●北野誠監督（讃岐）：
「ありがとうございました。遠くフクアリまで来ていただいたサポーターに勝点３を見せることができなくて残念に思います。試合の内容は、ウチの持ち味である前線からのプレッシャーで千葉さんに対して判断（する時間を）与えないようなプレッシャーのかけ方からカウンターという狙いどおりの戦い方ができたかなと思います。ただ、まあ、７敗２分ということで、その７敗のところでもたたみかけている時に点が取れないというところで、失点してしまって負けたと。で、前節、今日と、その中でもしっかり我慢をして抑えられたというところが勝点（１）につながっているかなと思います。ただ、今までの試合もそうなんですけど、攻めている時、ゴールチャンスの時に確実に決めないと、なかなか勝点３（を取るの）は難しいのかなと思います。
中２日でまた次の試合がありますが、技術的には修正できないので、気持ち的にもっとゴールに向かわせたいと思います」

Ｑ：今日は途中で得点したアンドレア選手に代えてアラン選手を入れましたが、その交代の意図を教えてください。
「アンドレアが疲れていたからです。ただ、それだけですけど。まあ、ウチは前からプレッシャーをかけるので、それでアンドレアが裏には抜けるんですけど、前からちょっと（プレスが）かからなくなったので、アランくんを入れまし。
（Ｑ：どちらかというと守備面での意図が強い？）いや、両方とも守備は期待していないです。それよりもああやって、ウチとジェフ（千葉）さんがやった時にジェフ（千葉）さんはやっぱり必死になって点を取りにくるわけじゃないですか。だから、カウンターというのが打ちやすいので、そこでスピードのあるアランを投入したわけです」

Ｑ：前節に続いて勝点１で引き分けが続いたんですけど、戦い方というのが今シーズン戦っていく中で見えてきたかなという印象を受けますが、監督はいかがですか？
「戦い方というか、選手が慣れてきたというところが非常にあると思いますね。あと、ボールへの寄せ。決して今までの試合が悪いわけではなかったと。選手たちもしっかりとうまくやっていたけど、ただ、点が取れない。それで、簡単なミスから失点する。まあ、今日の失点もそうだけど、そういうところが続いたので。徐々に選手たちもスピードに慣れて自信にもつながっているので。ただ、勝っていないので、まだそんなにえらそうには言えないけど、徐々に慣れて勝てるチャンスは増えると思います」

Ｑ：武田有祐選手を３バックのセンターに置いた理由と評価をお願いします。
「戦術的なところになるんですけど、ケンペス選手の動き方ですよね。プルアウェイの動きに対して（ソン）ハンキと（藤井）航大を外側に置いたほうがピンチは防げるかなと。そっちのほうが（千葉の攻撃を）弾けるので、そういう戦術的なところです」

Ｑ：今日も引き分けで、前節の引き分けの勝点１が一つ、大きな自信になったと思いますが、今日の勝点１は次にどうつながってくる勝点１でしょうか。
「前節は福岡さんだったんですけど、今節はまあ千葉さんという、もう本当にビッグクラブじゃないですか。そういうところに今日はフクアリという素晴らしいスタジアムでお客さんも来ている。その中で対等以上の戦い方ができたというのは、チームにとっては自信になると思います」

Ｑ：昨季は天皇杯２回戦でこの場所（フクアリ）で（千葉に）０−５の大敗を喫しました。そして今日は同じＪ２の舞台で１−１（の引き分け）ですが、何がどう変わっての結果でしょうか。
「僕とか上村（健一コーチ）のなんだろう、本当に悔しかったので、あの時、０−５でいかれたのは。だから勝ちたいという気持ちと、あの時は立ち上がりの10分くらいでバックパスを（千葉に取られて）行かれてやられたんですよね。だから、今日は立ち上がりでうまく入れたし、そうそうひどい試合にはならないなと思っていたんですけど。（試合の）入りが良かったので選手たちも地面に足がしっかり（付いてピッチを）踏んでプレーできたところだと思います」

以上