インテリ高校生がデビューした――。3月30日(日)第5節・岡山戦、トップチームに2種登録されているU−18所属の岩武克弥が、右サイドバックで先発に抜擢され、フル出場した。17歳299日でのデビューはクラブで4番目の記録(※)。
今季チーム始動当初からトップチームの練習に参加し、2月に坂井大将とともに2種登録となった。ケガにより一時離脱したが、その後はコツコツと練習を積み重ねる。そう、英単語をコツコツと覚え、テストに備えるが如く。練習試合では「コンスタントに力を発揮していた選手の1人」と、教師のように選手を見つめる田坂和昭監督の目に留まり、チャンスを得た。
本人は「(100点満点中)60点の出来です」と納得のいかない様子だったが、存分に力を発揮した。チームが左寄りで攻撃したため、岩武がボールに絡むシーンは少なかったが、守備ではクレバーさが際立った。対峙する岡山のエース・押谷祐樹に決定的な仕事をさせず、「未然にピンチを凌ぎ、ほぼノーミス」(柳田伸明 強化育成部長)と評価を上げた。
技術が高く、体幹が強い。サイドバックもボランチもできるユーティリティーさを備えている。サッカーIQだけでなく、学力も高い。現在、進学校に通いながら文武両道をこなすインテリジェンスが岩武のウリである。知将の下、複雑なルールでのパス練習やミニゲームが続くなか、岩武は全てのメニューを難なくこなし、いち早くフィット。ボールコントロールや練習テーマの理解度という点では抜きん出ている。経験を積めば、大分の未来を背負う大きな可能性を感じさせてくれる選手だ。
いまや日本代表の常連となる西川周作(広島)や清武弘嗣(ニュルンベルク)らと同系統の『大分出身のアカデミー育ち』。品質と実績に定評のある『大分印』の選手が、また1人輩出された。
期待を背負う岩武の最近の悩みは、「春休みの課題が多いこと」なのだそうだ。
以上
※大分のリーグ戦最年少出場記録ベスト3
17歳 33日 為田大貴
17歳 75日 松原 健 (現新潟)
17歳179日 小手川宏基(現北九州)
2014.03.31 Reported by 柚野真也
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