今季、千葉は鈴木淳監督の指名でキャプテンが昨季の山口智選手から山口慶選手に代わった。その理由の1つが、千葉の失点数が2012年は33失点でJ2リーグ最少だったのが2013年は49失点と増加し、失点減少のための守備の再構築にはディフェンスリーダーの山口智選手の負担が大きいこと。そして、もう1つは鈴木監督が山口慶選手を「彼は群れない性格で中立の立場をとることができる」と評価していることだ。
どんな状況下でも黙々と練習に励み、ピッチに立てば味方をサポートするために気の利いたポジショニングと豊富な運動量を見せる山口慶選手は、「キャプテンを任された以上は、勝利に向かっていけるようなチームにしたい」と考えたという。今季の千葉は、J2リーグ第7節・湘南戦で0−6の大敗を喫するなど第8節終了時では3勝2分3敗の12位と、なかなか思うような結果を出せずに苦しんでいる。ダブルボランチの一角のレギュラー選手として、そしてキャプテンとして気苦労が絶えない山口慶選手だが、彼にとって大切な時間の1つがコーヒータイムだ。
2010年シーズンに千葉に加入した山口慶選手をその年の2月にインタビュー取材した際、山口慶選手は取材の席にコーヒーが入ったマイボトルを持ってきた。取材終了間際にマイボトルについて聞くと、「これで車の中でもコーヒーを飲むのが、僕にとって有意義な時間です」と笑顔を見せた。近年ではエコの観点からマイボトルを使用することも珍しくはなく、むしろ当たり前のような感じだが、当時はJリーガーがマイボトルを持参しているのは印象的だった。自炊派でマメなところがある山口慶選手にとっては特別なことではなかったようだが…。
先日のインタビュー取材の際に改めて山口慶選手に聞くと、今も毎日マイボトル持参だそうだ。さらに、コーヒーについて聞くと、こんな話をしてくださった。
「僕はコーヒーをメッチャ飲みますからね。昔から、1日に10杯とまではいかないですけど、5杯以上は飲んでいるんじゃないですか。家でもコーヒーを淹れて飲みますよ。(名古屋グランパスに在籍していたため)名古屋は喫茶店文化があって、知り合いの人も選手もよく喫茶店に行くし、いい香りのするコーヒーはいいぞって周りの人に教えられてきたので(笑)。その名古屋文化に僕もどっぷりハマってしまったんです。出身は京都だけど、京都もレトロな喫茶店が多いんですよ。名古屋はカフェっていう感じの店も多いし、コメダ珈琲なんてもうそこらじゅうにありますから。コメダ珈琲は値段も雰囲気も気楽でいいんですよ」
前述の湘南戦で負傷し、第8節・富山戦は欠場した山口慶選手。本人曰く「気合を入れて」チームの立て直しと戦列復帰に取り組んでいるが、有意義な時間であるコーヒータイムでうまくリフレッシュしながら、千葉を引っ張っていっていただきたい。
以上
2014.04.24 Reported by 赤沼圭子
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