではあること。今日はその代償を払うことになってしまった。ただ内容に関しては悲観的になることはないと思う。敗戦したのは残念ですが、内容について、姿勢、チームバランス、チーム戦術、規律に関しては非常に良かったんじゃないかと思います。

先ほどから言っているようにチャンスは多く作っていた試合。今日、試合前に予想された事は何かというと、まずガンバさんが、メンバーを4〜5人代えてきたというところで、代わりに出場する選手はチーム内での自分の価値を、存在を証明したいという意気込みで出場するということ。技術的なところや、経験値としてはもしかしたら下回るかもしれないが、逆に、運動量やボールに対する、対戦相手に対するアグレッシブさ増してくる。その相手に対してひけをとるようなことがあってはいけないと選手にいいました。今日は、チャンスを多く作っていた中で両サイドハーフを交代しました。今日戦術の規律において、運動量、上下動をやってくれていたので、疲れたところでフレッシュな選手を入れて活性化させる事が必要だった。ダヴィはまだ少し繊細な動作、技術では足りないのですが、見ての通りボックスマンというか、フィニッシャーという役割の選手ですから。そういう使い方を考えながらやっていかないところでもあった。今日サイドバックも攻撃参加する回数も多く、チャンスも、クロスやパスから作り出すこともできました。土居も非常に良かったと思います。前への意識、相手のマークを交わす、くぐりぬける部分も非常によかった。ただ、それができただけにもっと注文をしたいと思っている。それはシュートをする意識だ。そういう次の課題を与えたいと思うし、彼はそれを考えないといけないと思います。

どの選手も負けるためにプレーしたとは感じていない。ガンバさんが少ないチャンスをものにしたことも称えたい。彼らが決めるベキチャンスを決めたことを評価したいと思う。そのうちの1点は、前回、4月に万博で対戦した時に、危うく同じ形で失点しかけたシーンを思い出した。その時にスローインを入れたのは加地選手でしたが、似たような場面があった。その前回対戦の続きの映像を見ているような、リプレイを見ているような瞬間だったのを思い出しました。サッカーというのは反復練習をして、言い続けなければいけない、注意すべきところを伝えなければいけないと感じました。時にはこのように偶然のように同じような形で失点する事があるので、私もやり続けなければいけないという教訓にもなりました。

ただうちはまだ若い選手が多いので、いわれたこと、注意されたことが頭に入って、そこから実行し続けるということ。1回はできるはずですが、続ける持続力はまだないし、それを培っていかなければいけない部分だと思います。チームとしてもクラブとしてもまだまだ選手を一人ずつ成長させていかなければいけない時期なのかなと感じています。
セットプレーの攻守にわたって、非常に守備の対応も良かったし、攻撃でも危険な状態にできたところもあったので完璧に近かったが、ただ決定力が足りなかった。でもそれもサッカーというスポーツの力だと思っています。あと、選手には恒にビルドアップできる時にはしていこう、トライしようというところを伝えていましたが、その部分でも選手が意識してやったのは良かったと思う」

以上
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