●ペトロヴィッチ監督(浦和):
「同じ町にあるチーム同士のダービーということで、結果がどちらに転ぶか分からない、非常に難しいゲームだった。両チームともチャンスがあり、我々がそのチャンスを生かして幸運なことに勝利できた。アリガトウ」
Q:浦和にとって連戦の難しいゲームだったと思いますが?
「この5連戦だけでなく、12試合で良いゲームができていると思う。自分たちの戦い方があまり出せなかったのは甲府戦の前半くらいで、常に自分たちの狙いとするサッカーはできている。昨年は失点が多いと指摘されていたが、おそらく今の我々は最少失点に近いはず。ただ、バイエルンミュンヘンのグアルディオラ監督が『どんなに良い戦いをして、良い結果を残したとしても、見る人は常に何かを求めるのがバイエルンミュンヘンだ』とコメントしていた。我々も同じで、どれだけ良い戦いをして、良い結果を残しても、いまだに『ここが足りない、あそこが足りない』という見られ方をするのが我々の宿命。この2年と半年の間に、非常にチームは前進した。私が率いる前は何とか残留したチームだったが、素晴らしい前進をした。浦和と対戦するチームはほとんど、何か特別な守備的な戦術を練ってくる。我々はその相手の守備をかいくぐって得点して勝利しなければならず、それは難しい作業だ。監督として、選手として、何がこれ以上できるかということを感じなくもない。私は以前から言っているが、守備を作るよりも攻撃を作るほうが難しい。いかに相手を自分たちの意図の元に攻撃を仕掛けて崩していくというのは難しく時間のかかるものだ。私がかつて率いていた広島もそうだった。攻撃の部分を最初に構築して、私がいなくなってから守備の部分が構築された。浦和でも、この2年の間で攻撃をしっかり作ってきて、今シーズンに入って守備をしっかり整備した。それが今シーズンの失点の少なさにつながっている。我々がどういう狙いを持ってサッカーしているかというのは、しっかり見ないと分からないと思う。しっかりサッカーを勉強し、観察している人でないと。しっかり分析していただくことを、見る方には求めたいと思う。我々がなにがしかの結果を得られるかどうかは分からないが、見せているサッカーには、学ぶべきものが集まっている、そういうサッカーをしていると私自身は思っています」
Q:ペトロヴィッチ監督の勝者のメンタリティとは?
「私がキャリアを始めたレッドスターというチームは常に勝利が求めれるチームでした。それはユースであっても、トップチームであっても。そういう中で選手たちは、勝たなければならないプレッシャーの中で常に戦い、その中で勝者のメンタリティを持った選手になる。我々浦和も同じで、サポーターの数を考えれば最も応援されているチームだ。これまで取ったタイトルの数はそれに見合ったものではないが、勝利を求められている。そのプレッシャーは、育成からトップチームまで常に持っていなければならない。あくまでたとえばの話だが、徳島で育ってプレーしている選手が、非常に良い選手だったとしても、浦和のような常に勝たなければならないプレッシャーの中でプレーした時に、プレーできるかできないかは分からない。徳島のようなチームであれば2試合勝って3試合負けても、何も批判されることはないかもしれないが、強いクラブでは常に勝利が求められる。我々は今日は勝利したが、次のセレッソ戦に負けたら批判される。浦和がものすごく良かった2007年以降、どうなっていったかは皆さん知っていると思うが、そういったクラブの環境の中で、いかに勝ちが求められるプレッシャーの中で戦っていけるようになるか、なかなかそれは今日明日で養うことはできない。ですから私自身も、浦和を率いながら選手たちにその部分を求めるし、そういったものを持っている選手を獲得し、チームを作ることを考えている。道路で遊びのミニゲームをやったとしても私は絶対に負けたくないし、選手にも、どんな勝負であっても負けないという気持ちでやってほしいと思っている」
以上
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