21位の富山が2位の磐田に挑む。今季まだ1勝の富山はホームで意地をみせられるか。「チャレンジ精神を高めて臨まなければいけない。チームにとっても良いきっかけになる」と御厨貴文キャプテン。迷いなく全力でぶつかることで躍動感を取り戻したい。
富山は前節、前半の2失点が響いて福岡に1−2で敗れた。課題のセットプレーから先制点を許したため、今週も修正のためのトレーニングに時間を割いた。CKやFKの2次攻撃への対応方法を微調整するなどした模様。15日には練習試合を行った金沢星稜大にも協力をあおぎチェックを繰り返した。
安間貴義監督は「無失点の時間を長くすることによって、(下位には)引き分けも許されないであろう磐田に重圧をかけたい」と話す。磐田はセットプレーを得点源にしており、ここでの攻防で負けないことが勝機を見いだすためのカギになる。
前節は後半18分にMF中島翔哉がPKを決めて1点差に迫り、そのほかにも決定的なチャンスを創出した。いずれもMF白崎凌兵がラストパスを供給しており、調子を上げている。これによって、中島がドリブルでチャンスメークするだけでなく、フィニッシャーとしてゴール前に飛び込むかたちも増えてきた。FW苔口卓也も「タイミングやイメージは共有できつつある」と手ごたえを感じている。白崎は「磐田のような強豪相手にゴールを決めて自分もチームも波に乗りたい。昨季、G大阪相手に(自身Jリーグ)初得点を決めた時のように」と話し、今季初得点に意欲をみせた。
磐田はDF伊野波雅彦が12日に発表されたW杯日本代表に選ばれた。合宿参加のために今節後にチームを離れる。調整のため先発を回避する可能性が高いと伝えられているが、次節以降は彼抜きで戦わなければならないチームにとっても節目となる“壮行試合”だ。同僚たちも高いモチベーションで乗り込んでくることだろう。
前節は大分との昨季J1対決を1−1で引き分けた。連勝は4で止まったが6戦負けなしで順調に勝点を積み上げている。FW前田遼一、MF松井大輔、DF駒野友一らを擁し、超J2の強力な攻撃を繰り出す。特に前節の立ち上がりのような、勝負を決めにかかった時の迫力、バリエーションの多彩さには目を見張らされる。パスやキック精度といった技術だけではなく、MFポポらの2列目からの飛び出しに象徴されるゴールに向かう積極性が相手に脅威を与えている。
富山は粘り強く守らなければならないが、受け身に回っては耐え切れないだろう。守備ブロックを構築しながらも、相手のボールホルダーにしっかり寄せる。そして、それを根気強く繰り返すという本来のアグレッシブな守りで対抗したい。
以上
2014.05.17 Reported by 赤壁逸朗
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