●西野朗監督(名古屋):
「前節はスタートから良くない時間帯があった。そのリズムがゲーム全体に波及したところがあった。今日はスタートからアグレッシブというか、全体の距離感をコンパクトにした攻守を、ボールが半回転した瞬間からやろうとした。そのイメージを全員が共有しながらゲームに入り、非常にいい立ち上がりで先制もできた。前半はその直後に取られたことは課題だが、全体的には自分たちの狙い通りだった。今、そこが持続できない。フィジカル的な問題もあるが、後半はメリハリを付けた戦い方をしなければならない中で、徐々に新潟のカウンターを受けた。それをよく守備の面でファイトしていた。全体的には前半のような戦いをやっていくことが自分たちの目標。ああいう時間帯をゲーム全体を通してコンスタントにできるように。それをやっていかないと、結果にも結びつかない。ただ、前節からの改善は、攻守で多少は見られた。スコア的にも満足しなければいけない結果だと思う」
Q:前半のような攻撃が持続できない理由を、フィジカル面以外ので探るとしたら。
「戦術的な理解だと思う。ディフェンスでも、永井の初動であいつのスピードでアプローチし、2列目ができるかどうか。最初のうちはできていたが、徐々についていけなくなる。そういうところのコントロールを全体でしないと。あるいは攻撃しかかった瞬間に、速攻で入るのか、慌てないでボールを動かしていくのか。全体としての攻守の共通理解が90分間の中で必要。全てが全て、自分たちがコントロールできる時間帯はない。ここまでの14節、ポゼッションは徐々には高まっている。ただ、全て自分たちがコントロールできる試合は少ない。その中での戦い方がチームスタイルとして固まっていかないと。前線は行けるから行く、後ろはステイしてリトリートする、では間延びしてダメージを受ける。その辺がまだまだ共通理解が足りない。失点が多いのもそういうところにあると思う」
Q.共通理解が深まるには、これから時間がかかりそうか。
「かかってはいけない。シーズンも3分の1を越えたのだから。この中断期間で行わないと。組織というか、コレクティブにやっていかないと個の力の不足は補っていけない。ただ、ケガ人も戻ってきているので期待したい。いい構築をしていきたい」
Q.途中出場した選手たちのインパクトが足りなかったように見えたが。
「矢田については、ここで(ビッグスワンで)2度いいことはなかった。1得点1アシストをしたヤマザキナビスコカップのようなことを期待していたが。そう簡単にはやらせてくれない。カードを切るということは、流れを変える、アクセントをつけるなど、個の力を限られた時間の中でいかに発揮していくかを求めている。いい選手でも、途中から入るとインパクトを残せなかったり、スタートでいかないと自分のリズムが出ないという選手は、カードとしては切れない。今日の3選手に関しては、流れを変える仕事を期待した。個のプレースタイルがもう少し出てほしい。カードを切ってマイナスになるようではいけない。バックアッパーがゲームの流れになかなか入れない。チーム力として高めていかないと」
以上
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