●高木琢也監督(長崎):
「結論から言うと、終盤というか終了間際に得点をして、勝てたことは非常に良かったと思います。今日のゲームを振り返ると、長崎のペースというのが非常に長かったと思いますし、また、愛媛さんのペースも長かったと思います。その中で我々が決めることが出来なくて、愛媛さんはワンチャンスとは言えないですけど少ないチャンスを結果として(得点に)結びつけた。その後はどうしても追う方がメンタル的にホームアドバンテージがある中で押し込む時間帯がありました。そこで点が取れた。まさに自分たちのペースの時に取るか取られるかで勝敗が決まったようなゲームだったと思います。
ただ、少し僕の脳裏に浮かんできたのは、今日ミーティングでも選手たちにデータの話したんですけど、愛媛さんはこの7試合を2勝3分2敗という形で我々と今日戦ったわけですけど、その中で2勝したのが富山戦と東京V戦。ここで言うとポゼッション率、ボール支配率というのが46.6、46.5%という数字が出ていて、逆に2敗したゲームというのは山形戦と水戸戦。その2試合というのは59%の支配率でした。何を言いたいかというと、ボールを長く保持している時間よりも、ボールを持っていない時間、まさに今日がそういうゲームだったと思います。その中で勝利しているチームだよということを話して、その答えとしてはやはりしっかりリスク管理もしなければならない。攻撃の終わり方とか、そういった部分を大事にしないといけないという話をしたということが頭のなかで少し出てきました。
ただ、その一方では我々のチームは後半の強さというのもきっとあるというふうに信じていました。そして、石神が値千金というか良いゴールを決めてくれた。彼も少し怪我から復帰するのに時間がかかって今日はいい状態で臨んでくれたと思いますし、その結果が勝利へ結びつくひとつのゴールを取ってくれたということに非常に感謝しています。彼ももっともっとコンディションも上がりながら、チームの一員としてプレーをしてくれると思います。
2点目を取った東に関しても90分ヘロヘロの状態だったんですけど、最後まで(体力を)使いきってゴールを決めてくれたことに関しても感謝しています。勝ち方としてはそんなにいいゲームではなかったかもしれないですが、前節の福岡戦みたいな完勝する部分もあったり、そして今日みたいなゲームもあったり、こういうゲームをひとつものにすることによって、完勝することも大事ですけどこういう苦しんで勝利するということもひとつチームの自信、そして雰囲気を作るには良かったと思っていますので、決してネガティブではなく、ポジティブな勝利だったと思います。これから、また連戦に入っていく中の入り口としてはこの試合は非常に大切な位置付けとしていたゲームだったので、ポイント3が取れたということは本当にこれから連戦を迎えるにあたって良い準備ができたと思います」
Q:石神直哉選手と山田晃平選手が途中交代で出場しました。それぞれの選手交代の意図というか、どういうプレーを期待されました?
「石神に関しては野田(紘史)と交代しましたが、コンディションの部分。前節骨折をしていますので。山田に関しては失点をする前から準備をしていましたが、タイミング的に失点の後になりました。1枚相手を剥がすようなプレーをしてほしかったので投入しました」
Q:東浩史選手が90分フル出場し、逆転ゴールを決めました。どこに期待しましたか?
「いつも前線の3人にはゴールを期待しています。それが僕の一番の期待です。それで今日は期待どうりの結果を出してくれて良かったです。後は基点になること。でも、最大の目的は得点をとること。得点をとったら後は言う事はないです。しんどそうでしたが90分やれたことは良かった。意地を見せてほしかった。愛媛戦という事で力も入っていたでしょうし、もちろん結果もほしかった。彼にはやりきってほしいと思いました」
Q:今日の試合は前節の大勝の後の試合でしたが、最後に逆転する試合でした。見ている人にサッカーの楽しさや、人生の喜びさえ与える試合だったのではと思います。この1週間は選手にどんな声をかけてきましたか?
「特別なことは何もありません。選手に聞いてもらったほうがいいと思います。ただ確かに前節は大勝して、今回は苦労しましたが、大勝したことや僅差で勝ったということはあまり問題ではなく、こういう厳しい状況でも勝てたことが大事だと思います。人生は山あり谷ありですし、僕もまだ人生の喜びを味わっていないので、この間は「こう」で今日は「こう」ということではなく、自分たちがやることをしっかり見つめていくことが大事だと思っています」
以上
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