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【J1:第10節 仙台 vs 川崎F】渡邉晋監督(仙台)記者会見コメント(14.04.29)

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●渡邉晋監督(仙台):
「お疲れ様です。勝点3を目指したゲームでした。ですので、0-0という結果には満足していません。ただし、そのなかでも強力な川崎Fさんを相手に(失点)ゼロでおさえたという守備陣の粘り強さ、あとは全体のオーガナイズの整え方といったところには、次につながるものがあると思いますので、ぜひともそれをベースにして、またこれからのゲームを進めていきたいと思っています」

Q:戦前に警戒していた相手のボランチからの攻撃について、立ち上がりにうまくプレッシャーがかけられなかったことを受けて、開始後に監督からは指示を送られましたか?
「立ち上がりは、今回のゲームプランとしては、ある程度ゾーン、ゾーンでの守備の仕方というのは少し工夫をしていました。ディフェンディングサードに押しこまれたときも、少し高い位置でやっていたような食いつきといったものが見られていたので、そのへんはコンパクトにしながら耐えるんだという話をしていましたけれども、私が言うよりも先に選手が気づいて、全体をコンパクトにしながら、いくところと、やらせるところを、正確にやることができた成果だと思います」

Q:無失点には抑えましたが、今回も決定力なく0点だったことにかんしてはどう感じていますか?
「冒頭でも申し上げたとおり、勝点3を目指しているゲームで点を取れなければ勝点3を取れませんし、その部分では何ら満足をしていません。チャンスの回数をもっともっと増やすのか、その精度を上げるのかといった作業にはなると思いますが、チャンスの数をもっと増やすということを考えれば、カウンターだけでなく、相手陣に押しこんだときに、攻撃のバリエーションといったものは、もっとやらなければいけません。ただし、後半は少しそれにトライできた部分もあったので、そのへんは、間は短いですけれども、また次に向けて準備していけたらと思います」

Q:ボランチで起用した武井選手が相手のボランチにプレッシャーをかけにいって、攻撃につながるプレーも見せました。最後は右サイドバックもやりました。評価をお願いします。
「本当に、ここ数週間はずっと右サイドバックでのスタンバイということが多い中で、急遽と言いますか準備期間が短い中でボランチとしてあれだけのパフォーマンスができたのは、本当に彼の能力だと思っています。トレーニングの中でも非常に調子が良かったですし、調子の良い選手を使うというのが僕の中の判断で常にあるので、そういった部分ではほかの選手にも刺激になるのではないかと思います。確かに守備の部分で、チャレンジとカバー、チャレンジとバックというところを忠実にやってくれた部分、あとは後半に特にサイドに出たところで顔を出しながら、球を散らす、あとは時折スルーパスをねらうというところは、彼の良さでもありますし、ハーフタイムで指示した部分でもあったので、そのへんのトライも非常に良かったと思います」

Q:サポーターの皆さんが、試合終了後に自然発生的に応援してくれたシーンがありました。サポーターの声をどのように受け取りましたか?
「今日のゲームが始まる前に、横断幕が出ていなかったような状況は意識をしていました。それも選手には伝えましたし、今の状況を考えれば、それもひとつのサポーターの意思表示だろうと、選手とも話をしました。それを我々は受けた上で、今のサポーターの状況や、彼らの心を動かすのは我々次第だと。我々はやるべきことをやって、サポーターの心理をもう一度動かして、ぜひまた後押ししてくれるような環境や状況を作り出そう、といった話をしました。
最後にああやって自然発生的にといいますか、サポーターがコールをしてくれたことは、彼らの心を動かせた選手の頑張りだと思いますし、かといって、勝点1で満足しているわけではないので、ぜひ今度、次こそは勝点3を取って、サポーター全員に後押しをしてもらえるような状況に我々はしていきたいと思っています」

以上
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